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子どもが産まれました

tam

5月13日16時56分。息子爆誕。

妻の頑張りに敬意と感謝しかないです。自然と涙が溢れてきて，感情が爆発するっていうか，魂が揺さぶられるっていうか、こんな感情に今までなったことがないっていうくらいで。

助産師さんが4人と先生1人の5人のチームプレーがすごくて，動画とか写真とかは指示通りに動いたら良かっただけでした。

朝9:30くらいに妻に急いで来てほしいと言われて産院に着いてからは，陣痛はきてたんですが，それもお昼過ぎにはいったん落ち着いて，どうなるかなというところで内診のたびに外に出るんですが16:30くらいかな？に外に出たときに，今回は待たされるの長いな〜と思ってストレッチしてたら呼ばれて，中に入ったらお産の本番の本番の準備がされていて，「つ，ついに！」という気持ちになりました。

その前の段階で赤ちゃんが降りてきてはいたので，そこからは波に合わせていきむというプロセスを何回かして，それでも感覚がちょっと長かったので吸引もちょっとして，もう頭見えてますよ〜から数回で出てきました。

うちは去年の1月くらいから妊活をはじめたんです。私も検査して，精子所見がよくなかったので，下着を変えて，サプリを飲んでとかもしました。体外受精の2回目で妊娠になったんですが，名古屋に出張してるときに妻が採卵後の痛みで救急車で運ばれて慌てて大阪に帰ったこともありました。もっと大変な経験してる方々もたくさんいるとは思いますが，そういうプロセスを経て，妊娠してからも妻のサポートをできる限りして，私も仕事の面でも4月からは職場の方々にたくさんのサポートをもらって，今日無事，出産に立ち会うことができました。

妻が産休に入ってからは，妻と二人の時間をゆっくり過ごしながら，まだかなと待つ，それも幸せな時間でした。昨日の午後から妻が入院して，昨晩は久しぶりに一人で過ごしたんですが，二人で一緒に楽しく料理をして食事をするのが本当に幸せな時間だったんだなって思うくらい，虚無みたいな感じで，ホットクックでスペアリブカレーとか作っていました笑

私は，自分の誕生日を祝われるの，おとなになってから苦手になっちゃったんですよね。別に自分は何もしてないし，特別なことは何もないのにみたいな。妻に誕生日を祝ってもらったときにも，うまく喜べなくて無愛想になってしまって喧嘩したこともありました。でも，自分の子どもが産まれて，そのことを自分の家族も，妻の家族も，妻の友達も私の友達もみんな気にしてくれて。産まれたときにはたくさんの人がおめでとうっていうメッセージをくれました。

妊娠中も，気がかりなことって特に最初の方はたくさんあるんですよね。本当にちゃんと育ってるんだろうかとか。出生前診断の結果を聞きに行くときも，かなり緊張したのを覚えています。胎動がわかるようになってからも，胎動があまりないかもしれないと妻が言ったら二人で不安になりますし，検診のたびに，ちょっと小さいかなとか，本当に些細なことで不安な気持ちになることはたくさんありました。それでも，お腹の中で赤ちゃんが元気に育っていることを願って，信じて，無事に産まれてきてくれたら，って，それだけを思って今日を迎えました。

産まれてからも，これから，熱を出したり，体調不良になったりしたらきっとものすごく不安になるんだと思います。大丈夫かなって。健康が一番大事だって年を重ねるごとにそういうの，わかってきてたと思うんですけど，こうやって子どもができると，そのことがどれだけ大事で，生きていてくれたらそれでもう十分だっていう気持ちがもっともっと強くなりました。それって，誰しもがそうやって誰かに思われてるんですよね。

そうやって考えたら，この年まで，特に大きな病気や怪我などなく（椎間板ヘルニアで歩けなくなって入院したこと2回あるんですけど）生きてこれて，アメリカに留学して，日本に帰ってきて教採に落ちて涙が枯れるほど泣いて，そこから名古屋に行って博士号をとって，学振とって，就職して，結婚して，離婚もしてメンタルもバッキバキに折られたりもしたけど，友達や同僚の先生たちに支えられて，再婚して，子どもができて，今もこうやって，幸せな毎日を過ごせていることそれ自体が，自分てよくやってるじゃん，て。もうちょっと自分に優しくなって，自分が今生きてることに少しだけでも胸を張って，1年，1年と年を重ねているっていうその事実に喜んでいいんじゃないかって思えるようになりました。

自分が子どもの誕生日をどうやって迎えるかって考えたら，また無事に誕生日を迎えられてよかったねって毎年毎年思うと思うんですよね。いくつになっても。

人が生きるっていうのはそれくらい尊いことなんだって。人が産まれるっていうのはこんなにも自分以外の誰かの感情を動かす，それだけ素晴らしいことなんだよなって。

これから，大変なこともたくさんあると思うし，自分の思ってないようなことも起こると思うけど，それでも，いろんな人に支えられながら，一日一日を家族みんなで大事に生きていこうって思いました。

この記事を読んでくださった人も，そうじゃない人も，今日は美味しいお酒を飲んでください！！

ありがとうございました！！


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