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ラグビーにヒントあり? チームが結果を出すために必要な「学び」を蓄積するためのリーダーの役割<Vo1.2>

結果を出すためには、失敗から「学び」を蓄積することが必要

6月22日(土)29日(土)と2週続けて、ラグビー日本代表の試合が開催されました。負けてしまい残念でしたが、チームにとっては4年後の結果に向けたたくさんの「学び」があったのではないかと感じた試合で、次からの試合も楽しみになりました。

グラウンドでは、たくさんのお客様が観戦する中、今回の負けについて、文句やヤジを飛ばす観客は見受けられなかったと思います。私もコーチ・運営スタッフとして最近までラグビーに関わっていた身としては、80分間、選手が体を張り続けることは、並大抵のことではないとわかります。だからこそ、そこまで真剣に戦った選手たちを、簡単に批判したりはできないです。まさにチーム・選手へのリスペクトです。

リーダーは、失敗したことを、簡単に責めない方が、チームは良い結果へ

きっと、戦ったメンバーたちも、何が足りなかったか、これまでの選手が持っていて、自分がないもの、次回の試合から修正すべきことなど、多くのことを話し合い、蓄積しているはずです

失敗したメンバー自身が次に何をすればよくわかっているケースも。

リーダーとしては、なぜあの場面で、あんな失敗したんだ!と、思わず責めてしまう場面もあるかもしれません。責め続けられるとチームのメンバーは、どうすれば結果が出るか、考えて試す「成功するための行動」から、リーダーからの指示の守るだけ、怒られないようにする「失敗しないための行動」へかわってしまい、結果、想定する成果を出せない状況になってしまうと思います。ここはラグビーだけでなく、普段のお仕事の場面でも同じではないでしょうか。

一緒に地域のラグビースクールで活動していたベテランコーチは、試合や練習で失敗した子供に「何やってんだ」とは絶対言わず「なぜうまくいかなかったか考えてみて」と声をかけます。これは、自分が仕事で一緒に働くチームのメンバーに対しても全く同じですね、と。特にこのコーチング方法はラグビーでとても大切にされています。

メンバーを責めるだけでなく、なぜそうなったのか、結果を出すためにどんな取り組みが必要か、少し手間がかかり我慢も必要ですが、学びの蓄積のため、ラグビーのコーチングスタイルから学べるリーダーの役割だと思います。

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