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只見線のあるまちにて2022/09/05

はい、今日は天気予報通り晴れて暑くなったのです。
こんな日は写真でも撮りに出かけようとは思うのですが、なんとも身体のほうが言うことを聞いてくれないのです。

10月の只見線の全線復旧までには、なんとか間に合わせたいなと思うのですが、今の状態では無理かなと言うところがあるのです。
本当に困ったものです。

なので今日は2009年9月5日の写真を引っ張り出してきたのです。
ハッキリ言ってお見せできるような写真ではないのですが、暇つぶしに更新をでもと思ってやってるので、ご無理にならないくらいにお付き合いお願いします。

それでは、いつも通り生暖かく見てやってください。


・農サイド(2009/09/05)

今日は気合を入れて会津坂下町は若宮駅まで向かうことにしたのです。地図で見ると20キロ近くあるのですが、そんなに気になるものでもないのです。農道を駅のほうへと向かっていると目の前に機関車で引っ張られてきたであろうコンテナ貨物がトラックにけん引されて走っていたのです。
そんなコンテナを見送ると次に目に入ってきたのは田んぼの中にいる鳥たちだったのです。最初、なんだろうなと思ったのですが、ああこれは鴨を使った農法だと思い、しばらく眺めていたのですがあっちのほうまで行ってしまい、せっかくのシャッターチャンスを逃してしまったのです。
若宮駅に着いて時計を見ると、もう只見線がやって来る時間だったのです。僕は一本上の道路で只見線を待っていたのですが、通り過ぎる野球の格好をした学生が「こんにちは」と大きな声をかけていきます。僕はつられるかのように小さな声で「ちは」と返すので精いっぱいだったのです。
そんな、のどの辺りに「ちは」と言う言葉が残っているか残っていないうちに、下りの只見線がやって来たのです。なんだって今日は望遠レンズを使っていないんだろうと自分でも不思議に思いながら、磐梯山をバックに田んぼの中を走り去る只見線を撮ったのです。
只見線を撮り終えるとズームレンズを一番広げて磐梯山のほうを眺めてみます。農道もはいったほうがいいな、そんな風に思った僕はちょっと撮影ポイントを移動してみることにしたのです。それにしても夏が終わるというのに、この暑さはなんだろうかと一人考えてみるのです。
いるだろうなと思ったら案の定いたのです。何のことかと言えばタンボルギーニこと軽トラなのです。望遠レンスを着けていなかったので近くまで寄ることは出来なかったのですが、田んぼを見ながら回っている農家の人が見えたので、これは稲刈りも間近だなと思わされたのです。
若宮をあとにして次の撮影ポイントへと向かいます。次の撮影ポイントなんて言ったって、特段これといったものがあるわけでもなく、カブバイが通り過ぎたから撮ってみようかと思って後ろを見たりすると、上を通る高速道路にはJRAのトラックが新潟方面へと向けて走って行くのです。
この家は立派な屋根をしているなと思いながら自転車をこいでいると、またもや軽トラに出会ったのです。軽トラなんてなんでも同じだろうと思うかもしれないのですが、荷台になにやら農機具を積むところのようで、今日に限って望遠レンズを着けてないことに後悔したのです。
「なんだこれは」、思わず口をついてそんな言葉が出てしまいます。よくよく見てみるとコンバインに草がからまって生えているようで、そう言えば前にもここで撮ったことがあったけな、あの時は草なんか生えてなかったのにと、季節による風景の違いを感じたりするのです。
そんな風景の移ろいを感じていると、隣の駅の新鶴駅へと着いたのです。いつもどおり駅舎の中には小学校だか中学校だかの校内新聞が置かれています。それに目を通すとホームのほうへと向かってみます。不意のエンジン音に後ろを振り返って見ると、郵便車が走り去って行ったのです。
新鶴駅をあとにして根岸駅へと向かおうとしたのですが、なんだか電線が鳥で占拠されていたのです。もうすぐ、稲の収穫が始まるこの時期、フライングして稲を食べようかと思ってでもいるのだろうかと思いながら、今にも揺れそうな電線の鳥たちの写真を撮ったのです。
