子供と一緒に移住体験!|富山お試し移住サービス「ためスモ」体験レポート
「正直、富山のことってほとんど知らなかったというか…全く自分の中に存在がなかったんです…」と語る京都在住のIさん。
ところが、調理師の資格をもつIさんは「富山の食」に興味を持ち、調べるうちに富山を訪れてみたくなったそう。
Iさんが今年1月に利用したのは、富山での暮らしをイメージしながら滞在できる「ためスモ」のサービス。実際に暮らすことを想定して、小学校4年生の息子さんとともに富山を3泊4日で訪れました。
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◎具体的なリクエストを伝えて「ためスモ」を利用
ーー京都で普段はどんなお仕事をされていますか。
レストランやパン製造の経験を生かして、家事代行サービスを行っています。特に食に関しては興味があり、今回富山を訪れることに決めたのも「食」に魅力を感じたためです。
訪問前に富山のことを調べていると、「なんでもっと早く富山を訪れなかったんだろう!」と不思議に思うほど、富山に魅力を感じるようになりました。
ーー息子さんとお二人で「ためスモ」を利用された理由は?
移住を検討するなら、実際に子供にも富山を経験してほしかったし、暮らしをリアルにイメージできると思って。
事前に、息子がサッカーをしていること、教育についての情報が知りたいこと、食について興味があることを伝えて「ためスモ」を利用しました。
ーーIさんから具体的なリクエストをいただいたので、Iさんと息子さんのための特別なスケジュールを組むことができました。
縁もゆかりもない場所で、たった3日間で、これだけの人に会えて、これだけの情報を得られたのは本当によかったです。「ためスモ」を利用せずに個人で訪れていたら、これほど充実した時間は過ごせなかったと思います。
◎1日目:シロクマインのケイレンさんがお出迎え
ーー富山に到着して、まずは回転寿司に行かれたんですね。
息子に「何か食べようよ〜」とせがまれたので(笑)。豊富なネタがあって息子も大満足でした。
ーー移動にはシェアカーを利用されましたが、普段から運転はされますか。
たまに運転しますが、普段は主に自転車を利用しています。幸い、雪は溶けていたので、雪道の運転はせずに済みました。
ーー富山市岩瀬にある「SHIROKUMA INN(シロクマイン)」での宿泊はいかがでしたか。
カナダ出身の宿主・ケイレン・キースさんから熱烈な歓迎を受けました。ケイレンさんとは英語でのやりとりでしたが、親しみやすく、滞在中は私たちのことをよく気にかけてくださいました。息子も、ケイレンさんのお話を一生懸命理解しようと、その場の空気をよんで考えながら聞いていたのが印象的でした。
木材の温もりのあるシェアホテルでした。丁寧にリフォームされた様子から、ケイレンさんが楽しみながらお宿を作っていることが伝わってきました。
▶︎ためスモパートナー・ケイレン・キースさんのインタビューはこちら
ーー「SHIROKUMA INN」さんはB&B(=Bed & Breakfast)スタイルなんですよね。
はい。朝食でいただいたクランベリー&ブルーベリージャムのパンケーキが絶品でした。特別に、最終日にもう一度同じメニューを出していただくお心遣いにも感動。
夕飯は近くの居酒屋「いっかく」さんで寒鰤のカマ塩焼きやげんげのお吸い物をいただいたり、スーパーでお刺身を買って食べたり。息子がこんなにお刺身好きだったとは!とびっくりするほどたくさん食べていました。
ーー富山ならではのメニューを満喫されましたね。
◎2日目|地元スーパーに大興奮!
ーーIさん、富山でやってみたいことがあったそうですね。
はい。富山で新鮮なイワシをマリネにして持ち帰ろうと考えていました。
京都のスーパーのお魚って、正直鮮度に限界があるんです。イワシは煮付けにして食べることはあっても、生でいただくことは滅多にないので…。
ーー富山のスーパーはいかがでしたか?
