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私の思ったこと

2,025
1日の中で、感じたこと、思ったこと、考えたことを毎日更新しています
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#映画

おススメの映画

おススメの映画

先日『アフターサン』という映画をアマプラで配信が始まったので観てみました。

Filmarksに書いたボクの感想です。

物語とかセリフとかではなく、体感。
ずっとある緊張感と晴れない気持ち。

その体感はどれだけ感想を読んでも感じ取れない。

そういう意味で今おススメしたい映画です。

ぜひどのように感じるか味わって欲しい。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
理屈で説明でき

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すばらしき世界

すばらしき世界

映画『すばらしき世界』を観ました。

あらすじは、出所した元殺人犯・三上は、保護司の庄司夫妻に支えられながら自立を目指していた。そんなある日、テレビディレクターとプロデューサーがとある内容で、彼にテレビ番組のオファーを持ちかける。それは、社会に適応しようともがく三上を捉えるというもので……

このようなところから、物語は始まる。

ボクらはこういう時、じぶんとは異なる世界、人の話として観てしまいが

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日常に戻れるまで

日常に戻れるまで

映画『マイ・ブロークン・マリコ』を観た。

漫画原作の作品で、友人マリコの遺骨を持って、生前何気なく約束した場所に赴きながら、友人がこの世界にもう居ないことを、少しずつ受け入れていく。
ざっくり言うと、そんな映画だ。

この映画の描写がよかったのは、日常何気なく聞こえるニュース番組から友人の名前が聞こえる。

普段ならどこかの知らない誰かの訃報。
しかし今日このときは、じぶんの大切な人の訃報であり

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映画好きが求めている出会い

映画好きが求めている出会い

映画が好き。

という人はそれはそれは大勢いると思われる。

あの時代の、あの国の、あの監督の、あの俳優の、あの劇場の、あの作品が、いいんだよ。
っていうのは、仮に映画好きと公言していなかったとしても、何かしらあるくらい、映画というのは僕らの生活に染み込んでいる。

映画館の良さは、暗くして目も耳も作品以外に集中できないようにする臨場感(没入感)と、その回に同じ作品が観たいと偶然居合わせた人々と、

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何もなければ、何をするか?

何もなければ、何をするか?

『ラジオ コバニ』という映画がある。

トルコとの国境に近いシリア北部のクルド人街コバニは、2014年9月から過激派組織「イスラム国」(IS)の占領下となるも、クルド人民防衛隊(YPG)による激しい迎撃と連合軍の空爆支援により、2015年1月に解放された。人々はコバニに戻って来たが、数カ月にわたる戦闘で街の大半が瓦礫と化してしまった。

そんな中、20歳の大学生ディロバンは、友人とラジオ局を立ち上

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だってしょうがないじゃない

だってしょうがないじゃない

坪田義史監督作品『だってしょうがないじゃない』の上映会に漫画家の、つのだ ふむ(@tsunoda_fumm)さんが製作に関わっていた関係のご縁から上映会にお声がけいただき、参加してきました。

映画のあらすじは、映画のサイトに監督の手書きのような温度感のある文章で綴られていたので、そのサイトをスクショしたものを貼ってみた。

※映画のサイトに更に詳しく載っているので、ぜひ見てみてもらいたい。
ht

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心の拠り所

心の拠り所

好きそうなのに、観てないの?
と会った人に立て続けに言われたため、映画「ジョーカー」を観てきた。

この映画はアメリカンコミックのバッドマンの悪役ジョーカーがどのようにして誕生したのかを描いた映画で、主演ホアキン・フェニックスのアーサーという市民が、ジョーカーに変わっていく狂気の演技が話題となっていた。

観てみての感想は、もちろんホアキン・フェニックスの演技がすごいということは間違いなかった。

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映画における音楽

映画における音楽

昨日今日と、このコンサートに参加している。

スクリーンで映画を流しながら、オーケストラの皆さんが映画音楽を生演奏してくださるというなんとも贅沢極まりないイベントだ。

次回作が12月に公開を控えているため、その前の2つの作品を映画鑑賞とはまた違った切り口で振り返りながら、コンサートに行ったのだから次回作は観たいなぁという気持ちにさせるのは、そういうイベントが用意されているのは、さすがスターウォー

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作れると思えること

作れると思えること

高校生の時に、映画をよく観ていた。

それはTSUTAYAでたまたま借りた『CUBE(https://g.co/kgs/FFwcYs)』という映画を観たのがきっかけだった。

もともと僕は原点回帰、いわゆる幸せの青い鳥のような、ほんとうは手の中にあったのか。という作りの物語に弱い傾向があり、このCUBEもその類いの映画ではあった。

しかしCUBEが与えた衝撃は物語とか映像だけではなく、「映画がじ

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モザイク

モザイク

スターウォーズ エピソード3と言えば、主人公アナキンがジェダイや師であるオビワンと決別し、いかにしてダース・ベイダーとなるかが描かれているスターウォーズ作品の中でも重要な作品の一つだ。

この作品の見所は、彼の優先順位が入れ替わる瞬間を、選択肢が奪われていく過程を、周囲の人々の思惑の中で揺れ動く彼の感情を、その結果じぶんが彼でもダース・ベイダーになっていたかもしれないと共感を生み、ベイダーという一

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己のためと、誰かのため

己のためと、誰かのため

僕はワンピースという漫画を47巻で買うのをやめた。
しかし今ワンピースは最新まで揃っている。

ワンピース展という展覧会が昔六本木で開催された。
ワンピース好きな友人が僕に声をかけてきたが、僕が47巻までしか読んでいないというと、展覧会は61巻までの内容だから行くまでに読めと、本をくれた。

それから毎年誕生日に一年間に出たワンピースをプレゼントしてくれるため、買ってもいないのに揃っている現象が起

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マトリックスとスマホ

マトリックスとスマホ

マトリックスという映画は、説明不要なほど有名だ。

コンピューターの反乱によって人間社会が崩壊し、人間は培養槽の中で培養されるコンピューターの動力源となり、人が見ているのはコンピューターが作り出す仮想現実世界で、主人公ネオは仮想現実か現実世界で目覚めるかの選択を迫られ、目覚めることによって、システムとの戦いが始まる、という物語になっている。

突拍子もない設定だと思われるが、誰も自分の現実が揺るぎ

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この世界の片隅に

この世界の片隅に

先日『この世界の片隅に』という映画が地上波のテレビで放映されていた。
このときは観なかったが、以前この映画は観たことがあった。

以前観たのは終戦記念日の日に観たので、観てからおよそ1年が経っていて、けれども覚えていることがあるか振り返ってみると一つ強く印象に残ったシーンがあった。

あらすじは、昭和19年(1944年)に広島市江波から呉に18歳で嫁いだ主人公すずが、戦時下の困難の中にあっても工夫

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公共とは?

公共とは?

先日、『ニューヨーク公共図書館』という映画を観てきました。

https://www.iwanami-hall.com/

こちらの図書館の運営資金は、民間の寄付と市の予算で成り立っていて、来年入ってくる資金が今年の運営次第で、どうなっているかわからない状態なので、市と市民のニーズを、社会情勢を読み取って図書館としてどう在るべきかを、常に考え続ける必要性があるが故に、ほんとうに今必要なことを議論や

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