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只見線のあるまちにて2023/03/30

はい、今日はたぶん天気予報通りだったのです。
なぜ、たぶんかと言うと、これを書いているのが昼間だからなのです。
そうです、今日は朝から撮影に出かけたのです。

昨日、ツイッターで明日只見線を撮りに行くと書いてしまった手前、後にも引けず、まあ、久しぶりに出かけるのも悪くはないかなと思ったのです。

でも、朝一の只見線から撮るので6時前に家を出なければならないのです。
天気予報で見た通り寒いので少し厚着をして出かけたのですが、途中で暖かくなってくるかなとは思ったのです。

今日はなにやら学生さんが制服を着て自転車に乗っていたり歩いていたりして、学校休みのはずなのになにかあるのかなと気になったのです。

それでは、いつも通り生暖かく見てやってください。


・農サイド@会津美里町(2023/03/30)

今日は5時半に日の出とのことだったのですが、雲が多くなかなか太陽が顔を出さないのです。それでも会津若松市内のバイパス道路を経由して会津本郷駅へと向かったのですが、本郷大橋の手前の坂に凍結防止剤を撒く「まきえもん」が両側にあったことに今さらながら気づいたのです。
本郷の街中に入り、ドラッグストアのところを右に曲がると崩れた家があります。撮ろうか撮るまいか迷ったのですが、とりあえず今日はやめておくことにしたのです。そのまま先へ進むと駅までのびる道路脇に田んぼのくろを固めた風景が見られたのですが、まだ早いだろうと思ったのです。
そんな田んぼの風景を撮るのに露出補正をかけながら撮った後、会津本郷駅へと到着したのです。そう言えば、ここに来たのって3週間くらい前だったので、どこか変わってるところはないだろうか確認してみたのですが、会津本郷駅はいつものままだったのです。
先日の日曜日、会津本郷焼の酔月窯の器づくりの体験会を写真に撮ったのですが、そう言えば、ここ会津本郷駅の柱には焼き物が埋まっているのです。どこの窯で作られたものだろうかとか、なんで埋められているのか気になることはあるのですが、これはこれで個性的でありだと思うのです。
去年の10月に只見線が全線復旧してからというもの、只見線は福島県側がワンマン運転になってしまい、経費がかかってるんだろうかと心配になるのです。そんなことを心配していたら、今度は会津坂下駅の駅員さんのいる時間が短縮されるようで、またまた心配になってしまったのです。
もう、そろそろだよなと思ってはいるのですが、まだ用意されてないものがあるのです。それは駅舎の周りに置く花のプランターなのですが、朝は0℃近くまで下がるから、まだ花を育てるのは無理かなと思ってはみるのです。でも、前に見たチューリップのある風景が忘れられないのです。
前回、会津本郷駅に来た時、駅銘板がきれいになってることに気づいたのですが、望遠レンズしか持ってなかったのです。今日は標準レンズのついたカメラと2台体制で撮っているので、記念にきれいな駅銘板を撮ったのですが、相変わらずリミテッドレンズは樽型収差してくれるのです。
スマホが小出行の始発列車の到着を知らせたので、ホームの中へと入って待つことにします。カラスが1羽2羽、2羽3羽と飛んでいきます。普通なら、こんなものツールで一発削除なんていうのが最近の流行りなのでしょうが、僕はカラスが写り込んでもいいんじゃないかと思うのです。
ホームでワンマン運転用のミラーを見ながら、相変わらず細野晴臣の「HOSONO HOUSE」の「終わりの季節」を口ずさんでみます。「HOSONO HOUSE」は今年で50周年とのことですが、そう言えばタイタニック号に乗った細野さんの御先祖様は鉄道省の人だったなと思い返してみるのです。
誰もいないのをいいことに、いい気分で「終わりの季節」を口ずさんでいると、ようやく向こうから始発列車がやって来ます。望遠レンズ越しにはキハ120のようですが、まだまだ安心できません。国鉄色のキハ120だったり、キハ110を連結しているのではと想像して楽しんでみるのです。
ホームへと入って来る只見線は特段、汽笛を鳴らすこともなく、ゆっくりと入ってきます。あっ、普通のキハ120の1両編成だ。やっぱり1両編成も走ってるんだ、と何故だかうれしくなって連写したのですが、ホームミラーにピントが合ってしまい、ちょっとばかり面倒なことになったのです。
ホームに停車すると、ドアが開けられると知らせるための、車体脇の赤いランプが点いたのですが、誰も降りる人も乗って来る人もいないのです。運転手さんも特に立ち上がることもなく、前を向いたまま、只見線を次の会津高田駅へ向けて発進させるのです。
目の前をゆっくりと通り過ぎて行く只見線の車内を標準レンズで撮ってみます。1両編成で乗客の人みんな座れているだろうかと気にはなったのですが、どうやら大丈夫のようです。それよりも、こんな時間に只見線の写真を撮ってる、こちらを気にかけているような素振りだったのです。
小出、その表示がどこか不思議な感じがするところが、まだまだあるのです。長いこと不通だったことや雪の影響で只見止まりになったりと、なかなか一筋縄ではいかないところが、只見線の存在価値を高めている、そんな感じもどことなくするのです。

