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言葉はツール、中国で今思う。(1,190文字)


今朝は息子が1か月半ぶりに小学校へ登校。
上海での当校は実に3年半ぶり。


二年生当時も日本人学校に通っていた息子。
当時の中国語テキストを発見。
落書きかと思ったら、全て自分メモ。
絶妙な聞き取り具合!


トイレ
Ce suo
「ツォースォー」

図書室
Tu shu shi
「トゥ ジュー シュー」
「ちょっとシュー ちょっとシー ちょっと同じ」

「サオチャン」
「サかも?」

一緒に
Yi qi
「イーチー」

走る
Pao
「ポアオ」


嫌い嫌いといいながら、当時めっちゃがんばっていたんだな~
今は「ニイハオ」「しぇいしぇい」しか覚えていないらしい。



23歳のころ、
オーストラリアにワーホリへ行った。
日本でがんばっていた英語を
もっと話せるようになりたいと思っていた。
6か月ほどたった時、思った。


「どれだけぺらぺらになったところで、
ネイティブの子供にもかなわない。
そして何より今の私には英語を頑張って覚えても、
伝えたいこと、語りたいこと、コンテンツがない。」


日本に帰って、地道にコツコツ地盤を築いて
自分の価値観を構築して
自分というコンテンツを充実させることが先決だわ。

一瞬絶句した後そう思い、帰国。
就職をした。



言葉は道具。手段であって、目的じゃない。
外国語だけじゃなく、文章を書く、話す、
も同じかもしれない。
それよりも、コミュ力と愛嬌、岩メンタルがあれば
大丈夫!
不便やし、アクシデントに会いがちにはなるけれど。




親戚のように親しく付き合っている中国の人がいる。
中国親善大使としてのお給料をもらっていいほど、
超絶良いひと。
日本に仕事で住んでいたこともある。
何十年も、日本人と仕事で付き合っているけれど、
日本語はいつもたどたどしい。
ただ、コミニケーションをとるのに
何の問題もない。
彼がいい人なことに1ミリも影響を及ぼさない。
そもそも
こちらの言語にいつも合わせてくれていることに、感謝しかない。

とはいえ、こちらに合わせてもらっているばかりではなく
こちらも中国語を話したい。





先日意を決していった中国の銀行窓口。
パスポートをみた窓口の行員が、日本語で対応してくれた。

「話せるんですか~!!」
日本語で話してくれてありがとうございます!!!」
期待していなかっただけに、泣けるほどうれしかった。
言葉は人を助ける便利道具にもなる。

日本で見かけたトイレの広告

人を引き付ける道具にもなり、
遊びにもなる。

あれチャウチャウちゃう?
ちゃうちゃう!
チャウチャウちゃうんちゃうん?

妈妈骂马吗?
マーママーマーマー?
ママが馬を叱りましたか?




けれど、言葉はすべてではない。
そこを抑えつつ、おしえてもらった
duolingo】でゆるっと学習しましょうかね。

こちらも教えてもらった【百度翻译
写真で写すと訳してくれるらしい。


「ファイヤー」が
イタリアン濃厚ラテ「血」




23歳の自分から15年。
あの頃よりも自分らしい価値観ができ、
コンテンツが充実してきたことが何よりも嬉しい。




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