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【一人旅】鎌倉殿の13人が好きすぎる①いざ大河ドラマ館

現在、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を楽しみに生きています。
脚本を担当しているのは敬愛する三谷幸喜氏。

これがとにかく面白くて。

難しい題材だけど、歴史初心者が見ても引き込まれるような話の流れ。
綿密に組み込まれる伏線。
イヤなやつだけど嫌いになれないユーモラスな登場人物に、思わず涙がこぼれるような切ないシーンからコメディへの急展開(逆もまた然り)

などなど、
泣いて笑ってと振り回されっぱなしで忙しい。

具体的なあらすじは上手く説明できないのでぜひ見てください!
とにかく面白いんです!
(年末に一挙放送しないか期待)

そしてタイトルの通り、ドラマの舞台は現在の神奈川県鎌倉。
鶴岡八幡宮の境内の中にはドラマの撮影に使用した小道具や衣裳、ジオラマなどが展示されている大河ドラマ館があります。

これは行かなきゃ。

実は先日鎌倉へ遊びに行ったのですが、土日でそこそこ混んでる。
大河ドラマ館もなかなか混んでたので入るの諦めた。

せっかく行くならじっくり見たかったのと、御家人ゆかりの地もめぐりもしたい。
というわけで、思い切って平日に有給を取って「殿活」しに行ってきました。

▶︎AM9:00 鎌倉駅到着

オタクの朝は早い。

ちょっと寝坊して朝9時に鎌倉駅到着。
せっかくの有給なので本当はどこかで優雅にモーニングしたかったのですが、9:30の朝イチ回で大河ドラマ館のチケットを予約していたのでそのまま鶴岡八幡宮へ。

鶴岡八幡宮から由比ヶ浜へまっすぐ伸びる参道。
すっかり秋めいて気持ちがいい天気。

5分ほど歩いて鶴岡八幡宮に到着。

▶︎鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム

鶴岡八幡宮の境内に入って左手側。
平家池のほとりに鶴岡ミュージアムはあります。

通常は鎌倉にゆかりのある文化財などの展示をしているようなので、大河ドラマ関連の展示が終わってもまた来たいところ。

▶︎いざ、入館

入り口の階段には大きなメインビジュアル。

入り口でパンフレットがいただけます。

大河ドラマ館パンフレット
PR担当 北条さん(…北条さん?)

パンフレットがあると鎌倉国宝館文化交流館にも無料入場できるのでめっちゃお得!
国宝館も鶴岡八幡宮の境内にあり、現在だと北条氏展が行われていて北条氏ゆかりのかなり重要文化財が展示されています。

しかし、タイミング悪く鎌倉国宝館は展示品入れ替え中で休館でした。
また出直すか…

館内案内図

①ドラマ紹介
入り口ではキャストの皆さんのサイネージパネルやインタビューが展示されています。
北条ファミリーのみなさんがお出迎え。

戻りたい、この頃に…

②ジオラマ
大倉御所の撮影ジオラマセット。
撮影禁止でしたが、細かく説明の映像が入っていて見応えあったのでかなりおすすめ!
「この人たちは普段どこにいるの?」「このシーンはこの場所なのね!」といったドラマ内の人物たちの位置関係など、さりげない疑問が解消できます。
ジオラマの中には小さい義時たちも居るので、実質鎌倉版シルバニアファミリー。
ちょっと欲しい。

③大型造作
鎌倉殿になりきって撮影できるフォトスポット。
一人で来たので遠慮しました。
座りたかった…

④衣裳、小道具展示
これを一番楽しみにして来ている人も多いはず!

私も学生の頃に舞台衣装を勉強していた時期があり、製作にも少し携わったことがあるので目をギンギンにして見てきました。

メインキャストの皆様。

なんと小栗旬さん演じる主人公、北条義時(小四郎)は出陣中のため不在。

残念。
なんとかの乱とかを撮影してるのかな。
シーズン2の撮影してたら嬉しいなという妄想。

大泉洋さん演じる源頼朝。
富士の巻き狩りのお衣裳。

狩りをするときの衣裳なのですが、これはさすが鎌倉殿。
めちゃくちゃ豪華なお衣裳で格好良かった。

縫製しづらそうな厚みのある素材なのにめちゃくちゃ綺麗に作られていて感動
そして紺×金配色の柄がとても好み
アザラシの毛皮
当時はどうやって手に入れてたんだろう

小池栄子さん演じる北条政子のお衣裳。
この青い衣裳大好きだったので見れて嬉しい!

