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食事のコストとルーティンの話

なんとなくいつもとは違う文体で。何を食べるのかを考えることにすごくコストがかかっていたということが最近わかってきたというお話。

今は職場に行く日は前もって2食とも作り置きしておいたものを食べるようになった。昼はスープジャーオートミール。夜はお弁当。水曜は授業がない会議日で、ここ数年は基本的に自宅から会議に出られる。よって1週間のことは考えずにとりあえず月火のことだけ考えて、日曜にスープとおかず数品を作っておく。そして月曜と火曜は昼にオートミール、夜はお弁当と2日連続全く同じ食事をしている。そして水曜か木曜のどちらかに金曜のスープとおかずを用意しておけば1週間はおしまい。最近はほとんどこの繰り返し。

連続で同じものを食べることになんの抵抗もないし、なんなら1週間同じもの食べるのでも特に気にならないと思う。それは、何を食べるかを考えるコストがかからないことをすごく楽に感じるからだと思う。

もちろん美味しいものは好きだし食べるのも好き。でも、自炊せずに外食に行くにしても何を食べるのか考えなくてはいけないこと自体のハードルが高いのだなと思った。だから外食するのは休みの日とか、たまにでいい。それで満足。

料理自体は好きだし、自分でそれなりに美味しいものを作れるという自負もある。ただ、買い物も含めて料理には時間的コストだけでなく認知的コストがすごくかかる。誰かが作ってくれるならそりゃ毎日違う献立のメニューが出てきてくれたら嬉しいけれど、そのコストを支払ってまで食事から得られるベネフィットを得たいかと言われるとそうでもなくて、必要な栄養が摂取できれば良い。誰かのために作るならまだしも、自分だけのためにはそこまで頑張れない。

さらに、家に帰ってきてから夕食をとるのではなく研究室で済ませることで筋トレができるというのもある。私は自分の研究室がジム的要素を兼ねているので、できれば研究室で筋トレをしたい(自宅では夜にバタバタするのが憚られるというのもある)。基本的に朝と夕方に授業があるので、昼間の筋トレはスーツを脱いでまた着替えてというのが面倒だしやりたくない。

すると授業後にすることになるが、筋トレ後にもう一度仕事をする気にはなれないし汗拭いて着替えたりするのも嫌なので、もういいやというところまで仕事してから筋トレしたい(帰りは基本的に自転車なので、臭いとか気にせず帰れる。雨とかで電車に乗るときはもちろん気にしてから帰る)。すると筋トレは必然的に1日の終わりにやることになる。それを実現するためには夕食を先に済ませて仕事をして筋トレしてから帰宅、以外の選択肢がないので最近はもっぱらこれ。18時-19時頃に早めの夕食をして、数時間仕事をして、21-23時くらいに筋トレをして、その後すぐ帰宅。帰ったらお風呂に入って寝るだけ。

もちろん家で筋トレできるスペースも機材(マットやチューブ)もあるけれど、仕事後に家に帰ってきてから筋トレのスイッチを入れるのは相当難しい。それほど私にとって「場所」が入れるスイッチの影響は大きい。これは学生時代からそうで、大学受験の時も片道1時間かかる河合塾の自習室までわざわざ行くことがほとんどだった。
ただしジムに通うというのはあまり選択肢にない。ジムに行くのが面倒くさい(お金かかる、荷物めんどい、人に会いたくない)と思ってしまう。時間的コストも金銭的コストも余計なコミュニケーションや周りへの気遣いなども一切発生しない研究室筋トレは最高なのだ。とにかく、頭で余計に考えることが少ないことこそ私にとっては重要で、それがストレスを減らすのだと思う。

1人暮らしだからこそ可能なライフスタイルではあるけれど、結構しっくりきているのでしばらくは変えたくないなぁと思っている。

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