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只見線のあるまちにて2021/10/16

はい、今日は天気予報通りにはいかなかったようです。くもり一時雨の予報だったのが、午後は晴れてくれたのです。

写真を撮りに出かけても良かったのですが、昨夜パソコンの前でうとうとしただけで、ベッドで寝なかった身には辛いものがあるのです。

今日は、どうしてもお見せしたいものがあって、昔の写真を引っ張り出してきたのです。2010年10月16日の写真です。

それでは、いつも通り生暖かく見てやってください。


・農サイド(2010/10/16)

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今日は、朝早く起きて写真を撮りに出かけることにしたのです。早く起きたなんて言っても、普通の人と同じ7時位に起きたのですが、自分にとってはだいぶ早起きです。身支度を済ませたあと、どこへ出かけるか考えたのですが、やっぱり、いつもの通り本郷の田んぼのあぜ道だったのです。


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田んぼのあぜ道から只見線を見送ったあと、僕は近くに咲いていたコスモスが気になったのです。もうだいぶ花びらが落ちているようなのですが、まだまだ元気なものもあります。そんな花びらを撮ろうとしたら、芋虫だかなんだかの幼虫が張り付いていて、ちょっとばかり引いてしまったのです。


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芋虫のことなんかとっくに忘れ、あぜ道を自転車でひた走ります。そんななか出会ったのが、ノスタルジックヒーローというには、まだ早すぎるような廃車だったのです。スペックは2気筒ターボ+FR。なんだか、なんとかDとやらに出てきてもおかしくないような軽車両マシーンに心惹かれたのです。


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ノスヒロをあとにして、只見線沿いへ戻って来たのです。なぜなら今日はトロッコ列車の風っこ号が走るからです。大きな駅の時刻しかホームページには載っていないので、だいたいの勘で線路にへばりつき、風っこ号を待っていたのです。ほどなくして汽笛が聞こえ近づいているのがわかったのです。


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風っこ号を見送ると、次は上りの只見線を待つことになります。時計を見て、どれくらい待たないといけないか計算したのですが、約50分ほど待たなければいけないようです。その間に何か面白いものはないか、望遠レンズでぐるっと一回りしたらば、近くの観光農園で柿の収穫をしていたのです。


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そんな観光農園を望遠で撮っていると、僕のほうへとなにかトラクタが向かっているような音が聞こえてきます。ファインダから目を離し、前方を見てみると、コンバインをけん引したトラクタだったのです。コンバインも、道端に咲いているコスモスも今年はもう終わりだな、そう思ったのです。


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風っこ号が通り過ぎてから、約50分ほどしたあと、定期運行の上りの只見線がやってきたのです。おそらく、会津坂下駅で風っこ号とすれ違ったと見られ、ゆっくりとこちらに走ってきます。田んぼの中のわらを丸めたものはなんだろうか?そう思っている人が僕以外にもいればいいのですが・・・。


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午前10時過ぎの上りの只見線を見送ると、午後の1時半までは列車がやってこないのです。田んぼを撮るにしろ、もう稲などはなく、撮りたいと思わせるものがなかったのです。そんななかタンポポをみつけて、近づいて撮っていると、くしゃみをしただけで飛んでいかないかと心配になったのです。


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さっきのタンポポはインターネットで調べるとセイヨウタンポポだそうで、春じゃなくても一年中咲くそうです。じゃあ一年中咲かないものはなんだということで、ススキをピックアップしたのです。どこがいいか悩んだのですが、新堀踏切のレールが段々と上っているところで撮ったのです。


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もう、すでに稲刈りはほとんど終わっているので、田んぼの中にコンバインが置いてあるのも変な話なのですが、その事情は田んぼの持ち主の方にしかわからないと思うのです。それよりも風が吹いてコンバインのカバーがめくれて、チラッと見えた稲刈り機部分に喜ぶ自分は変なのでしょうか?


