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Twitterと自由律俳句は本当に相性が良いのか(約5分)
「Twitterと自由律俳句は相性が良い」と言われています。
たしかに、一見して相性の良さはあると思います。
「ツイートする」という言葉を通例通り日本語訳してみると
「つぶやく」となるわけですが、自由律俳句はまさに「つぶやき」。
誰が聞いていても、誰も聞いていなくても、純然とただそこに存在する。
そして「いい」と思った人が「いいね」する。広がる。
このあたりが、「相性が良い」と言われる所以(
「意味のわからない句」との出会いを最大限活かす。
Twitterで自由律俳句を呟いています。
他の自由律俳人の方とも交流しつつ、ちょっとした企画を立ち上げたりもしています。
そんな中で出会う句で、たまに
「この句はどういう意味なんだろう」
と思うことがあります。
「まったく意味がわからない」ということもあれば、
「言いたいことはわかるが、なぜあえて句にしたのかがわからない」
というということもあります。
これは決して批判しているわけでは
シンガーソングライターは実話を歌うべきなのか ※約5分
あなたはシンガーソングライターのAさんのファンです。
あるときAさんがこんなストーリーの歌を作ったとします。
真夏に不意打ちの失恋した。
その人と見に行くはずだった花火大会を見に行った。
一緒に着ていこうと約束して買った浴衣を着て一人。
あのとき自分が問われて答えた言葉が違っていたら、一緒にここに来ていたかもしれない。
そんな「もしも」の世界の二人も、この打ち上がる花火の中、人混みを歩いている
ニワトリが先か、タマゴが先か、ようやくわかった ※3分
ニワトリが先か
タマゴが先か
この問題は、皆さんも一度は聞いたことがあるでしょう。
朝、目玉焼きを作るたび「いったいどちらが先なんだろう」と悩んでしまいますよね?
実は先日、この答えが分かったので、備忘も兼ねて記しておきます。
まず、「ニワトリのタマゴ」という言い方について考えましょう。
「の」は何を示しているのか。
「ニワトリが産んだタマゴ」なのか「やがてニワトリになるタマゴ」なのか。
小説ってインクの染みなのか? ※約5分
こんな言葉があります。
小説はインクの染みである
文学を学んでいた大学時代、恩師から聞いた言葉です。
一瞬、小説という文芸を蔑視する言葉のようにも思えますが、そんな簡単な話ではありません。
紙があり、そこにインクが載っている。
そのインクは一定のルールに基づき、形を作っている。
それが日本語だとすれば、日本人には理解ができる。
日本語を知らない外国人には、文書であることはわかるが、小説かど