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1人合宿をしてみた

先日、9/23〜9/24で行った一泊1人合宿。
スケジュールを順を追って解説してみる。


一人合宿開始 9/23(土)


5:50起床

始まりが肝心

一人合宿を成功させるには「始め方が上手くいくかどうか」そこが肝心だ。
設定した起床時間だけは、まずはどれだけ眠かろうが睡眠が上手く取れていなかろうが、何が何でも厳守すること。

それが出来なければ、何もかも始まらない。
朝の一発目から「事前スケジュール通り遂行」という目標が崩れることは避けなければいけない。途端に心が折れやすくなるからだ。

「朝の行動が一日を左右する」
よく聞く決まり文句は、まさにその通りだ。

気合い入りすぎ

私はこの一人合宿に大変気合が入っていた。
とりわけ、朝のスケジュール遂行に対しては、「これですべてが決まる」と考えて特段に気合を入れていた。

気合が入りすぎて、夜中2回起きてしまった。
(2回とも、「起床時間だ!起きなければ!」と思って起きたらまだ真夜中だった)
また、朝5:50に起きる夢を二度見た。

何はともあれ、その気合いが功を奏して、多少の睡眠不足感とともに時間通り5:50に起床することができた。

5:55 コールドシャワー

朝一で自分に勝つ

水を出す覚悟


朝一発目の行動で、やりたくないことをする。
朝一番で壁を乗り越えて自分に勝ち、勢いをつけること。
それがコールドシャワーの目的だ。

シャワーの前に全裸で立ち、蛇口を赤から青にグイっとひねってお湯から冷水に変えるときのあの感覚。
経験者ならわかるだろう。意を決してグイっとレバーをひねる瞬間は、武士のような覚悟、戦士のような勇敢さが必要だ。

逡巡のあと、勇気を出して、レバーをひねる。
冷水を浴びた。
冷たい。冷たいのだが、今年の暑い夏のせいか思ったほど冷たくならず、拍子抜けだった。

それでも、あの、勇気を出して自分を超える感覚、意思の強さを朝一番に証明できた。
この行動によって、間違いなくモチベーションにブーストがかかった。

一人合宿成功の確信


コールドシャワーを乗り越えることができたこの時点で、なんとなく、「この合宿は成功するな」という妙な確信めいた自信が持てた。

これは、これから自分を変える行動を取っていきたいと考えている私にとって、今後にも活かせるとても大きい収穫だった。

コールドシャワーから上がったあとは、身体も頭もとてもスッキリしている。
これから一人合宿が始まっていく朝の行動として、コールドシャワーを選んで大正解だった。

6:05  早朝ジャーナル

クリアな頭で

真っ白なページ 何から書く?


合宿最初のジャーナル。
1日の始まりにワクワクしながら取り組むことができた。
迷いなく、この合宿で得たい成果などを書きだしていった。

あまりここで長く時間を使いすぎないように、タイトルを3つほど設定して、それぞれ2~3分、思いつく限り書きだす、という方法とした。

設定した早朝ジャーナルのタイトル
・今日、何が手に入れば最高か?
・合宿が終わった時、どうなっていれば最高か?
・この合宿のゴールは?

これらをひたすら思いつく限り紙に書き出した。
朝のクリアな頭で行なうことよって、この合宿の中で向かうべき目標を頭に再度、認識させることが出来た。

朝食

おにぎりとプロテイン
このあと運動するので軽め。

6:30

早朝ワークアウト(1回目:背中)


自宅近くのエニタイムへ

メニュー


・アシストチンニング   10回×3セット
・シーテッドケーブルロウ 10回×3セット
・シーテッドロウ     10回×3セット
※回数・セットはあくまで目安。こだわらず毎セット限界まで

エニタイムは最強


自宅近くの似てエニタイムにてワークアウト。
早朝なのに意外に人が多く、10人ほどすでにトレーングに勤しんでいた。
トレーニーたちの意識の高さに感銘を受けた。

自分に課していた一人合宿のマイルール通り、1セットごとに追い込み、腕が悲鳴を上げて力が入らなくなるところまで行なった。

これ以上、力が出なくなったところまで追い込んだところで終了。
シャワーを浴びる。

エニタイムは全国至る所に店舗があり、どの店舗でも共通の鍵で入室可能。
1人合宿にも普段使いにも利点が多く、おすすめです。

8:00 合宿先へ出発

ひたすら車を運転

ひたすら運転すること1時間半。
今日これからのスケジュールのことを考えたり、脳内ジャーナルとして「これからやってみたいこと」「改善したい習慣」「理想の自分」などをイメージしてワクワクしながら、頭の中を整理しつつ運転した。

ワークアウト後の休憩もできたし、一人でゆっくり思考できるし、適度に景色も変わる。
運転しながらの脳内ジャーナルは大変有意義だった。

景色が良い



9:30 スタバでジャーナル

本日2回目のジャーナルはスタバで本格的に

アイスコーヒーとジャーナル


行なったジャーナル一覧
・自分の強みは何か?
・俺はどんな人生をつくるか?
・そのためにやるべきことは何か?
・今日得る成果物は何か?
・5年後、10年後はどうなっていたいか?