京都も全国から良い食材が集まってくるのですが、一般的な小さいスーパーの鮮魚コーナーはそれほど広くなく、ラインナップもサワラやタラ、サーモンやサバなどが中心です。
ところが富山の鮮魚コーナーは広く、豊富なラインナップに驚きました。お刺身、昆布締め、塩辛、そしてマリネ用のイワシを50尾ほど購入しました。
また、昆布は高級品というイメージがあったんですが、昆布締めにふんだんに使われていて驚きました。
ーー富山は昆布の消費量が全国的に見てもかなり多いんですよね。富山の食文化を肌で感じていただけたようでよかったです。
ーー夜は、息子さんが富山市のサッカーチームの練習に参加されましたね。
はい。実際に移住するなら、習い事の情報も得ておきたいと思ってお願いしました。参加させていただいた「JOGANJI富山」は大変人気のサッカーチームで、自前のホームグランドをお持ちでした。
息子は、参加する前は「不安だ~」と言っていましたが、終わってみると「もっとみんなとサッカーしたい!」と、とてもいい表情をしていました。
ーー意外と子供たちの方が、新しい土地にすぐ馴染んでいくのかもしれませんね。
行き帰りはためスモスタッフの方に送迎していただきました。車中では、富山の災害について伺いました。富山には河川が多いので、防災が気になっていたんです。
地形をみながら、道路の冠水システムや雪の除雪の仕組みなども丁寧に教えてくださり、富山が安心して暮らせる場所だとわかりました。
◎3日目|富山の教育、高齢者支援施設について聞く
ーー3日目はインキュベーション施設「HATCH」で、県内の方々と交流されましたね。
二児の母であるヨガインストラクターの山村麻梨さん(ためスモパートナー)が、私たちのためにいろんな方を集めてくださいました。
移住者であり、料理研究家でもある山崎亮子さん、家事代行サービス「Kuraduce」を運営されている浮田美紀子さん、野菜ソムリエの田中美弥さん、そしてパーカッション演奏者であり、福祉のお仕事もされているヤマダベンさん。
富山の食についてだけでなく、富山市内の小学校や習い事、富山の家事代行サービスの現状など、地域に住む人にしかわからない情報を教えていただけたのがよかったです。また、ヤマダベンさんからは「富山型デイサービス」について教わりました。
ーー「富山型デイサービス」とは、子供もお年寄りも障害がある人もそうでない人も、身近な環境で一緒にデイサービスを受けられる場所のこと。富山から全国へ広がっていった新しい福祉の形なんですよね。
もし、私たち家族が移住する場合は、子供だけでなく高齢の両親も一緒に移住する可能性があります。介護施設について情報を得られたのは有意義でした。
▶︎ためスモパートナー・山村麻梨さんのインタビュー記事はこちら
ーー夜は、「SHIROKUMA INN」でゆっくり過ごされたそうですね。
ケイレンさんの奥さま・真理子さんが、富山市岩瀬の酒造「満寿泉」の大吟醸を持って部屋に誘いに来てくれました。
お酒を呑みながら地元のお話をたくさん聞きました。息子はケイレンさんと神経衰弱をして遊んでもらって。こういった交流があるのが、B&Bスタイルホテルのいいところですね。
◎4日目|ドライブ&涙のお別れ
ーー最終日はどのように過ごされましたか。
日本海側で最も大きい吊り橋である「新湊大橋」までドライブしました。冠雪した立山連峰を見ることができ感動しました。
そして「海王丸パーク」で船の見学。息子がイキイキとしており、こちらも嬉しくなりました。
ーー「海王丸」は商船学校の練習船として誕生した帆船で、「海の貴婦人」と称されるくらい、その美しさが人気です。
最後に、3泊4日の富山暮らしの感想を教えてください。
移住の検討度が20から80くらいに上がりました。
帰宅後は、富山での暮らしをもっとリアルに知るために、光熱費や自動車の維持管理にかかるお金などを調べました。結局、日本中どこに住んでもそれほど大きく生活費は変わらないんだろうな、というのが調べてみての結論です。でも、そうならば出来るだけ「幸福度」の高くなる場所に住みたいと思います。私にとって、その候補が富山県になりました。
ーーそう言っていただけて嬉しいです。
今回の富山の滞在を通じて、たくさんの富山の方々と繋がることができました。地域の人と交流してから移住先を決定することの大切さを実感しました。
個人で滞在プランを立てると、短時間で地域の方と交流するのは難しいので、「ためスモ」のようなサービスを利用する利点は大きいと思います。
次は、夏の富山でキャンプをしたいと思っています。そして、今回はお魚メインの旅だったので、県内産のお肉についても知りたいです!
ーーまた、Iさんだけのプランをご用意してお待ちしております。
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富山の「食」の豊かさに感動し、作り手とも交流されたIさん親子。
息子さんに、富山の感想をお伺いすると「刺身が美味しかった!サッカーが楽しかった!!」と嬉しいお言葉をいただきました。
家族での移住を検討されているなら、是非ご家族で「お試し移住」しに来てください。それぞれのご家族にぴったりのプランをご用意して、お待ちしております!
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