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只見線のあるまちにて2021/07/13

はい、今日は天気予報以上の大雨が降りました。大雨警報レベル3が発出されました。確かにかなり降ったと思います。

午後に来客があったのですが、部屋にいる間に雨がひどくなってきて、帰るときに車まで走って帰ったのかどうかはわかりませんが、濡れただろうと思います。

ということで、そんな状況の中で写真撮りに出かけられるはずもなく、昔の写真を引っ張り出してきました。2020年7月13日の写真です。

いつも通り生暖かく見てやってください。


・農サイド(2020/07/13)

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只見線の本郷陸橋から高田橋までの間は鮎の放流箇所となっていて、鮎釣り解禁になると休みの日なんかには大勢の人が鮎を求めてやって来ます。今日は平日の夕方なので釣り客は少ない模様です。このとき来年度(今年)に鮎釣り解禁の前に、網で根こそぎ捕まえられてしまうことが起きるなんて、誰も考えなかったことだったと思います。


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今日は早く家を出たせいか、1時間に只見線が3本も走るこの時間帯にじゃんりん(雀林)踏切まで最初に行ってしまいました。普段なら本郷駅や後庵の踏切から撮り始めるのですが、今日はじゃんりん踏切からです。バックに見える飯豊山の残雪は融けただろうか気になりますが、この時期の季節には空が雲だらけで見えません。僕は蒸し暑いのを我慢しながら、3本中1本目の只見線を撮るのでした。


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そんな、じゃんりん踏切で約20分後に来るであろう下りの只見線を待っていると、犬を散歩に連れている人と出会いました。犬は踏切の遮断機が気になるようで臭いを嗅ぎまわっています。おそらく犬のなわばりの争いで、おしっこをかけられているのだと思うのですが、かけるなよかけるなよと心の中で願ったところ、犬は颯爽と先へ先へと歩き始めたのでした。


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犬が立ち去ってから携帯で音楽を聴いているとアラームが鳴りました。下りの只見線が近づいているのです。高田駅を発車したのは見えませんが、だいぶ遠くまで只見線の走ってくるのが見えます。寺崎の踏切を過ぎると確実にわかるのですが、ここじゃんりん踏切では上手と下手というのでしょうか2カット撮ることにしているので、まずはヘッドライトの見える正面から撮ったのです。


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正面から只見線を撮ると、じゃんりん踏切を下手のほうへ移動し、また只見線の後ろ姿を狙ってみます。あいにく飯豊山は見えないようで残念なのですが、その代わりと言ってはなんですが、梅雨もあと少しと言った時期の稲の葉は何とも言えないほどの緑緑していて、只見線の緑なんか隠れてしまうような感じなのです。そして、その緑が大好きな僕がいるのです。


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じゃんりん踏切で2本の只見線を撮った僕は、寺崎のカーブへと移動することにしました。途中、農作業をしている人と軽トラを見つけたのと、バックに磐梯山がちらりと見える光景に、これは撮ってもいいかなと思いつつ、シャッターを切るのでした。それにしても梅雨の合間の空は雲だらけで、写真を撮る人にはなかなか厄介なものかもしれません。


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寺崎のカーブに着くと、とりあえずカメラの設定をしておくことにします。そして余った時間を携帯で音楽を聴くことにするのが、だいぶ日課のようになってきている時期もありました。今日は金曜日じゃないから次の会津坂下行は3両編成だな、そう思って準備していたところ、携帯のアラームが鳴りました。高田駅を発車するような低いディーゼルエンジンの音がかすかに聞こえてきます。今日も寺崎のカーブは後ろから撮るのでした。


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寺崎のカーブで3本目の只見線を見送ると、もう1本撮りたくなって伊佐須美神社に寄ってから、後庵の踏切に行くという、いつもの順番を選びました。伊佐須美神社に行く途中、高田インフォメーションセンターに、会津美里町のゆるキャラ、あいづじげんの元になった慈眼大師のパネルが飾られていました。もっと宣伝してほしい、そう訴えかけてるように見えたのでした。


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夏至を20日も過ぎたというのに6時半を過ぎても、雲はあるとはいえ空は明るいままです。後庵の踏切へと着くと踏切を行ったり来たりして、撮る方向を考えます。いつもの三角の山が見えるのなら、それでもいいのですが、今日は雲があって見えません。それよりも夕方になってきて空が赤味を帯びてきました。よし、今日はこちらから撮ることにしよう、そう考えてカメラの準備をするのでした。


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4本目の只見線を見送っとあと、後庵の踏切から西の空を写してみました。まっすぐと伸びる線路を眺めつつ、これをたどって行けばあの夕焼けにもたどり着けるのかな、なんてことを柄にもなく考えてみたり、今日4本只見線を撮ったのはだいぶ疲れたようです。


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後庵の踏切を出発し家へと帰る途中、いつもの運動場のわきを通り過ぎていました。今日はナイター照明も点いていないし、誰も練習している人なんていないだろう、そう思った自分はじっくりと写真を撮らせてもらうのでした。もう少し、空が赤味を帯びていたならもっと味のある写真が撮れたのに、とないものねだりをしてしまう僕がいるのでした。


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農道を抜け、高田橋の上を通り過ぎるとき、空が焼けてきたことがわかりました。夕方見かけた鮎釣りの人たちは、もういません。ゆっくりと飯豊山のほうを眺めると、そこにあるべき飯豊山は見えずに夕焼けができていました。川にも夕焼けが映るときれいなんだけどなと思いながら、とりあえずカメラのシャッターを切るのでした。


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高田橋から10分ともかからない、只見線と会津線の上を渡る跨線橋に来ると、西の空は赤味を帯びていました。これが欲しかったんだよなと、さっそく首からかけたカメラを準備しました。良い具合に鉄塔なども立っているのが見えます。あまり長居をすると不審者に思われてしまうかもしれないので、2枚ほど撮ってから、さっそうと家路を急ぐのでした。


今日はここまでです。

いやはや今日の雨はすごかったですね。でもすごいのは家から4キロほど離れたところに、雨がやんでから行ってみると、全然雨の降った跡がなかったことです。

東北の梅雨もあと数日で明けそうな気配です。そうしたら自転車に乗ってどこまでも行くんだと意気込んでも、たぶんそこまではいかないと思います。

明日も今日と同じく午後に大気が不安定なようです。また雷雨にならなければ良いのですが・・・。

それではまた。

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