桜川旅人(Tabito)

2023年FIRE達成しました。 日本・世界中を旅して回ろうと思っています。 特に、物…

桜川旅人(Tabito)

2023年FIRE達成しました。 日本・世界中を旅して回ろうと思っています。 特に、物価が安い東南アジアと、実家がある東北旅行が中心になります。

最近の記事

FIRE後の時間の使い方の変化

退職してFIREすると、会社による拘束から解放されるため、時間の使い方は自由になります。 人によっては、あまりに自由過ぎて自堕落になったり、暇を持て余して鬱っぽくなったり、退屈に耐えきれずに再び働き始めるなど、FIRE後の時間の使い方は難しい側面があるようです。 私の場合、在宅勤務中心の期間を3年くらい経てFIREしたため、FIRE直後の時間の使い方には劇的な変化はありませんでした。 FIREして来月で1年経過しますが、暇を持て余すこともなく、毎日充実して過ごしています。

    • FIRE後の生活費の実際

      私のFIRE後の「生活費」について、全国平均と比べてみたいと思います。 今回比較する資料は、総務省統計局の「2022年の単身世帯の家計調査結果から、民営借家(アパート・マンション等)で一人暮らしをしている方の1ヵ月あたりの生活費の平均」です。 総務省の統計はサラリーマンベースのようなので、給与から天引きされる社会保険料(年金、健康保険料)は入っていません。 FIRE後は、ほとんどの方は社会保険を自分で納め、かなりの支出になりますが、あくまで「生活費」の比較なので除いて比較し

      • FIRE後に重くのしかかる税金の負担

        FIREを達成すると、ほとんどの場合収入は減少すると思いますが、税金と社会保険料は容赦なく請求されます。 前回の社会保険料に続き、FIRE後の税金について、私の体験を踏まえて書いていこうと思います。 FIRE後の税金の負担所得税や住民税については、会社員時代は給与から天引きされていましたが、退職後は自分で納付しなければならなくなります。 所得税については、会社員時代に当年度分の税額が既に源泉徴収されており、翌年以降は所得に応じた税率となるため、それほどの負担感はありません。

        • FIRE後の大きな負担 社会保険料の節約

          FIRE後の社会保険料FIREをすると、会社員時代にもらっていた給与が無くなるので、それまで天引きされていた税金(所得税・住民税)や社会保険料(健康保険・年金保険)を、自分で納めなければならなくなります。 毎月の給与から天引きされていたときは、それほど気にかけていなかったものですが、いざ自分で支払うようになると、1年分の納付額が提示されることもあり、金額の大きさに驚きます。 とはいえ、税金も社会保険料も滞納するわけにはいかないものなので、出来るだけ安くなるように工夫すること

        FIRE後の時間の使い方の変化

          FIRE後の経済的な面での変化

          サラリーマンがFIREした場合、当然それまで会社からもらっていた給与収入が無くなります。 失業給付などの公的扶助も、一定期間しか受けられないため、定期的な収入が無くなるのは、精神的にかなりプレッシャーになります。 私はFIREに向けて時間をかけて準備していたため、ある程度は予想はしていましたが、それでも毎月決まった日に振り込まれる現金収入が無くなるため、クレジットカードの引き落とし日に合わせて銀行口座にお金を移動させておくなど、今まで以上にお金の流れに注意するようになりました

          FIRE後の経済的な面での変化

          FIRE達成後の健康面と時間の使い方の変化

          2023年の6月末、50歳を前にして会社を退職しFIREしました。 大卒で入社し、25年近く同じ会社に勤めたのですが、会社の業績が先細りでリストラが進行していたのと、私自身も時間をかけてFIREの準備を進めていたこともあり、あっけなく退職が了承され、あと腐れなく退職することが出来ました。 6月末日付での退職でしたが、出勤したのは5月の初めまでで、その後は積み上がった年休を消化していました。 年休消化中は、念願だった長期の海外旅行に出かけ、マレーシアとタイを周遊しリフレッシュ