田舎の道路も通行量は少ないとはいえ、メンテナンスが必要なようだと見え、道路わきにおそらく地面を踏み固めるような機械がポツンと立っていたのです。なんだ、こんなところに立っていると勝手にいじられないかと思いながら、そんなことするのは僕ぐらいかと思ったのです。
それにしてもなんともみすぼらしい案山子が田んぼの中に立っていたのです。こんな地味な格好で本当に鳥たちが逃げるだろうかと不思議に思いながら、この間出会ったCDをいっぱいぶら下げている案山子のことを思い出し、派手ならなんでもいいわけでもないかと思ったのです。
いつのまにやら気づかぬうちに育っていたすすきと向日葵がコラボレーションしているのです。まだ秋になんかさせるものかと頑張る向日葵に対し、もう俺たちに任せろと言わんばかりのすすきがなんとも切磋琢磨しているようで、僕はどちらを応援するか悩んでしまったのです。
ん???最初に見た時はその異様さになんとも言えない違和感を感じたのですが、よく見てみてもなんで田んぼの真ん中に木が立っているのか不思議でたまらなかったのです。なにか果物の木だろうかとも思ったのですが、そうでもないようで、しばらく僕は考え込んでしまったのです。
夕方、只見線が走る時間になるころ僕は寺崎のカーブへと着いていたのです。まだ、只見線には時間があるようで道路を走る軽トラなどに気をとられていたのですが、小学生が一人自転車で走って行くのです。自転車は左側通行だぞ、そう思ったのですが田舎では大した問題でもないのです。
只見線がやって来る根岸駅の方向を見ていると、チラチラっとヘッドライトが点灯してるのが見えます。カメラの準備をしてと、のんびりしてると只見線はゆっくりと走ってくるのです。会津盆地最大のカーブをゆっくりと通過する、そんな只見線は急ぐことなど知らないかのようなのです。
寺崎のカーブで上りの只見線を見送ると、次は少しづつ若松市内のほうへと移動していきます。今日は何故だかいつもは行かない場所へ行ってみたのですが、いつのまにやらすすきだらけで、通過する只見線もどことなく、わきのあたりがくすぐったいなと言いたげに見えたのです。
下りの只見線を見送ると次の只見線までは30分以上あります。まあ、いいかと田んぼのあぜ道を自転車で走り抜けます。しばらく行くと只見線の線路があって通り抜けることはできません。たまには自分の自転車の写真でも撮ってやるか、そう思ってカメラのレンズを向けたのです。
夕方6時、広域無線から音楽が流れるころ下りの只見線がやって来るのです。今日は2両編成のようで、思いがけず線路の近くで撮っていたことに、望遠レンズじゃなくて良かったと安心するのです。そして、通過を知らせる汽笛を聞くと僕は家に帰ることにしたのです。


今日はここまでです。

本当は今日なんかの写真でnoteを書くのは嫌なのですが、昨日もっと嫌なことがあったので、それを書くために今日書いたのです。

昨日あった嫌な事とは・・・盛りのついた高校生が公園のベンチで接吻をしていたのです。

お前ら子供も遊んでいるところで何考えているんだと思ったのですが、望遠レンズ着けたカメラをぶら下げてたら写真に撮ってアップしてやりたいくらいです(もちろん顔は判別できないような角度で)。

なんだか自分にとってはトラウマになってしまったようで、そこの公園には近づかないようになるかもしれません。

人前で接吻するのは公然わいせつ罪にはならないんでしょうが、ちょっと思い返すだけでも吐き気がします。

かと言ってある芸能人よろしく多目的トイレの中でやられても困りますし、なんだか誰にこの怒りをぶつけていいんだか悩みます。

これを読んでる紳士淑女の皆様はそんなことはなさらないと思うのですが、とりあえず警告まで。

でも、アラーキーだったら撮っていたのかもしれないなと、自分の臆病なところが嫌になるのです。

さて、怒りもだいぶおさまったようなので、今日はここらで終わりにします。

それではまた。


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