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「Priority」というタグ
「大きなスーツケース3つ」「機内用スーツケース2つ」「カバン」「PC一式バッグ」、くわえて往復は「大きなダンボール箱3つ」を輸入扱いで海外発送した。もちろん大額である税金も払った。
帰りにダンボールを送らなくてもいいように、ミラノの友は真剣に頭をひねって考えてくれた。そんなこともあり大きな土鍋を「優先的」に買ってくださり、作品の売れ行きを毎日メールや電話で何人もの人が問い合わせてきてくれた。師匠
§9 夢はシャボン玉のなかに #旅する土鍋 vol.3
師匠との合同展を終えた。
通常ものごとは、終えたあとも夢だったのではないかと正夢の残り香をうっとり味わうものだが、とうとう帰り支度をしなければならない。
夢をまあるい透明なシャボン玉のなかに。
うっとりどころか、作品を厳重梱包しているあいだ、ときに鼻水が止まらなかった。涙をコルクの蓋でギュッとしめれば鼻水が出る。
土鍋とココットを師匠の工房で扱っていただくことになった。師の作品のなかに混ざる
§8 行ったり来たりの人生となきむし #旅する土鍋 vol.3
ひやぁ、第二の故郷での生活はこの人生のなかで幾度もくりかえされてきたわけだが、今回はなぜなにどうして「行ったり来たりの人生」を腕をくんで椅子にすわって考えている。人の生き様が沁みて沁みてたまらない。
人の生涯を半ば以上知り、ともに思い出のアルバムをつくってきた師匠やその周囲の人たち。そしてお世話になっている友人たち。人が生きていて、こうして再会して、つみきを共に重ねていけていることがどんなに貴重
§7 和の風 #旅する土鍋 vol.3
ここ師匠宅の居候では、家族に時おり和食をつくることでフェアということにしてもらっている。なんたる贅沢か。
しかも寝床のすぐ横で版画制作もさせてもらっている。トラムで20分の場所にある窯つき工房の留守番と制作でフェアにしてもらっている。なんたる贅沢か。
今夜は2回目の和食パーティ。旅する大土鍋で炊くご飯にはまちがえがない。イタリア産のお米でも充分おいしい。和の風とは、そよぐ笑い声としょうゆの香り