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「自分を知る」とは、自分の何を知ることか

「自分を知る」が大切だとはよく聞くのですが、ならば自分の「何を知るのか」はあまり語られていないような気がします。

これは僕の考え方ですが、「自分を知る」の入口を分かりやすく表現するならば、自分の持つ『価値観・性質(能力)・経験』の3つを紐解き、その繋がりを見出していくことだと捉えています。

「価値観」は自分の行動原理とも言えるものです。しかしこれは全てが自分で理解できているわけではなく、「言葉にできている価値観」と「言葉にできていない価値観」があると感じています。言葉にできていない方は「思考や行動のクセ」とも言えるかもしれません。

「性質(能力)」は自分の培った力。ただ、性質が能力として機能するかは相手との関係次第な面もあります。能力には絶対的能力と相対的能力がある。ある相手との関係では成立しない能力が、別の相手との関係では意味を持つことも多いですよね。

この「価値観」と「性質」の多くは「自分の経験」から生まれています。経験には「個別の体験」と「文脈」があります。個別の体験は、その経験が価値観形成に影響を強く及ぼしたもの、「原体験」といった表現もされます。「文脈」は特定の経験を継続的に取ることで生まれる意味、あるいは人生を俯瞰してみたときに生まれている意味です。

この3つの観点から紐解いていくのが大切だと思うのです。どれかが欠けると納得感が生まれなかったりしますからね。

価値観・性質・経験の3つが繋がっていることを知る。すると自分のいまの存在そのものが腹落ちしてくる。なら、この3つを「どうやって知るのか」はまた別の機会で解説しようと思います。

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