          FIRE達成後の健康面と時間の使い方の変化

          FIREした理由⑦そして、FIRE達成へ

          コロナ禍でFIREの条件達成へ2020年から拡大した新型コロナウイルスのパンデミックは、様々な変化や苦難をもたらしましたが、私の場合、FIRE実現に向けて非常に重要な時間となりました。 リモートワークで生じた余剰時間をFIREの準備に使えたことと、コロナ対策で実施された金融緩和の恩恵を受けることが出来たからです。 FIREのためには、「動機付け」、「支出の抑制」、「資産形成」の3点が特に重要だと思いますが、コロナ禍の中で、私はそれら全ての面を促進することが出来ました。

          FIREした理由⑦そして、FIRE達成へ

          FIREした理由⑥FIREのトリガー

          リストラ2015年ころにFIREという言葉を知り、その方法について調べてみたところ、FIREのための条件は、ほとんど既に私に備わっていて、もう少しの努力で達成可能であると分かりました。 あとはきっかけなのですが、20年以上同じ会社に勤めていて、それなりに責任のある仕事を任されていたため、なかなか一歩踏み出せない状況でした。 会社には早期退職制度があったのですが、対象年齢が50歳以上のため、5年以上も先のことでした。 自己都合で辞めても良いのですが、退職金が大幅に減らされる

          FIREした理由⑥FIREのトリガー

          FIREした理由⑤FIREという言葉を知る前の歩み

          FIREを知る前から、無意識に行っていたことFIRE(Financial Independence, Retire Early movement)という言葉は、2010年ころからアメリカで使われ始め、その後、日本やヨーロッパにも広まっていきました。 FIREでは、基本的に資産運用による不労所得を形成することで、労働収入だけに頼らない人生設計をするのが大きな特徴と言われています。 FIREを実現するためには、「年間支出総額の25倍の金額を投資元本として用意する」ことと、「生

          FIREした理由⑤FIREという言葉を知る前の歩み

          FIREした理由④FIREまでの足踏み

          早期退職を夢想パワハラ上司の下、軽度のメンタル疾患を発症し、その後も「プチうつ状態」に悩まされましたが、仕事の方はそれなりに順調にこなしていきました。 しかし、しばらくの間は、毎年冬になると「冬季うつ」の症状が現れ、その都度日光浴をするなどの対策をして、体調の回復に努めなければなりませんでした。 「冬季うつ」になると、仕事への意欲が低下し、会社の中での自分の存在意義が感じられなくなってしまうというネガティブな気分になります。 ちょうど年末年始の多忙な時期にそのような憂鬱な気

          FIREした理由④FIREまでの足踏み

          FIREした理由③会社員時代の苦悩

          東京の本社へ転勤西日本の企業城下町での工場勤務から、入社3年目で晴れて東京へと転勤になりました。 しかし、相変わらず会社の業績は悪く、経済的にもあまり余裕はありませんでした。 東京勤務と言っても、当時は日本全体で景気が悪く、千葉の寮と会社との往復で疲弊し、都会の生活を満喫するという感じではありませんでした。 配属されたのは人事関係の部門で、ちょうどリストラをやっていた真っ最中なので、周囲の人間関係もぎくしゃくした雰囲気でした。 また、ベテラン社員もたくさん退職していて、人

          FIREした理由③会社員時代の苦悩

          FIREした理由②就職活動での葛藤

          「プチうつ状態」の大学生活東北の小さな田舎町から、東京の国立大学に入学したものの、受験でのストレスがたたり「プチうつ状態」で学生生活をスタートすることになりました。 その当時は、メンタルヘルスに関する社会の理解は今よりもかなり低く、「抑うつ状態」は単なる「怠け病」と言われ、自分でもそのように思っていました。 私の症状としては、外出や人との関りが億劫になるというもので、不眠や食欲不振などは無かったので、傍目からは、ただの出不精で暗い人間という程度の印象だったと思います。 た

          FIREした理由②就職活動での葛藤

          FIREした理由①自己紹介を兼ねて

          はじめまして 自己紹介私は昨年2023年に、50歳を前にしてFIREしました。 FIREについてはご存じの方も多いと思いますが、Financial Independence, Retire Earlyの略で、私の場合サラリーマンだったので、会社を辞めて早期リタイアするということです。 ここ数年FIREする人が増えており、一種の流行になっているような感がありますが、私の場合はもともと50歳を過ぎたら会社を辞めたいと考えていたので、必ずしも流行に乗ったというわけではありません。

          FIREした理由①自己紹介を兼ねて