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親離れ、子離れのとまどいを自信に変えて。(934文字)



今の上海の家に引っ越したと同時にできた息子の部屋。
初の一人ベットで息子は初日からぐっすり。
翌朝にはこともなげに、
「もう慣れたよ!」

はやい。

幼稚園だけで3回転園している環境下もあってか、
彼は、柔軟性と適応力に優れている。

すごい。



それまでは2人寝。
寝るまでゆっくり一緒に本読んだり、話しをしたり、
遊びをして過ごす、癒しと寛ぎタイム。
あったこと事、面白かった事、ハマっていること、相談事、
なんでもつらつら。
悲しみも喜びや笑いもなんでもシェア。
日中いろいろあった日も
この時間ですべてがチャラになるほどスペシャル。

ただ、母子家庭のような二人時間の多い親子。

長期休暇は、一緒に居すぎるほど居ることになる。
相手がどんな状態か、何を思っているのか、
手に取るよう
わかりすぎるほどわかってしまう。

似ている部分や価値観が同じところも多々。
相手が自分の一部、自分は相手の一部、
そう錯覚するほど、体調や発言が連動。

そうなると、
デメリットは「窮屈なこと」

相手の反応を気にしすぎてしまう上、
自他を分ける境界線も見失いがち。
以前の母と私の関係のよう。

今もお互いのインスタをフォローし、共通の関心事や知り合いも多い。
けれど、お互い模索し、
自他を分けることできる距離感で付き合うことができている。
母もここにくるまで、いろいろな感情を感じてきたことだろう。




私の子育ての目当てを掘り起こしてみると、
「命を守ること」
そして、
「親がいなくても物理的に、精神的に
一人でも立てるよう、サポートすること」

順序からしても親の私が先にいく。(ぜひ先がいい)
逝った後、できれば幸せに暮らせるよう、力をつけてほしいから。


どうやら
子育てミッションは無事順調に達成できているようだ。

自分の考えをもち、物事を自分で判断し、生きている。
親との時間より、一人の時間。
スマホや漫画、ゲーム時間が最高。
あっけないほどたくましい息子の精神的自立。
決して私一人が子育てしたわけじゃなくとも、
立派に子育てできている賜物ともいえるのではないか。


ゆっくりと成長を誇りに感じよう。
とまどながらでも。
喪失感や寂しさを味わったら、自信に変えていこう。
ときには拗ねながらでも。



見て見てお母さん!
聞いて、あのね!

嬉しいときの第一報はまだ私のよう、素直に嬉しい。







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