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関西のソルジャーとガンバ大阪サポーターの掛け持ちhttp://tamurayu.wor…

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関西のソルジャーとガンバ大阪サポーターの掛け持ちhttp://tamurayu.wordpress.com/

最近の記事

育休の振り返り(4)

さて,一応この記事が育休の振り返りの最後の記事となります。とはいっても,これは育休の経験それ自体を振り返るというよりも,育休を取った結果考えたことを書く,ということになろうかと思います。 過去の3つの記事はこちら。 名畑目さんの記事の中で引用されていたnote記事私と同業者である名畑目さんの記事の中で,下記のnote記事が引用されていました。男性の育休について調べていて実際に読んだ,ということだけが書かれているので,名畑目さん自身はこの記事に対してなにか特に述べているわけ

    • 育休の振り返り(3)

      育休の振り返り記事の第三弾です。過去の2つの記事はこちら。 今回はおもに金銭面について書きます。 給付金と独自の手当私の勤務先では,育休中に配偶者の収入がない場合に,本俸月額の 3 割相当額が支給される「子育て支援手当」という制度があります。私は妻も産休・育休で無給状態ですので,この制度を利用しました。この制度を利用することで,国から支給される育児休業給付金の額が減額調整されることになります。理由は,「子育て支援手当」が実質的に勤務先から給与を支払われているのと同じ扱いに

      • 育休の振り返り(2)

        育休の振り返り記事の第二弾です。第一弾はこちら。 育休中のシフト制うちは,夜勤交代制という仕組みで回していました。よく,「夜勤中に子どもが泣いても夫は起きずに寝ている」という女性の愚痴みたいなの見聞きしますよね。私の妻は,「辛いことを二人で共有するのではなくて,どうしたら二人が辛いことをせずにすむかを考えよう」というスタンスの人です。そこで,夜勤を一緒にするのではなく,夜勤は一人でする(寝室は分ける),もう一人は睡眠を十分確保して朝に家事と育児を担当する,というような役割分

        • 育休の振り返り(1)

          下記の記事で書いたように,5月に子どもが生まれて育休をとりました。育休をとってみて感じたことや考えたことなんかをつらつらと書いてみようと思います。 1万字を超えたので,分割して投稿します。この記事では,次のようなことを書きます。 育休はとって本当によかったいやこれにつきますね。自分がもしフルタイムで仕事をしていたらとか,育休が1週間とかで妻が1人で様々なことをその後していかないといけないとしたら(大学教員は働き方が一般企業勤めの方よりもフレキシブルな側面があるとはいえ),

        育休の振り返り(4)

          育休を取ると決めたこと

          はじめにこの記事のほとんどの部分は,育休を本格的に考えだした2023年の秋から冬にかけて書いています。子どもが生まれて実際に育休がスタートした後に改めて加筆修正をして,ここに公開します。まだ育休がスタートして1週間ほどなので,育休を取ってどうだったか,という振り返りではなく,育休を取ると決めたこと,についての記事です。育休の体験談はまた改めて書ければと思います。 育休を考えるきっかけのようなもの妻の妊娠が発覚したときから,いや,妊活をはじめたときから,もっといえば,そのずっ

          育休を取ると決めたこと

          子どもが産まれました

          5月13日16時56分。息子爆誕。 妻の頑張りに敬意と感謝しかないです。自然と涙が溢れてきて,感情が爆発するっていうか,魂が揺さぶられるっていうか、こんな感情に今までなったことがないっていうくらいで。 助産師さんが4人と先生1人の5人のチームプレーがすごくて,動画とか写真とかは指示通りに動いたら良かっただけでした。 朝9:30くらいに妻に急いで来てほしいと言われて産院に着いてからは,陣痛はきてたんですが,それもお昼過ぎにはいったん落ち着いて,どうなるかなというところで内

          子どもが産まれました

          斉藤 倫 著 『ポエトリー・ドッグス』

          以前,ポリタスTVの『石井千湖の沈思読考 #8』(※この回は現在は有料会員でないと見れません)で石井千湖さんが紹介されていて知った本です。 先日用事があって梅田に行ったのですが,結局手持ち無沙汰で帰ることになってしまうということがありました。せっかく梅田まで出たのだから,何かして帰ろうと思った際に,本屋さんで本を買おうということを思い立ちました。ポリタスTVを毎日見ている(というか聞いている?)私としては,石井千湖さんが本を紹介するこの企画は開始当初から結構好きだったんです

          斉藤 倫 著 『ポエトリー・ドッグス』

          2022シーズンに観戦したG大阪の試合

          2022シーズンに観戦したG大阪の試合をまとめて,印象に残っていることを振り返る記事です。今までWordPressのブログに書いていたのですが,noteに書いていくようにしようと思います。 過去の記事の一覧はこちら↓ 2021シーズンに観戦したG大阪の試合 2020シーズンに観戦したG大阪の試合 2019シーズンに観戦したG大阪の試合 リーグ戦2/19 vs. 鹿島(Home)● 1-3 3/6 vs. 川崎(Home)△ 2-2 3/19 vs. 福岡(Home

