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日記エッセイ

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大学時代の主に映画サークルで起きた出来事を書いています。
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#お笑い

【日記エッセイ】「自意識と入院と花見」

【日記エッセイ】「自意識と入院と花見」

映画サークルに入会することになった僕は映画サークルの新入生歓迎お花見に参加した。花見は河川敷で行われた。様々な先輩がいて、このサークルに入ろうとしている新入生の人たちもたくさんいた。しかしサークルの会長は入院中らしく不在だった。

賑やかに花見が始める。先輩と新入生がごちゃ混ぜになった円がブルーシートの上に複数できる。各円で先輩たちが話を盛り上げて新入生たちを掘り下げている。新入生たちも好きなこと

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【日記エッセイ】「新歓!Kとテニスサークル」

【日記エッセイ】「新歓!Kとテニスサークル」

以上の話から僕は大学に入学して映画サークルに入ることを決めるが新歓の時期はまだ続いており、僕はKと一緒に他のサークルも見て回ることにした。新歓の時期はタダ飯を食えるというのも耳にしていて、お金を全く持ってなかった僕はタダ飯を食うつもりでもあった。僕たちは手当たり次第に様々なサークルの新歓に行った。

そんな中でもテニスサークルに行った時の話である。

それは王道テニスサークルの「アーモンド」である

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【日記エッセイ】「未知との出逢い③」

【日記エッセイ】「未知との出逢い③」

Boxで僕とKと先輩は色んな話をしていた。時間は0時を超えていた。突然、Boxのドアが勢いよく開いた。

入ってきたのは小柄な金髪とカラフルな服をきたメガネだった。

2人は僕の1個上に当たるサークルの先輩だった。

声のデカい金髪の先輩と捲し立てるように話すカラフルな先輩。

テンションが異常に高い、一体何なんだこの人たちはと思った。

そして、来て早々に2人は「サイファーすっか」と言い出した。

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【日記エッセイ】「未知との出逢い ②」

【日記エッセイ】「未知との出逢い ②」

僕はその男の先輩と一緒に定食屋に向かった。定食屋で別の先輩達と合流して計5人になった。大学1年生は僕と、別の先輩たちに連れてこられた目の前の奴だけだった。

そいつはKと名乗った。

僕はKを見て驚いた。

おかっぱ頭で赤ちゃんみたいなツルツルの肌をした男がチェ・ゲバラのTシャツを来てブカブカの軍パンの裾をなぜか両脚とも靴下の中に入れていた。特に印象的だったのはKはガラケーだった。世はもう2017

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【日記エッセイ】「未知との出逢い ①」

【日記エッセイ】「未知との出逢い ①」

僕は大学に入学してサークルを探していた。4月の初めは各サークルが僕たち新入生をサークルに勧誘する期間である。人がごった返していて、ビラを何枚ももらう。僕はどのサークルに入るか全然決めてなかった。

選択肢があり過ぎて迷っていると、背の高い、カッコいい男の人にビラをすっと渡された。そのビラには『自主制作映画サークル』と書いてあった。映画を自分たちで作る、僕の心は確かに踊った。

ある程度勧誘を受けた

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