山にまつわる本当にあった怖い話『幽矢山鬼談』(戸神重明) 著者コメント&1話試し読み
山の最恐、実話怪談。
あらすじ・内容
異界に迷い込んだ者は、人智を超えた不可思議に遭遇する…
【榛名山】湖の水底からいざなう不気味な女
【谷川岳】吹雪を纏って現れる人ならざる者
【六甲山】登山道を闊歩する死者の霊
【福島県某山】禍々しき呪力が満ちた禁忌の山
古より信仰と神秘の地でありながら妖や鬼が蠢く〈山〉――国土の約七割を占めるこの〝異界〟に纏わる恐怖譚を、群馬県を代表する怪談作家・戸神重明が綴った実話集。
・榛名山で目撃した樹間を飛び回る赤い女「森の音」
・妙義山に現れた人命を狙う最凶の物の怪「神と陰陽の山」
――など上州の山々に加え、
・夜の高尾山で憑いた悪霊が自宅にも…「女子高生、霊山へ行く」
・富士山五合目付近で遭難した一行が翌朝居た驚愕の場所「おうい!おうい!」
・熊や鹿の死骸からなる肉と毛皮の異形が追い詰める恐怖「悪臭山」
――など全国の山に伝わる戦慄の体験談を収録。
著者コメント
試し読み1話
後日公開!
◎著者紹介
戸神重明 (とがみ・しげあき)
群馬県出身在住。単著に「怪談標本箱」シリーズ(『生霊ノ左』『雨鬼』『死霊ノ土地』『毒ノ華』)、『いきもの怪談 呪鳴』『上毛鬼談 群魔』『群馬百物語 怪談かるた』『恐怖箱 深怪』。共著に『群馬怪談 怨ノ城』『田舎の怖イ噂』『恐怖箱 煉獄怪談』『怪 異形夜話』など多数。
地元の高崎市で怪談イベント「高崎怪談会」を主催、その傑作選を纏めた『高崎怪談会 東国百鬼譚』では初の編者も務めた。
多趣味で昆虫、亀、縄文土器、スポーツ観戦、日本酒などを好む。Twitterアカウント@togami10