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物語を創る度に、不幸な子が生まれるから。

 本日は、私が物語を創りたくなくなった理由である、『物語を創る度に、不幸な子が生まれるから』の一部について書いていきます。

 書いていきますと言っても、大分前に書いたものをそのままコピペしてきただけなんですけどね笑。本当はこんな感じの喋り方にして書き直そうと思ったんですけれど、それが中々難しくて……。それよりも、当時書きなぐったままを見せる方が伝わるんじゃないかなぁと思ったんです。

 思い悩んでいたその時の私を、どうか受け取ってください。
 それでは、どうぞ。



『こっちの方が面白い展開になりそう』という理由だけで、主人公やヒロインなどを悲劇な状況に陥れる人がいる。これだけで言うととても極悪非道な作家に見えるが、意外と多くいるものだ。

 現実に例えて見れば、『こっちの方が面白いものが見れそうだ』という考えだけで、人を半殺しにするようなものだ。
 この方が良い反応が見れそう、この方が必死にあがいてくれそう、この方が見ていて楽しそう。その理由で、罪の無い人間を苦しみの海に放り投げる。現実的に考えたら、一見サイコパスな殺人犯だと思うだろう。

 だが、作家には必要なのだ。この考え方が。この選択肢が。たとえ自分のキャラクターが可哀想だと感じても、辛い状況や大きい障壁を与えなければいけないのだ。
 そうでなければ、腑抜けた物語しか出来上がらない。読んでいてドキドキもハラハラもしない物語しか完成しない。そんな作家に、君はなりたいだろうか? なりたくないのであれば、今すぐ主人公を絶望のどん底に落としてみよう。酷いと思うかい? それならそこまでの作家として生きていくんだね。

 そんな事をすれば、自分のキャラクター達に恨まれるんじゃないかと思うかもしれない。
 当たり前だがその通りだ。君のキャラクターを虐めれば、それだけ恨みの念を抱くだろう。それだけの罪を、作家はしてきたのだ。
 その罪を償いたいのであれば、そのキャラクターを最後に幸せにするのだ。不幸な序章を作った者には、キャラクターを幸せな結末まで導く責任がある。
 もちろん、目的を果たそうと頑張るのは主人公だ。そこを作者の都合で動かしてはいけない。ただ、こっちの都合で無理矢理不運な目に遭わせたのだから、そこまでのサポートはするべきだろう。

 自分のキャラクターを幸せにする自信が無いから、中途半端に優しくなってしまうのだろう。胸を張ってキャラクターに「ついてこい!」と言える度胸があるならば、どんな試練を用意したって乗り越えられるだろう。



 これはまだ一部です。と言っても前編って感じですかね。これからまた中編と後編があるみたいな……。
 元々noteを始めようと思ったキッカケが、こういう気持ちを発信していきたいからでした。
(最近は別の記事を書くのが楽しくて、小説とは関係無い事ばっかり書いてたんですけどね……一種の現実逃避だと思います)

 だけど、書き直しがどうにも難しいとなって、ずっとこの文章を置きっぱなしにして『熟成』させてしまいました。

 そんな時に見つけたのが、このハッシュタグ
#熟成下書き  です。

 そんなぴったりなタグがあるならば、もう投稿しちゃおう!
 と思い、こちらで投下する事にしました。
 プロフィールに「気軽に書いていきたいと思います」って書いてるのに、全然気軽に考えてないですよね私って……。それじゃあこれを機に、もっと投稿へのハードルを飛び越えられるように頑張る! という事で♪

 創作って、悩みが尽きないですよね。
 それでも、焦がれてしまいますよね。

 こんな風に思い悩む私ですが、これからもお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 竹春雪華でした~♪


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