こんな朝早くから農作業車のエンジン音が聞こえてきます。なんだろうかと思って見てみるとトラクタが動いています。その手前には米のもみ殻が燃やされた跡があります。もうすぐ、農家の人は忙しくなるんだろうなと、少しばかり気になるのです。
会津本郷駅で小出行の始発列車を見送ると、自転車に乗って次の撮影場所へと向かいます。舗装道路を行けばいいものを、僕はいつものように農道を走って行きます。やっぱり、そうしていつものように松原踏切から飯豊山のほうを眺めてみるのですが、きれいには見えなかったのです。
田んぼだけが農家の人の仕事ではないのです。こんなに朝早くから、もう畑に出てなにか作業をしています。声をかけたかったのですが、線路のこっち側と向こう側、間には水路もあって渡れません。とりあえず線路越しに写真を一枚撮らせてもらうことにしたのです。
朝、早いのは農家の人だけではないようだったのです。線路の向こう側の農道を二人組の女性らしき姿が歩いているのが見えます。冬の間、体重が増えてしまった、そんな理由かはわからないのですが、ただ単純に運動不足を解決しようとしているだけなのかもしれないのです。
久しぶりに後庵の踏切に着くと、水道工事で冬期間通行止めだった道路がきれいに舗装されています。まだ、通行できるようになってから時間が経ってないと見え、道路には工事で使われた色々な数字や文字が書かれていて、このあたりで一枚いただこうかと思わされたのです。
久しぶりに後庵の踏切に来れたのがうれしくなって、つい踏切から会津本郷駅方面にのびる線路を撮ってみることにしたのです。なんだか、シャッターを切ると同時に「ふあぁ」みたいな声とも何とも言えないものが体の中から発せられたのです。
会津若松行の只見線が後庵の踏切に来るまでには、ちょっとばかり時間があったので、ちょっと先にある天神様を撮りに行くことにしたのです。今年は満開の桜の下、農家の人たちは花見をされるのかどうか、またそれを撮らせてもらえることが出来るかどうか、ちょっと楽しみなのです。
後庵の踏切に来れなかったのは、その踏切を通る道路で水道工事をしていたからなのですが、踏切の向こう側とこっち側では、まったく舗装道路の色も状態も違います。久しぶりの前方汽車通過ありの看板に、なんだかうれしくて無駄に写真を撮ってしまうのです。
スマホのアラームが鳴り、会津若松行の只見線がやって来るのを知らせたのです。僕はカメラを構えるとレンズを隣の新堀踏切のほうへと向けたのです。そうしたら、列車が来る時間だというのにダンプカーが、その大きな車体をゆっくり踏切を走らせていたのです。
ダンプカーは只見線の来る前には踏切を通り過ぎたようで、一安心したのですが、今度は只見線がどんな車両編成で来るのか心配になったのです。ところが、走って来たのはキハ110の2両編成で、ちょっとばかり、ん?と言う気分になってしまったのです。