          2022シーズンに観戦したG大阪の試合

          人生は何がどこでつながるかわからないなって話

          住宅購入のために今色々と情報収集をしたり色んなところに行ったりしているんですけど,その際に,自分の過去の経験がめちゃくちゃ役に立っているなという話。 私は2020年にコロナ禍になってから,健康のために自宅周辺や勤務先周辺をランニングしたり,ときにはランニングで通勤したり,あるいは自転車通勤したりし始めました。ランニングは特にコースとかを決めているわけでもなく,自分の知らない道をあてもなく走って,なんとなくぐるっと回って帰ってくるみたいな感じでやっていました。今の住居に引っ越

          人生は何がどこでつながるかわからないなって話

          ガンバ大阪の奥野耕平選手のデータを見てみる

          はじめにガンバ大阪に奥野耕平という選手がいます。まだ若いですが,それなりに出場機会を得ています。ただし,掲示板では頻繁に批判的な言及をされています。彼に対して「もー!!」って思うこともあることはありますが,サポーターの批判するほどダメな選手じゃないのでは?と思ったので,データで見てみようということです。ちなみに,私と同じように,「本当に使えないのか?」と思ってnote記事を書いている方はすでにいるようです。 奥野選手の個人データ以下,データはすべてFootball LABの

          ガンバ大阪の奥野耕平選手のデータを見てみる

          キム・ヨンス著 『波が海のさだめなら』

          同僚の松岡雄太先生が翻訳なさった小説。献本いただいて,時間がかかってしまったのですが,読んだのでネタバレにならないように感想を。 物語の積み重ね。知識が積み重なるのではなく,ぼんやりとした物語の断片が心に蓄積されていく感覚。心が豊かになるっていうのはそういうことなのかもしれない。 アイデンティティ探しの旅。自分は何者なのかとか自分が何で構成されているのか,そういうことはどんな年代でも人生で何度か通る道だと思う。そういうことを考えたことがある人,または今まさにそういう自分の

          キム・ヨンス著 『波が海のさだめなら』

          「好き」の裏側

          昔から,「好き好き」って来られるよりも,自分から「好き好き」っていきたいタイプ。今までの恋愛も自分からそうやってアプローチするほうが圧倒的に多くて,ああこの人いいなぁと思ったらすぐに好きです付き合ってくださいと言ってしまうタイプ。 そうはいっても,それでは振られてしまうことのほうが多かった。自分から告白して付き合っても,自分が冷めてしまうこともよくあった。相手の気持ちが自分の気持を上回りすぎてしまうような。恋愛ってなかなかうまくいかないなぁなんて思いながら10代と20代を過

          「好き」の裏側

          食事のコストとルーティンの話

          なんとなくいつもとは違う文体で。何を食べるのかを考えることにすごくコストがかかっていたということが最近わかってきたというお話。 今は職場に行く日は前もって2食とも作り置きしておいたものを食べるようになった。昼はスープジャーオートミール。夜はお弁当。水曜は授業がない会議日で、ここ数年は基本的に自宅から会議に出られる。よって1週間のことは考えずにとりあえず月火のことだけ考えて、日曜にスープとおかず数品を作っておく。そして月曜と火曜は昼にオートミール、夜はお弁当と2日連続全く同じ

          食事のコストとルーティンの話

          挫折と自分を受け入れることのスパイラル

          2週間に1度カウンセラーさんに会って話をしているのですが,どんな話をしましょうかと聞かれて,毎回同じような話をしてしまっている気がするので,事前に考えをまとめておこうと思って,ふと考えたことを文章にまとめてみます。 根拠のない自信を持って粋がって,壁にぶち当たって自分に自信をなくして,それを受け入れて,そのプロセスで自分が自分のことを好きでいられる場所を探してきた,そんなような人生を今まで生きてきたなと振り返って思う,そんな話です。 サッカー少年・バスケ小僧の時代 私は

          挫折と自分を受け入れることのスパイラル

          家に人が来た話

          春が来たと思ったらまた寒くなったりして,服のチョイスも難しいですね。自転車でいつも通る公園は梅がきれいに咲いていて,止まって写真を撮ろうと想うのだけれど,なんだかわざわざ止まるのが気恥ずかしい感じがして,ゆっくりスピードを落とすだけで,楽しそうに梅林でピクニックみたいなことしている人たちを横目に通り過ぎるだけです。桜もそろそろ咲くのかなと思ってましたけど,寒さでそれも遠のいてしまったのかもしれません。 先日,来客を自宅でもてなすということをしました。自分の友人が家に来るとい

          家に人が来た話

          同じ4年間と違う4年間と次の4年間

          使い方としてこれが適切なのかどうかはわからないのですが,プライベートなことはnoteの記事に書いていこうと決めました。ということで,プライベートな話です。 今からちょうど4年くらい前の2018年の2月に大阪に引越してきました。つまり,大阪に引越してきてから4年が経ったということになります。この4年間という時間が,自分にとってなんとなく思い入れを感じるのは,私は2014年から4年間名古屋大学の博士課程に在籍していたからです。つまり,名古屋で過ごした時間と同じ時間を大阪でも過ご

          同じ4年間と違う4年間と次の4年間