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サタデータコスブック

こんにちは。タコファントムです。
土曜日の午後のひととき、本日も素敵なタコストークでお楽しみ頂きたいと思います。

先週のサンデーソングブックを聞きながら、新幹線の中からこのブログを書いている。
新幹線は2時間近く乗るし、席とテーブルが確保されているので仕事をしようと目論むのだが、電波状況が悪くて毎回仕事にならない。
世の中クラウド化し過ぎで、ネットワークのスピードに生活が左右されるようになってきている。3Gから4Gに変わった時に感動したネットワークの速さは最早全く感じられなくなり、5Gですら数年もしないうちに遅いという感覚になるだろう。
人間の欲望は際限なく膨らんでいるし、そのスピードは加速度的に増している。世間の不安は恐らくここから来ているし、結局幻想に憧れ、幻想に怯えるのが大半の人生である。

さて、今日は長旅である。
たっぷり時間があるので、色々話は飛ぶし長文になるだろう。お付き合い頂ければ幸いである。

先日、タコスバーは収益面で厳しいというお話をさせて貰った。目指すのはbillsであるという話もした。

ここで少し別の角度からのお話をさせて貰おうと思う。

皆さんは何のために働いているだろうか。
私の今の本業はサラリーマンである。若い時には憧れた仕事で、運良く従事することができ、20年近く勤めている。しかし、最近では生活のため、安定した収入のための仕事になっている。
今の憧れはタコスを通じた食の提供だ。
45歳になって夢を追うなんて無謀だと思われるかも知れない。失敗したら取り返しがつかないとも言われるだろう。チャレンジはもっと若い時にすべきであって、40を越えたら定年まで会社にしがみつけとさえ言われるかも知れない。
しかし、それは果たしてどこまで根拠のある否定だろうか?
45歳だから無理なんて、プロスポーツ選手くらいではないだろうか?
医師や弁護士あたりも、苦しいものの多分まだ行けるし、飲食店なんてミシュランすら狙えない事はないと思う。タコファントムは狙って無いが。
ミシュランあたりのお墨付きがあれば、常に新規顧客が獲得出来るだろう。ただ、このSNS時代に新規顧客を獲得し続ける形態は非常にリスキーである。ちょっとのミスが命取りになりかねない。
ミシュラン掲載店くらいなると、ブランドが売り物になるが、逆に問題が出ると賠償責任に繋がる可能性もある。

バーに代表される形態のお店は、新規顧客よりも如何に既存のお客様で回すかが大切である。
既存8:新規2くらいで回せるのが理想ではないか。そうなると、過度な露出は敢えて避けたほうが良い。最初にブランドを確立し、その後はお客様がブランドアンバサダーとなるように仕掛けるべきである。
話が飛んだが、最近飲食を本業にするなら何がしたいかをぐるぐると考えている。
飲食だけではなく、私の人生として何がしたいのか?お恥ずかしながら、自分の事なのに、正直あまり考えたことが無かった。それだけ、私の人生は運に恵まれているのだろう。
今の私の第一優先事項は子供である。子供が常に笑顔でいられるようにしたい。これが最優先で、それにはもちろん妻の笑顔が必須なので、妻を笑顔にすることも同率でファーストプライオリティである。
とはいえ私の人生としてチャレンジもしたい。そこで色々と考えていると、夜時間にしかフォーカスしていなかった飲食において、ランチタイムでの提供、オフィス街での出店、場合によってはキッチンカー営業あたりの、これまで自分の求めるスタイルとは違うと思い除外していた選択肢のうちいくつかが復活してきている。
インスタで話題になっている月光もりあさんの漫画の一言で、「子供に遊んで貰えるのも10才まで」みたいなのがあって号泣した。ぜひみなさんも読んで貰いたい。子供が私と遊んでくれなくなる時までは全力で子供を笑顔にしてあげたい。夜は子供と一緒にいたいし、土日も一緒にいたい。そうなるとサラリーマンが良いのだが、私が子離れするためには私の夢も追う必要がある。すると、平日ランチタイムにタコス(およびその周辺)でしっかり稼ぐ。これがベストアンサーな気がする。今と同等のサラリーをこれで稼ぐのはとても大変であるが。
さらに、子供が10才になる8年後には新たなステージに移行する準備も必要だ。ただしこれは、延長線上にある。毎日必死に楽しんでいれば、自ずと道は開けるだろう。
そういう意味で言えば、旅行業のサラリーマンから飲食業への転換は唐突に見えて全て繋がっている。旅行業に従事していなければ妻と出会うこともなかったかもしれないし、ニューヨークへ行く事もなかったかも知れない。行ってもタコスは食べなかったかも知れない。事実、タコスをオーダーしたのは私でなく妻である。この辺の話は「ニューヨークでタコスと出会う」を読んで頂きたい。
旅行業の前には、少しの期間飲食業を夢見たことがあって、未熟ではあるがキッチン、ホールとも経験があることが間借りでも幸いした。その前にはDJやデザイナーに憧れたことがあり、この辺も店作りには活きてくるかも知れない。
人生に無駄なことなど何も無いとよく言われるが、本当にそうだ思う。
無駄があるとすれば挑戦しなかった事であると思うし、その事を悔い、次回の挑戦へのバネになるのであればその経験すら無駄ではないのだと信じたい。
気がついたらもう2,000字を超えているのでこの辺にしておこう。とりとめもない思い付きをここまで読んで頂いて感謝である。この長い時間も無駄にはならない事を祈る。


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