後庵の踏切を通り過ぎるキハ110の2両編成を見送りながら撮影を続けます。朝日に向かって走って行くためか車体がピカピカに光って見えます。キハ40で好きだったテールライトとはだいぶ違うのですが、なんだかキハ110のテールライトもいいじゃないか、そう思ったのです。
後庵の踏切から会津高田駅へと向かうと、新しい舗装道路の上にトラクタがつけたタイヤ跡があります。昔、その紋様を撮るのに一時期凝ったのですが、なんだか「ハハハハハハハ」と笑っているようで、なんとなく憎めないところがあるのです。
会津高田駅へと自転車を走らせていると、宮川を渡ったのですが、そう言えばここの桜の写真を昔撮ったなと思って、ちょっとばかり寄り道してみることにしたのです。ここの風景は望遠レンズでぼかして撮るのか、標準レンズで絞って撮るのか悩みどころなのです。
会津高田駅へ着くと、いつも通り周囲を散策して回ります。よしっあれも変わってないな、これはどうだろうか、そんな確認作業がなんだか楽しくなってきて、終わることができないのです。でも、一番気になるのは花壇の花の状態なのです。
もう見飽きたよと言わずに見て欲しいのですが、男はつらいよの看板前の花壇のプランターは20日前に比べてちょっと咲いてるような気がするのです。手入れをしている会津西陵高校生は学校がお休みなので、その休み前に手入れしたのかなと思ったりするのです。
会津高田駅の周囲は特に変わったところはないなと思ったのですが、自分はよくよくポスターを見ていなかったようで、降りるときの手順が書いてあったのです。それによると車内精算ではなくて自分で運賃を確認して入れてくださいということに、ちょっとばかり驚いたのです。
その運賃を確認してください文章通り、切符・運賃入れの脇には運賃表が付いていたのです。あぁ、これならわかるやとは思ったのですが、お釣りなく清算してくださいとのことに、今日の僕だったら福沢諭吉しか持ってないんだけれど、と考え込んでしまったのです。
そんな運賃の精算について気になるところが山ほどあったのですが、駅舎の中の一枚の言葉に救われたような気分だったのです。明日のことはわからない今日の日を十分に生きよう・・・確かに今日は徹夜明けで只見線を追いかけるなんて無茶してるよなと一人笑えて来たのです。
そんな一人笑った会津高田駅を後にして、じゃんりん(雀林)踏切へと向かうことにします。踏切も近くなったころ向こうから学生が自転車でやって来ます。僕はさりげなく自転車を降りて、学生が通り過ぎて行くと磐梯山をバックに写真を一枚撮ることにしたのです。
じゃんりん(雀林)踏切・・・そう言えば逆側から撮ったことなかったよなと思い、いつもとは逆側に立ってみたのです。そこからは、あの僕の好きな三角の山が見えるのですが、うまくフレームには収まらないようだったので、どうしようか考えてみたのです。
そうこうしてる間に下りの会津川口行が来る時間をスマホのアラームが知らせてきたのです。僕は思い切っていつもとは違う場所へ立つことにしたのです。そうすると遠くからカンカンカンと踏切の音が聞こえてきます。またキハ110の2両編成にちょっとばかりムッときたのです。

