見出し画像

【石垣島プチ移住2024】day25. やいま村・シオマネキ

石垣島プチ移住25日目。

3月31日(日) 曇りのち雨 28℃/23℃
月が見える
離島ターミナル方面には怪しい雲

3月最終日。
すっかり蒸し暑くなり、ベランダに出るとじっとり汗ばむような夏の気温になりました。

Today's島バナナ

朝ごはんに島バナナを1つ。


▶︎石垣やいま村へ

今日は石垣やいま村へ向かいます。
沖縄及び八重山諸島の歴史文化や、動物との触れ合い、ものづくり体験などができる施設です。

正直そんなに興味がなかったやいま村。
リスザルと触れ合える施設があるということで、やいま村について調べるとリスザルの写真ばかり出てくる。公式もリスザル推し推し。

私は小動物がちょっと苦手でして(死なせそうで怖いからと言うゴリラ的な理由)触れあい体験系の施設は行かなくて良いな〜と思ってました。
ところがどっこい、やいま村は名蔵アンパルというラムサール条約にも登録されているマングローブ湿地に隣接していて、なんと遊歩道からマングローブ観察ができるそうです。

石垣やいま村のマングローブ散策は、散策路の一部がウッドデッキになっているため、足元を汚さず、自然環境を傷つけることなくマングローブを観察することができます。
汽水域で独特の進化を遂げた植物や、片方のハサミが大きなシオマネキ類、水の上を飛び跳ねるミナミトビハゼなどにも会えるかもしれません。

やいま村のみどころ
公式サイト引用

シオマネキというカニが見たくてマングローブ探索は前からやりたいと思っていたのですが、個人だとなかなかハードルが高くてツアーに申し込むかどうしようか悩んでたところ。生き物なのでツアーで観れるかも分からないし。
やいま村はウッドデッキになっているというのがポイント高くて長靴みたいな重装備しなくても気軽に観察できる。
それは行くでしょう。

ということで、バスターミナルから川平リゾート線のバスに乗ってやいま村へ。

バス停の目の前が入り口になっていて、ここから受付まで徒歩5分くらい。モデル体型のシーサーが鎮座する道を抜けて進みます。

左の子、くびれがすごい
右の子、二の腕の筋肉隆々
石垣やいま村 9:00-17:00
大人 1,200円 小人 600円

入村料は大人1200円ですが、アソビューでちょっとお安く購入できました◎

ちなみにこちらはパーキングエリアも兼ねているようで、併設されているお土産屋さんやレストランは入村料を払わなくても利用できるエリアになります。
ドライブついでに寄っても良さそう。


▶︎ハルサーヤー/シートーヤー

いざ入村。

サンダンカ
オオベニゴウカン

南国の植物が溢れる村内。
復元家屋も5棟ほど展示されていました。

歴史ある琉球時代の建物や、生活様式を見て回ることができます。めちゃくちゃ私の好きなやつじゃん…。
リスザルのイメージが先行しすぎてたので全然下調べしてなかったから知らなかったんだけど、つまるところやいま村は石垣島版の東京たてもの園(または北海道開拓の村)ってことね。

帰りのバスの時間の関係で2時間ほどしか滞在できないので、マングローブを早めに回れたらまた復元家屋の展示スペースに戻ってこよう。

中には小さなカフェもあって、売店で購入したジュースやかき氷を解放されている家屋に座っていただくことができます。

月桃茶屋
黒糖のカキ氷食べたい


▶︎水牛/カンムリワシ

やいま村にはリスザル以外の動物もいます。
水牛のたろうさん。

おじいちゃん水牛なのだそう。
なかなかコワモテフェイス。

個体によって顔やツノの形が全然違うんですね。
たろうさんはツノが小さいけど、私は竹富島で出会ったあの神々しい水牛が忘れられないです。恋。

そしてカンムリワシのよんなーさん。

カンムリワシは日本では主に石垣島や西表島に生息する国の特別天然記念物です。

カンムリワシ、どこかで遭遇できないかなと期待していたけどここで見ることができたとは。

スンとしてる
横顔がとても格好良い

この子は交通事故が原因で翼を骨折して飛ぶことができなくなったため、終生飼養個体としてやいま村で飼育されているそうです。
石垣島や八重山諸島では野生動物の飛び出しが多いため注意喚起するポスターも貼ってありました。

自転車おじいは野生動物と同列の扱い


▶︎マングローブ散策

1番楽しみにしていたマングローブ散策。

たくさんの生き物が訪れる名蔵アンパル

散策道はこんな感じのウッドデッキになっていて、足元を覗き込んで生き物を観察することができます。

マングローブの林
とても良い景色

どこに何の生き物がいるかもざっくり案内してくれています。
シオマネキゾーンへ一直線。

トビハゼは山ほどいるのですが、なかなかカニが見つからない。足元を覗き込んでいるとタコさんウィンナーみたいな赤いものがいっぱい落ちてた。

オヒルギの花
こればはタコさんウインナーのミイラ

カニは居ませんかね?
しばらく立ち止まって見ていると…

ん?
ん??
いたー!!

