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NISA制度の恒久化は実現するか

金融庁は、今年8月末に、2019年度税制改正要望でNISA制度の恒久化を要望した。

10月24日、政府税制調査会では、NISAとiDeCoをめぐる所得税制の議論を始めた。公平な税負担の確保や、高齢化の進展、貯蓄率の低下等の構造変化を踏まえ、拠出・運用・給付の各段階を通じた、体系的な課税のあり方について検討する。

iDeCoは既に恒久的な制度として、拠出時と運用時に非課税という税制上の優遇が与えられている。他方、NISAは、運用時と給付時に非課税という税制上の優遇が与えられているが、時限措置である。

ともに、国民の安定資産形成を支援する観点から必要な制度である。ただ、NISA制度の実態を踏まえると、今のNISA制度のまま単純に恒久化するわけにはいかない事情が・・・


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