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お昼はコンビニで買ったおにぎりを、伊佐須美神社沿いにある宮川の公園で済ませたのです。時間は午後1時を過ぎ、下りの只見線がやって来る時間だったのです。いつも通り、寺崎のカーブへと思ったのですが、農道からコスモス越しに眺める只見線もいいものだと思い、シャッターを切ったのです。


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さっき撮った下りの只見線の写真は、さすがにコスモスを入れ過ぎたかと思い、もうすぐ来る上りの只見線を待っていたのです。今度はコスモスを画面の半分くらい入れて、只見線を撮ったのですが、置きピンに失敗してしまって、上りの只見線のピントが合ってなくて、ちょっとばかり凹んだのです。


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凹んでばかりはいられないので、自転車で先に進もうとすると、さっき来た只見線に乗っていたと思われる、学生たちが駅の方から自転車に乗ってやってきたのです。考える間もなく、ファインダを構え、シャッターを切ったのですが、ちょっとばかりススキが邪魔してるような感じになったのです。


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今、通り過ぎた学生たちと同じ農道に出てみると、今まで田んぼだと思っていた一角が、なにやら豆類の栽培地だったのです。そう言えば、子供の頃、この豆の木に似たものを束ねては、大きな木の小槌でたたいた記憶があるのですが、そんな祖母との思い出だけで品種までは覚えていなかったのです。


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只見線の下りと上りを撮った僕は、一旦会津高田駅へと戻ってくることにしたのです。駅舎の前にある大沼高校の花壇は花が植えられています。そう言えば、昔、高校生に駅舎前でモデルをしてくれるよう声をかけたのですが、了解してくれた高校生が今どうしてるか、少しばかり気になるのです。


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会津高田駅でホームを端から端へと歩いたり、なにか面白いものがないか探してみたのですが、特にこれはと言ったものはなかったのです。駅のそばの踏切を通り行く車を撮ってみたのですが、やっぱり軽トラが一番カッコいいのです。あとは、錆びた引き込み線がなんとなく気になるのです。


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もう、さすがに稲刈りをしている人はいないだろうと思ったのですが、いまだにあぜ道を走っているコンバインを見つけたのです。そのコンバインの周囲には稲刈りの終わっていない田んぼが見つからなかったので、まさに今日コンバインで稲刈りをしたのかと思うと、鼻がムズムズするのです。


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朝、見送った風っこ号が上りになって戻って来る時間帯です。今朝の走っていた時間帯から、だいたいの時間を予想して、磐梯山をバックにカメラを構えてみます。稲刈りの終わっていない田んぼは見当たらなかったので、とりあえず稲わらを干している田んぼで撮ることにしたのです。もう午後4時近く、日の入りはどんどん早くなり、夕方の只見線のラッシュアワー3本を撮れなくなったことに寂しさを感じていたのです。そして、ほどなくしてやって来た風っこ号を撮ると、僕は家に帰ることにしたのです。


今日はここまでです。

どうしてもお見せしたかったのはどれかと言うと、ノスタルジックヒーローと呼ぶにはまだ早い、2気筒ターボ+FRの軽自動車なのです。

ほんと、なんたらDだったら峠の下りのスペシャリストになっていたであろうところなのです。風の噂では古い2気筒エンジンを新しい3気筒エンジンにスワップできるようなのですが、本当の話かどうかはわからないのです。

風っこ号、今年は走るようでなによりです。トロッコ列車なので窓をつけないでおけば、密室にならずに済みます。

こうやって、写真を見返してみると、ほんと一日中只見線を追いかけたり、田んぼのあぜ道を走ったりと、田園地帯を縦横無尽に写真を撮っていたことがわかります。

あの頃の体力には戻れないのでしょうが、やる気だけは元に戻れたらいいなと思います。

あっ、3000文字を超えてしまいました。すみませんが、これにてお開きにしたいと思います。

それではまた。

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