シオマネキいたー!
大きな片腕が特徴のカニ、シオマネキ。

よく見たらいっぱい出てきた。

カニたちは足音に敏感みたいで、人間がウッドデッキをドタドタ歩いてるとびっくりして穴に隠れてしまうようです。
そして静かにじっとしていると、そーっと穴から出てきます。なんて愛おしい…。

私がなんでシオマネキが好きなのかと言うと、小学生の頃に夏になると「しおまねきのサンバ」という合唱曲を毎年歌わさせられてたんです。

この合唱曲らしからぬマイナートーンの曲がめちゃくちゃツボで、サンバなのに全然サンバ調じゃない。
ちょっと哀愁ある感じが強烈に記憶に残ってるのですが、この曲名のシオマネキってなんやねんってところからこのカニに繋がります。

片手の大きなカニが、求愛行動(ウェービング)でハサミを振る様子が波を呼んで手招きしているようなのでシオマネキ(潮招き)という名前になのだそう。それを知ってなんてお洒落でセンスのいい名前なんだろうと。
一歩間違えばスベスベマンジュウガニみたいな名前にされてたかもしれないのに(昨日白保海岸で見たヒトデはウフデフリクモヒトデだった)

オキナワハクセンシオマネキ

動画載せれないのが残念ですが、この子たちがウェービングしてる様子をばっちり見ることができました。しおまねきのサンバや〜。
ちなみにどこにもメスっぽい個体はいなかったので…もしかして、ワタシ!?
カニに求愛されてしまった…モテて困る。

感激していると、なんだか赤い生き物がチラり。

赤いカニがいる。

名蔵アンパルにはシオマネキが2種類居てさっきの子たちはハクセンシオマネキ。このハサミだけチラ見せしてるシャイな子はベニシオマネキみたいです。

ものすごく鮮やかで綺麗な赤色をしてるんだけど、警戒心がめちゃくちゃ強くて少しでも動くと一瞬で穴に隠れてしまう。
しばらく座り込んで格闘したけど、何度も他の観光客に邪魔されて(何も居ないよー!?って大きい声で叫ばれたりして、そらカニも隠れるわ)もう限界だったので他のエリアも散歩してくることに。

カンムリワシが訪れることもあるそう

ジャングル探検してる感あってとても楽しい。
ぐるっと一周して戻ってると、ベニシオマネキがいっぱいいる場所を発見!

びっくりさせないように、そーっと近づく。

そーっと、

そーーーっと、

赤色でツヤツヤした甲羅
めちゃくちゃかわいい

そー…あっ。

油断すると一瞬で隠れちゃう。

俊敏すぎて弟子入りしたい。そしてさも当然のようにずっとミナミトビハゼが写り込んでいました。
こいつは全然逃げないです。

八重山地方の方言でトントンミーって言うらしい
かわいい

結局このマングローブエリアで1時間半ほどシオマネキと格闘してまして、帰りのバスの時間になったので戻ります。全然時間が足りなかった!
私はカニ見るためだけで1日居れる。

駐車場エリアにはベンチと展望台もあったりして、売店で購入したアイスなんかをここで食べたりしても楽しそう。

きうっすら海が見える

入口にいるシーサーの右の子、よく見たら頭に葉っぱ生えてるし愛嬌ある顔しててめちゃくちゃ可愛いじゃん。

チクワ大好き獅子丸くん
満ち潮の名蔵アンパル


▶︎バニラデリ

離島ターミナルまで戻りまして、遅めのランチにバニラデリへ。

※これはお天気が良い日に撮った写真

石垣島で1番美味しいまで言わしめるハンバーガー屋さん。ずっと来たかったんだここ〜!

お店の外観も可愛いですが、店内もレトロな80sアメリカンな感じで流れてる曲もめちゃくちゃ良い。

わかる、ビーグル犬しか勝たん。

1番人気のアボカドわさびソースを注文。
ドリンクセットとサラダセット、サラダとポテトセットがあるのですが、そんなにお腹空いてなかったので単品で。

アボカドわさびバーガー 1,196円
店名を冠したバニララテ 442円

小さく見えるけど結構ボリュームあります!
かぶりつくと、じゅわっと肉汁が溢れる石垣牛のパティ。ハンバーガーには珍しい全粒粉のバンズに、甘辛い和風のソースが染みてアボカドとのバランスも良い◎
めちゃくちゃ美味しくて、後に禁断症状を起こして3回通うこととなります笑

バニララテも美味しかった

わー、美味しかった!
満たされて帰りました。

そんな感じで長い3月が終わって4月へ突入します。

26日目に続く。

-- -- back number-- --


この記事が参加している募集

アウトドアをたのしむ

海であそぶ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?