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ニワトリが先か、タマゴが先か、ようやくわかった ※3分

ニワトリが先か
タマゴが先か

この問題は、皆さんも一度は聞いたことがあるでしょう。
朝、目玉焼きを作るたび「いったいどちらが先なんだろう」と悩んでしまいますよね?

実は先日、この答えが分かったので、備忘も兼ねて記しておきます。

まず、「ニワトリのタマゴ」という言い方について考えましょう。

「の」は何を示しているのか。

「ニワトリが産んだタマゴ」なのか「やがてニワトリになるタマゴ」なのか。
一見どちらでも良さそうですが、実はこれ、重要です。

「ニワトリのタマゴ」だけ見つめていても答えは出ないので、私は「医者のタマゴ」について考えました。

これは、わかりやすい。
「やがて医者になるタマゴ」ですよね。

医者の親が医者であるケースは多いですが、たとえ親が医者でも、子が孤高の自由律俳人になるとしたら、それを「医者のタマゴ」とは言わないですもんね。

だから、「医者のタマゴ」とは「やがて医者になるタマゴ」という意味で間違いありません。

ここで、話をニワトリに戻します。

つまり、「ニワトリのタマゴ」は「やがてニワトリになるタマゴ」だという仮説が立ちました。
「ニワトリが産んだ」であっても「やがてニワトリになる」であっても同じだろう、というご指摘もありそうですが、それは誤りです。

これからわかります。

次に考えるのは、動物の進化、というものです。
我々は、昔サルのような生き物だったようです。
それが、長い年月をかけて、今のような人間になっていった。

ここで考えたいのは、以下のような疑問です。

サル(的な生き物)が人間になる瞬間とは、どういう感じだったのか。

Aさんというサルがいて、ある年齢になったときに人間になったのか。
いえ、これはおそらく違います。

Aさんはサル。
そして、Aさんの子であるBさんはAさんとは少しだけ違った形で生まれてきて、これが結果的に「人間」と呼ばれる生き物であった、ということでしょう。

これを、ニワトリの話に当てはめます。

ニワトリではない動物:タマゴを産む
このタマゴがかえる:ニワトリが生まれた

はい。ここです。
医者のタマゴの話を思い出してみてください。
すると、順番で言うとこうなります。

「ニワトリでない動物」→「ニワトリのタマゴ」→「ニワトリ」

というわけで、最初に現れたのは、タマゴです。
実はこの前に「ニワトリでない動物のタマゴ」というのがありますが、それは「ニワトリが先かタマゴが先か」とは無関係ですね。
だってニワトリでないもののタマゴですから。

これでめでたく、長年の疑問が解消されたわけです。

これを読んだ皆さんも明日の朝からは目玉焼きを作るときに「ニワトリが先かタマゴが先か」に悩む必要はもうなくなりました。

では、良い朝をお迎えください。

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