TACOPHANTOM

40過ぎにしてタコスへの情熱を突如燃やし始め、タコス屋さん始めたい欲がとまらない。 と…

TACOPHANTOM

40過ぎにしてタコスへの情熱を突如燃やし始め、タコス屋さん始めたい欲がとまらない。 とは言え、妻もおりそう簡単には行きません。日々の葛藤と開業までの紆余曲折を綴り、池井戸潤を超える泣き笑いの感動大巨編になる予定。書籍化オファーはFAXで。instagram:tacophantom

マガジン

  • 【脱サラ】タコス屋開業までの道のり

最近の記事

  • 固定された記事

NYCでタコスと出会う

ぼくが最初にタコスの美味さに魅了されたのは、もう15年以上も前。 当時沖縄にしょっちゅう遊び行っていたぼくは、現地で食べるタコスやタコライスにすっかりハマってしまった。特にビーチ(つまり浜)で食べるタコスは感動ものだった。その後ひょんなことから沖縄に住むことになって、沖縄のタコスの名店として知られる宜野湾のメキシコと出会い、どっぷりタコスLOVEな生活を送っていたのである。 沖縄のタコスが本場メキシコのタコスとは全く別物という事を知ったのはつい最近の話。 時は流れ、東京

    • Taco&Bar Chillというお店をオープンしました

      皆様ご無沙汰しております。 タコファントム改めチルです。 さて、まずは宣伝させて頂こう。 TVプログラムの冒頭に入るCMと思ってもらいたい。 https://taqueria-chill.blogspot.com/ タコファントムはこれまで間借りおよびイベント出店を通じ、様々なタコスを提供してきた。 3年以上の期間、そのような活動を続けてきた訳だが、そんな活動をしながら、並行して物件チェックも行っていたのである。 そして、幾度となく「この物件、良物件じゃないか?」という物件

      • 飲食店とメディア

        先日ヤフーニュースで以下の記事を読んだ。 この手のいやがらせ産業はどこの業界にもあるのだが、飲食店はターゲットにされやすいだろう。 比較的被害も大きいのではないかと推測する。 理由は2つあると思う。 ①店選びに口コミを利用するケースが多い ②店側からの反論が届きにくい 旅行業界でも同様の被害はある。 googleでホテル名にワンスペース空けると、検索候補に「ホテル名 心霊」「ホテル名 幽霊」「ホテル名 事故」などが出てくる事がある。 以前にホテルの担当者からこの事につい

        • サタデータコスブック

          こんにちは。タコファントムです。 土曜日の午後のひととき、本日も素敵なタコストークでお楽しみ頂きたいと思います。 先週のサンデーソングブックを聞きながら、新幹線の中からこのブログを書いている。 新幹線は2時間近く乗るし、席とテーブルが確保されているので仕事をしようと目論むのだが、電波状況が悪くて毎回仕事にならない。 世の中クラウド化し過ぎで、ネットワークのスピードに生活が左右されるようになってきている。3Gから4Gに変わった時に感動したネットワークの速さは最早全く感じられな

        • 固定された記事

        NYCでタコスと出会う

        マガジン

        • 【脱サラ】タコス屋開業までの道のり
          12本

        記事

          tacotuesday

          今日は火曜日。タコチューズデーである。 今は帰宅途中の電車の中でこのブログを書いている。 半蔵門線だ。電波状況はあまり良くない。 さて、タコチューズデーとは文字通り火曜日はタコスを食べよう!というキャンペーンであるが、発祥はよくわかっていない。 どうもアメリカのタコス屋が始めて、メキシカンなお店が乗っかって、もはや定番化したイベントのようである。 日本で言う土用の丑の日(平賀源内発案との噂)のようなイベントだが、毎週って、やり過ぎじゃない? せめて29日は肉の日くらいの頻度

          タコスバーという業態

          何々バーという業態がある。 缶詰バーとか、オイスターバーとか。 タコファントムもタコスバーを名乗っていて、つまりタコスメインでお酒飲めますよということを伝えたかったのだが、もし開業するならこの業態は大変難しい。 そもそもバーという業態は商売としては非常に難しい。座っただけでチョコとナッツが出てきて1,000円、ビフィータのジントニック1杯1,300円とれるなら話は別だが、街場のバーはほとんどチャージフリー、ジントニック1杯500〜800円、おそらく客単価は2,000円程度、1

          タコスバーという業態

          やはり、店を持ちたい

          ブルーハーツの情熱の薔薇をご存知だろうか? どんなに美しい真っ赤な薔薇であっても、花瓶に水が無ければすぐに枯れてしまう。 これは我々の心の情熱でも同じ事で、水を与え続けなければ情熱は枯れる。 僕のタコスへの情熱は2018年にNYで芽生えた。2020年に間借り営業したことでその情熱が咲き、未だに枯れずにいてくれている事に大変感謝している。 誰に感謝しているかといえば、理解を示してくれた妻にであり、私の作るタコスを美味しいと言って食べてくれたお客様にであり、出店させてくれる店舗に

          やはり、店を持ちたい

          サンプリング

          何度かお伝えしているので認識されている方もいらっしゃるかもしれないが、私はもう40半ばである。 若い頃最先端で聴いていた音楽ももう20年前のクラシックとなり、それらがサンプリングされるようになって久しい。 タコス好きは大体音楽好きなので説明は不要だと思うが、サンプリングとは元々ある楽曲の一部を切り取って再構築し、新たな楽曲を作り出すことである。ちなみに、ほぼそのまま使う事を「まんま使い」などと言う。 さて、音楽の世界ではヒップホップの台頭により昔からよく使われてきたサンプリン

          サンプリング

          ニュシタマリゼーションしたいぜー!