注文を済ませて席に着いたあとは、勢いでばーっと、A4ノートに4ページびっしりと自分の気持ちを書きだしていった。
途中手が疲れすぎて休憩しながら、
ワークアウトの肉体疲労も重なって思考力も無くなってきたところでストップ。

このジャーナルによって、自分の思考の傾向や、やりたいことの大枠をなんとんなく掴むことができたように思う。

そして、書くことはとても疲れることだと知った。
手も頭も、ものすごく疲れた。

感性が研ぎ澄まされる


スタバでジャーナルに疲れた後は、次の予定時間まで読書したり、映画「ショーシャンクの空に」を見たりして過ごした。
常に合宿で自分を磨くことに集中し、その点のみにフォーカスしているせいか、脳内が徐々に研ぎ澄まされていく感覚があった。

映画の中の何でもないようなセリフ、言葉、登場人物ののやりとりのひとつひとつが、自分の感性にダイレクトに響いてくるようで、心が何かそういった学びや気づきを受け入れやすいように、「静かだけど燃えている」ような状態になっている。
これは意図していなかったことだが、ひとつの成果だろう。

希望は素晴らしいもの。


ワークアウト(2回目:胸・ランニング)

エニタイム鹿沼に来ました。

筋肉痛との戦い

メニュー
・ベンチプレス  10回×3セット
・ダンベルフライ 10回×3セット
・ペックフライ  10回×3セット
※※回数・セットはあくまで目安。こだわらず毎セット限界まで

胸トレに関しては、数日前にかなり追い込んで行なった筋トレの筋肉痛が胸部に結構残ってしまっていて、自分の最大重量まで出力を上げられず。
今日できる中で追い込めるだけ追い込んだ。
胸より先に腕が悲鳴をあげた。
というより力が出なくなった。

その後、トレッドミルで傾斜変動ランニング(30分)を行なった。
走る速さのペースはそのまま(普通のランニングの速さ程度)に、スクリーンに流れる山道の動画に合わせて傾斜が変動していくランニングだ。

最強にキツい

スパルタランニングマシーン

そうキツくは聞こえないかもしれないが、これが恐ろしく超キツかった。
ただでさえランニングで疲労していく中で、あり得ないくらいの坂道の傾斜にされるのだ。

急傾斜、ようやく坂を登り終えて平坦な道に戻ったかと思えば、また恐ろしい坂道の傾斜へ。しかも速さは落とすことができない。
その繰り返し。

本当に、合宿の中で群を抜いて一番キツかった。気絶するかと思った。
太ももが破裂するかと思った。
脚の疲労の限界が近づいて、倒れ込んでランニングマシーンに遥か彼方まで弾き飛ばされてしまうのでないかと思った。
汗が滝のように出た。

ついに完走した先の、ちょっとした奇跡


必死に走って、息も絶え絶え、何も考える余裕が無い。
坂を登って耐えて、登って耐えて、
ついには吐き気を感じ始めながらも、ようやく、ようやく、30分を完走できた。
感じたのは、達成感よりも、言葉にならない安堵感だった。

ようやくランニングマシーンは速度と傾斜が下がり、クールダウンモードにしてくれた。

ランニングからジョギング程度へ、徐々に落ちていくペース。
ヒーヒーと息が上がって限界寸前だった呼吸も、徐々に整う方向へ。
汗は変わらず滝のように、滴り落ちて行く。

イヤホンからランダムに流れていた歌が、ふと、違和感なく耳に入る。

無茶苦茶に走り続けた身体を今休めて
交わることのない誰かと巡り合い
無限に広がる雲に乗って 見たことのない虹を見たい
愛を知るまでは死ねない私なのだ!
導かれる運命頼って 今日も明日も生きて行こう

あいみょん「愛を知るまでは」

ここで、偶然こんなにぴったりの歌詞が流れるか。

先述したように、感性が研ぎ澄まされている状態であるため、歌詞の刺さり方もまた、日常の非では無い。
それも、極限まで疲労した中で聴く、この歌詞だったのでなおさらだ。
音楽の力は偉大である。
この感動を美しく言い表したいが、それができる文才が無いのが残念だ。

片田舎の、ランニングマシーンの上で起きたしょうもない奇跡かもしれないが、一人でも多くの人に味わってほしいと感じる体験だった。


13:30 ランチ やよい軒


秋のサンマは敵無し

和食は偉大


秋刀魚定食。
一人合宿をするなら和食と決めていた。
理由は、武士っぽくて、健康にも脳にも良さそうだから。
なんだか和食のほうが修行してる雰囲気が出るし、「合宿」っぽい。

健康になりたければ、「=自分の先祖が何を食べて生きてきたのか」ということを考えれば間違いないという。
先祖が食べてきたもの。さらにいえば自然の恵み(魚、肉、野菜、果物)が我々の遺伝子を作り、血となり肉となっているのだから、当然とも言える。

そういうことからも、今回の合宿では魚中心の和食メニューを選んだ。
実際に和食は胃もたれも全くしなかったし、メンタルも安定するし、頭もクリアになり、健康にも良いことを改めて感じた。