じゃんりん(雀林)踏切で撮る時には、順光だとか逆光だとかは気にしたことなくて、ただ飯豊山を入れて撮りたい一心だったのです。でも、今日はあの三角の山を入れて小さな橋梁を渡る順光の構図を見つけ、さっそく、ぶっつけ本番で撮ってみることにしたのです。
三角の山を撮れたことには満足したのですが、やっぱり飯豊山も撮りたかったのでじゃんりん(雀林)踏切を通過した只見線をレンズ越しに追いかけたのです。でも、ゆっくりなせいか、なかなか現れない只見線にちょっとばかり歯がゆさも感じたのです。
今日の只見線の最後に寺崎のカーブで撮ろうとしたのですが、近くまで行ってみると田んぼには肥料やら堆肥やらの袋が置いてあったのです。そんな中を一人の少年が一生懸命走っています。なにか近いうちにマラソン大会でもあるのか気にはなったのです。
寺崎のカーブは飯豊山がドーンと見える特等席なのですが、今日は春霞のせいか良く見えないのです。仕方ないなと思いながら上りの会津若松行が来るのを待ったのです。到着してさほどせず走って来たのですが、ゆっくりなせいかなかなか近づいてきてくれないのです。
寺崎のカーブまでは長い直線なので、見えてきた車両が何両編成なのかキハなにを使っているのかがわからないのです。ようやく近づいてきたなと思ったら、なんと今度もキハ120の1両編成だったのです。ワンマン運転になるってことは、こういうことなのかなとしみじみと思ったのです。
今日の目標だった4本を撮り終えると、僕は伊佐須美神社と文殊院へと行くことに決めていたのです。そうすると、中学生だか高校生だかの男女が歩いてきて、今日はやっぱり何かある日じゃなかったんだろうかと思わされたのですが、転任式ぐらいしか思いつかなかったのです。
受験や就職試験やらに効果があるとされている文殊院へと行ったのですが、やっぱり2月の大祭があった時に来るべきだったなと思わされたのです。そんな時向こうから来た女性が「おはようございます」と言いながら、なにやら良い香りを振りまいてすれ違って行ったのです。
昔、フォトブックを作った時、文殊院で自分の受験した高校の絵馬があるか見落とした、なんて受験生にはドキッとするようなことを書いたのですが、今度はちゃんと見落とさないで見てきたので、ここにお参りした人はみんな合格したはずだと思うのです。
文殊院の絵馬をあとにして近くの伊佐須美神社へと向かうことにしたのです。文殊院にいた時も、なにか猫のような鳴き声がすると思っていたのですが、どうやらそれは伊佐須美神社で飼ってるクジャクの鳴き声のようで、なんで神社にクジャクなのかなと思ってしまったのです。
さっき、鳥居のところから本殿の方で何か作業をしている人影が見えると思ったら、どうやらお札やらお守りだとかを売る人が掃除をしていたらしくて、一人は自分の方へと歩いてきて「はい、ご苦労様です」と声をかけて行ったので「あっ、どうも」と応えておいたのです。
伊佐須美神社は10何年前の火事のせいで本殿が消失してしまっています。仮の本殿があるのですが、なんだかその社格には分不相応なものなのです。それでも掃除をしている人の姿を見ていると、いつか立派な本殿ができるだろうから、それまで頑張ってくださいと伝えたくなったのです。
伊佐須美神社をあとにすると今日の写真散歩も終わりで、最後にもうすぐ桜でいっぱいになるであろう宮川の堤防越しに磐梯山を撮ってみたのです。今年は桜が早いらしいとのことで、僕も正直どこから撮って回ろうか考えあぐんでいることは内緒なのです。


今日はここまでです。

ハッキリ言って疲れたのです。

徹夜で撮影に出かける→RAW現像→文章作成(今ここ)で、ご飯も食べてないんです。

面倒くさくないようにと炊き込みご飯の素を買ってきたのですが、お米をとぐのも面倒なくらい疲れたのです。

あ~主治医に60点の生活を送るようにと言われているのに、これじゃあダメじゃないかと思うのですが、たまにはアクセル全開にしてみたいのです。

えっ、いつもの例の場所の写真はないのかって?

すみません、1時間も待たなければいけなかったので、例の場所での小出発の始発列車は撮らなかったのです。

さすがに自分でも、これ以上はまずいなと言う自覚はあるもんで・・・。

次回にご期待くださいませ。

炊き込みご飯もできたようなので、そろそろ終わることにします。

それではまた。

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