古きを脱いで未来をまとう。日本をリノベーションする海外

『ザ　セイントナイン東京』というゴルフ場に行ってきた。このゴルフ場はかつて別の名称を持ち、気軽にプレーを楽しめる庶民的な27ホールのコースとして運営されていた。
　それを海外資本が買収し改修、新たに18ホールのゴルフ場に生まれ変わらせた。さらに豪華なスイートルームが数多く備えられたクラブハウスも整備、3000万円とも言われる会員権を300人以上に販売することで、かつての庶民的なゴルフ場からは想像もつかないほどの高級コースとして生まれ変わった。

日本経済はバブル崩壊後、しばしば「失われた30年」と呼ばれる時期を経験した。その影響を受けて、ゴルフ場もまた多数が経営困難に陥った。結果、『アコーディア』といった外資系の投資ファンドが作った会社によって買収、再編され、一部は一般向けにリニューアルオープンされた。

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