          タコスラバーであれば誰もが夢見る行為。 それは間違いなくニュシタマリゼーションだろう。 このブログに辿り着くほどの生粋のタコス好きであればニュシタマリゼーションについては熟知されている事とは思うが、念の為、簡単に説明しておこう。 Nixtamalizationとは、コーンをアルカリ性の水で煮ることである。この過程を経ないと、粘り気が出無いためトルティーヤのようなパンにならない。 粘り気の正体はでんぷん質が変化したものであるが、何故でんぷん質が変化したことで分子同士が結合するよ

          ニュシタマリゼーションしたいぜー!

          情熱を持つこと

          早いもので2023年ももうひと月過ぎ、2月の半ばになっている。 バレンタインも終わった。 今年は誰からも(妻からさえも!)チョコは貰えなかったが、そんな事は大した問題ではない。そう、大した問題ではないのだ。 タコファントムは今年色々なお店で活動したいと思っている。今更ながらクラフトビールの旨さに気づき始めたので、クラフトビールの美味しいお店でタコスを出したい。ワインの得意なお店でも出したい。でもツテがない。どなたか繋いで頂けないだろうか?絶対に後悔はさせない。 何度か申し上げ

          情熱を持つこと

          無人君問題(2020年6月頃に下書きしてた記事)

          何年ぶりの投稿?と思われるタイミングで、過去記事が意外といい感じだったので投稿する。なお、現在の状況に即していない部分も多々あると思われるので、当時ならまあそう思ったわなという程度に読んで頂きたい。 最近コンビニを利用する事はあまりなかったのだが、先日、伊藤忠によるファミマTOBのニュースを見たこともあって、そういえば、コンビニに行ってみようと、外出ついでにファミマでジュースを買ってみた。 結論から言うと、もうコンビニが自販機化することは目に見えた。間違いなく自販機化する。

          無人君問題(2020年6月頃に下書きしてた記事)

          2020年10月17日(土)18日(日)「織恩」にて間借り営業します

          タコファントム再始動である。 昨月まるフェでの営業終了が決まる前から、いくつか内見はさせて頂いていた。その中で、最もキャパシティが小さい「織恩」さんにて10月17日18日に間借りさせて頂く事になった。お声がけ頂いた友人に感謝である。他にお声がけ頂いたお店でもいつか間借りはしてみたい。特に神楽坂は必ずカムバックする所存である。 まずは宣伝のため、住所を載せておこう。 〒113-0024 東京都文京区西片2丁目19−23 「織恩」さんは改装中で今は閉店しているのだが、念

          2020年10月17日(土)18日(日)「織恩」にて間借り営業します

          2020年9月27日 営業終了のお礼

          まるフェでの営業最終日を終えた。 最終日は多くのお客様にお越し頂いて本当に嬉しかった。最初にお越し頂いたご家族様は、帰り際にこんな言葉を残して下さった。「この美味しいタコスをまた食べれる日が来る事を願う」涙が頬を伝わるのでは無いかと思うほど感動した。※実際にはヘラヘラしながらあざーすとか言ってました。 たった5回の営業で何がわかるのかと思われるかも知れないが、0と1の差ほど大きな違いではないものの、回を重ねる毎に様々な気付きがあり、プレオープンの時とは段違いに手際も良くなった

          2020年9月27日 営業終了のお礼

          9月20日の営業を終えて所感

          シルバーウィークの中日である。これまでの営業とは違うお客様の流れになるのでは?と思いスタートさせた9月20日の営業だが、見事にほぼこれまでの営業と同じ流れだった。 17時オープンから数分でほぼ満席となったものの、テイクアウトに切り替えるお客様もいらっしゃり、少しワタワタしたスタートとなった。 ドリンクを出して、その間にフードのオーダーを考えて貰ってという流れを想定しているのだが、テークアウトはしょっぱなからタコスである。「出会って5秒でタコス♡」みたいな感じである。なので

          9月20日の営業を終えて所感

          9/13営業終えての所感

          天候に恵まれない。先週は一時大雨、今週はずーっとシトシト系。先週は激情型のメンヘラで、今週は超ネガティブシンキングな感じ。 そして予約は0件。あ。今日ヤバい?と思ったのだが、結局は常に数組お客様がいらっしゃる状態であった。どこぞの馬の骨ともわからぬ中年男性が作るタコスをわざわざ食べに来てくれるなんて、本当に感謝である。店を出た瞬間に雷が直撃してお亡くなりになるかも知れない。万が一そんな事になったら、ぼくのタコスが人生で最後の食事になる。その可能性は限りなく低いがゼロでは無い

          9/13営業終えての所感

          9月6日営業を終えて所感

          事前の予約は知り合い1件、インスタから1件の2件のみ。しかも雨予報である。雷雨だと言っている。これはマズイのではと思ったものの、店を開けないと言う選択肢はないやろという事で開店すると、早速ご予約の、お美しくかつ食のアンテナが高そうな2名様がご来店。続いて、品のあるご夫婦?カップルかな?の2名様、そして、熱心に写真を撮られていたのでブロガーさんかな?の1名様、さらに、職場の元後輩が飛び込みで2名様。早速ほぼ満席スタートとなった。とてもありがたいことである。 さて、先週タコスだけ

          9月6日営業を終えて所感