豪華絢爛。
鳳凰の柄が美しい。
政子の芯の強さと清廉さが伝わってくる。

俺たちの泰時こと、坂口健太郎さん演じる北条泰時。
義時と八重さん(新垣結衣さん)の息子役です。

爽やかな若草色で泰時のピュアが伝わってくる。
昔は義時がこんな色のお着物を着てたのに…
今は真っ黒になってしまって(涙)

お衣裳だけじゃなく、鎧も展示されています。

とにかく細かい。
汚しやほつれ加工もリアル。
今の技術で作るのも大変なのに、800年も前の人たちはどうやって作ってたんだろう?
しかも戦で着るわけなので、戦う人数分必要と言うことはそれなりの数がいるはず。

日本の時代劇だけでなく、海外でも昔の人たちってかなり上等なドレスやらコートやら甲冑やら着てますよね。
現代は現代だとして、当時はどうやって作ってたんだろう?
お抱えの職人さんが居たんでしょうけど、職人作業はもちろん制作にかかる歳月や、費用などはどれくらいだったのかすごく興味がある。

そして最推しの畠山殿。

中川大志さん演じる、畠山重忠。
武士の鑑。

奥さんのちえちゃんに「行って参る」と伝えるシーンの写真パネル。
これ見ただけでたいぶ泣ける。

落ち着いた紺色のお衣裳。
衣装だけ見ても武士の鑑だと言うことがわかります。

間違いなく武士の鑑
どこから見ても武士の鑑

畠山の乱で着用していた兜。
ずっしりと重たそう。
ドラマでは途中で投げ捨てて、義時と一騎討ちへ。

うぅ…。
おもわず畠山の乱の回を思い出して胸いっぱい。

衣装の他には小道具も飾ってあります。

これは和田義盛が「巴御前を捕まえたよー!」ということを源頼朝に伝えるために書いた手紙。
字が汚いけど絵がかわいい。

出口らへんに菅田将暉さん演じる源義経パネル。

義経退場の回であんなに泣いたのに、パネル見て「おお!?おったんか!」となった。
もはや源平合戦してた頃が懐かしい…

⑤体感展示
すみません、スルーしました

⑥4Kシアター
ミニシアターで、上映コンテンツが曜日で変わります。
めちゃくちゃ良い話が聞けるのでとてもおすすめ!

私は木曜日に行ったので所作指導や撮影部の話が聞けました。

鎌倉殿の13人の撮影に使用しているカメラのレンズは、特定の距離を綺麗に撮ることに特化しているのでズーム機能は使っていないそうです。
そのため、撮影対象の距離に合わせて毎回レンズを変えながら撮影しているという話。
鎌倉殿の13人の映像って、綺麗なだけじゃなくて「見やすい」んですよね。集中してドラマを見ることが出来るのは、この綺麗な映像のお陰でもある。
その見やすさの裏にはこんな工夫と努力があったのかと納得でした。

所作指導も、マナーというわけではないけど日常の中での動きをどうやったら美しく見えるかを指導される先生の話で面白かったです。

「鎌倉を駆け抜けた女たち」もぜひ見たい。
曜日を考えて見に行きたいけど、選べないくらい全部見たい。

⑦相関図
相関図と、歴史年表(ネタバレあり)のパネル展示。

今このへん!
毎週このシールを貼り直す仕事がしたい

見に行った時は和田合戦の直前でした。
先週の日曜日の放送では1219年、雪の降る鶴岡八幡宮の真っ只中。

⑧サイン色紙
出演俳優の方々のサイン色紙がずらりと並んでいるほか、この部屋にも舞台セットに関する映像が流れています。

大河ドラマ館の中で一番見応えあったのは、ミニシアターだったりさりげなく流れている舞台裏に関する映像でした。
お衣裳は撮影可能なのでこうして記事に載せたりSNSにアップしたりで見れますが、ミニシアターなどの映像は全部撮影禁止です!(DVD化希望)

これは大河ドラマ館に行かないと見れないのでぜひ足を運んでみてください。壮大なドラマの裏側に関わる人たちの、めちゃくちゃ面白い話が聞けます。


▶︎何度でも行きたくなるリニューアル

ちなみに大河ドラマ館は1月9日までですが、11月19日に展示がプチリニューアルしたそうです。

富士の巻狩りで大活躍した泰時の「私の鹿」も入荷(?)してるとのこと。

きっと鎌倉は今頃紅葉真っ只中じゃないでしょうか。
国宝館もまだ行けていないので、残り少ない期間ですがもう一度行ってこようと思います。

②に続く


---------11/28追記---------
今日の注目記事に選んでいただきました!
たくさんのスキありがとうございます🙌

---------12/14追記---------

note公式の「今週のおすすめnote5選!」にピックアップしていただきました🙌

感無量です…!そしてたくさんの鎌倉殿愛に溢れていて幸せです♡
喜びを噛み締めながら、じっくりとコメント読ませていただきますね😢

---------12/20追記---------
note編集部さんの「プレイバック!2022年のカルチャートレンドをみんなの感想・考察noteで振り返る【トレンドごと50選】」にピックアップしていただけました。
思わず、こんなこともあったなぁ…としみじみしてしまいます(しみじみするでない)

ゴールデンカムイが最終回したのってまだ今年だったんですね。
なぜか遠い昔のことのように感じます…

先週に引き続きたくさんのスキをありがとうございました♡
私はまだまだ最終回の余韻にしたっております。

総集編の放送も決まりましたので、まだまだ楽しみましょう🙌


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