消化にも良く、早く消化して次の身体的行動をとりやすいメリットがあることからも、一人合宿にはマッチしていると言える。

コインランドリー

綺麗


今どきのコインランドリー。
清潔でとても綺麗だった。
洗濯から乾燥までで1100円もしたのは少し驚いたが。

ワークアウトで相当びしょ濡れになっていたトレーニングウェアを洗濯。スタバで1時間、読書をして完了を待った。

休憩

15:30 チェックイン


ホテルニューサンピア鹿沼


ロビー
廊下


泊まった部屋

昭和感を感じさせてくれるレトロさが気に入った。
人気も多くない。

建物にも年季が入っていて、あたかも異世界に迷い込んだような、世界と隔絶されている感覚を覚え、一人で集中するにはとても良かった。

敷地内にはプールも(営業休止中)

もともとは80年代の国の施策で、健康増進のための福祉施設として全国に作られたホテルのうちの一つらしい。
それゆえに、敷地内にプールがあり、温浴施設があり、大宴会場があり、研修場があり、テニスコートや運動場があり、といったように規模がバブルだ。

ホテル内には数フロアにまたがり、十室を優に超える大広間の宴会場があった。
きっと昔はたくさんの社員旅行で賑わい、コンパニオンを呼んで乱痴気騒ぎ、ハラスメントなどどこ吹く風の大宴会が行われていたことだろう。

そんな歴史を勝手に考え、想いに耽りながら1人合宿に取り組ませてもらった。

noteに投稿



デスクはこんな感じ

事前に案を考えていた「ソロ合宿に必要なマイルール」を投稿。

17:00  HIIT(ヒート)トレーニング


YoutubeでHIITの動画を流しながら、ホテルの部屋で行なった。
激キツである。キツすぎて息も絶え絶えで気絶するかと思った。
ワークアウトのキツさとHIIT(有酸素)のキツさは少し違う。

インストラクターは笑顔でやってるけど、めちゃくちゃキツかった。

強烈な疲労感

HIITトレーニングが終わった後は、強烈な疲労で動けず、脳みそも機能停止したように全く働かなくなった。
身体が耐えられる負荷の限界が近づいている感覚。

しばらくの時間、notを読んだりしながらぼーっとした。
疲労により椅子から立つこともできなかった。

19:00 夕食

休んでようやく少し回復してきたところで、頑張って運転してホテルの近くのやよい軒へ。夕食はサバ定食

(写真)

サバ定食

まあ想像通りの味だ、おいしい。

温泉

ホテルには温泉の大浴場があった。
疲れすぎてて風呂が死ぬほど気持ちよかった。

大浴場

一日の振り返りレポート

今日1日の感想をレポートとして書いて残した。
瞑想やジャーナルも行ったものの、疲労しすぎて思考力がなくてもはや集中できず

22:00頃 就寝

全てを出し切った。
慣れない布団で、重くなった身体が沈むように就寝。


一人合宿を振り返ってみて

やってよかった

まず言えることは、本当にやってよかったということ。
一人合宿の中には、日常には無い数々の気づきと学びがあり、たくさんの自分の気持ちに気づくことができた。

このnoteだけでは伝え切れていないちょっとした学びや気づきの数々が、合宿中はあちこちにあり、数え切れないほどだった。

経験者として、ひとり合宿をしてみたい、してみよう、と思っている人がもしいれば、全力で背中を押したいと思った。

メシのメンタルと身体への影響の大きさ

魚や野菜などの、自然から取れるもので身体ができていると、体調も気分もすごく良くなるということを改めて実感。
生活改善を考えるのであれば、集中して数日間の食事を適量の和食に帰るだけでも効果があるのではないだろうか。

総評:一人合宿は大成功

事前に組み立てておいたスケジュールを全て達成することができた。
頑張れば遂行できる、しかし想定外の事態が起これば、全てが崩れてしまう。組んでいたのは、それくらいにタイトなスケジュールだった。

実際に行なってみて、自分自身の時間管理・時間感覚の適度さを感じられ、自分自身のことをよくわかっているスケジュールになっていたことがとてもよかった。

自らで一人合宿を企画・計画し、そしてこのタイトなスケジュールを遂行できたこと。
これは自分にとって相当な自信となった。

おわりに

改善したい習慣や、向上したいスキルがある方は、ぜひ一度、一人合宿をお勧めする。

日常から離れ、誘惑から離れ、人間関係から離れ、残るのは、ただただ自分を見つめるほか無い環境。

それを作れるのが、一人合宿の良さだと思う。

その環境に身を置けば、誰しもが何らかの「気づき」を得られる。
そして、一人合宿中に行なう取り組みは、その環境のおかげか普段同じことを行うよりも効果を実感しやすいため、合宿後も習慣として定着しやすい。

全ての面で、「良いきっかけ」となるのが一人合宿だと知った。
これが欲しい人は少なく無いはずだ。

この記事で、少しでも一人合宿に興味を持ってくれたら嬉しく思います。
読んでいただきありがとうございました。

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