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#神話
意味分節理論とは(3) 「始まり」への問いに答える思考と意味分節理論 -中沢新一著『アースダイバー神社編』を読む
「人間」はどこから来て、どこへ行くのか。
「私」はどこから来て、どこへ行くのか。
「宇宙」はどこから来て、どこへ行くのか。
このような、俗に「深い」と言われるような問いは、しばしば起源をたずねようとするものである。起源、すなわち、始まりである。
こうした疑問に答えようとすれば、現代の私たちなら科学的な知見と手法を総動員することになる。人間が人間ではない猿の仲間から区別できるようになるまでの
意味分節理論とは(4) 中間的第三項を象徴するモノたち -中沢新一著『アースダイバー神社編』を読む
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中沢新一氏の『アースダイバー神社編』を引き続き読む。
(前回、前前回の続きですが、今回だけでお楽しみいただけるはずです)
『アースダイバー神社編』には、諏訪大社、大神神社、出雲大社、そして伊勢神宮といった極めて古い歴史を持つ神社が登場する。
中沢氏はこれらの神社に今日にまで伝わる神話や儀礼やシンボル(象徴)たちを媒にして