見出し画像

FIRE後の時間の使い方の変化

退職してFIREすると、会社による拘束から解放されるため、時間の使い方は自由になります。
人によっては、あまりに自由過ぎて自堕落になったり、暇を持て余して鬱っぽくなったり、退屈に耐えきれずに再び働き始めるなど、FIRE後の時間の使い方は難しい側面があるようです。

私の場合、在宅勤務中心の期間を3年くらい経てFIREしたため、FIRE直後の時間の使い方には劇的な変化はありませんでした。
FIREして来月で1年経過しますが、暇を持て余すこともなく、毎日充実して過ごしています。

FIREを目指している方の参考になるかどうかわかりませんが、私のオフィス勤務時、在宅勤務時、FIRE後それぞれの時間割を書いてみたいと思います。

FIRE前(オフィス勤務時)

時間割

 5:30  起床
       朝シャワー
 5:50  モーニングサテライトを見ながら朝食
 6:50  出勤(徒歩、電車)
 8:20  会社着
 8:45  勤務開始
18:00  退社(残業はほとんどゼロか1時間程度)
18:15  会社の最寄り駅の居酒屋などで食事、晩酌
20:00  帰宅、洗顔、家事など
20:30  再び軽く晩酌をしながらネットやテレビ
22:00頃 就寝

時間の使い方

東京近郊から都心のオフィスに通っていました。
始業時間は8時45分で、家を7時30分に出れば間に合うのですが、空いている電車に乗るため早めに出勤していました。

また、夜にお酒を飲んでそのまま寝てしまうことが多かったため、20代の頃から朝シャワーを浴びるのが習慣になっていました。
そのため、起床時間は5時30分と、だいぶ早い方だと思います。

朝ごはんはしっかり食べるようにしていたため、シャワー後テレビ東京の「モーニングサテライト」を見ながら食事をし、出社の支度をするという感じでした。
ちなみに、私は以前は日経新聞を取っていたのですが、10年以上前から日経電子版に切り替え、FIREをしようと思った2015年ころには、電子版すら読むのをやめてしまっていました。
そのため、情報は主に「モーニングサテライト」とネットニュースから得ていました。

仕事後の晩御飯は、自炊をするのが面倒なので、大体会社の近くの居酒屋などで晩酌をしながら食べていました。
また、胃に物が入ったまま眠ると夜中に胃痛で何度も起きてしまうことがあったので、早めに晩御飯を済ませるという理由もありました。
ただ、この胃痛は後にピロリ菌が原因だということが分かり、除菌に成功したため、ほとんど苦しむことは無くなりました。

家に帰ってからは自由時間ですが、ネットをしたりテレビを見たりしながら、再び軽くお酒を飲み、眠くなったら寝るという感じでした。
ただ、夜中に途中覚醒することが多く、睡眠時間は正味6時間くらいで、いつも朝は眠り足りない気分でした。

FIRE前(2020年からの在宅勤務時)

時間割

 5:30  起床
       近所をウォーキング、またはサイクリング
 7:40  シャワー
 8:00  朝食、録画しておいたモーニングサテライトを飛ばし見
 8:45  勤務開始
12:00  昼食
12:15  近所をウォーキング
13:00  午後の勤務開始
17:30  勤務終了、買い物ついでに近所をウォーキング
18:30  夕食の支度
19:00  夕食、晩酌をしながらネットやテレビ
22:00過ぎ就寝

時間の使い方

在宅勤務の際は、通勤時間が片道1時間以上節約出来るため、遅くまで寝ていても良いのですが、起床時間は習慣化していて、いつも同じ時間に目が覚めていました。
起床後は、運動不足にならないように、天気が良い日は近所をウォーキングまたはサイクリング、雨の日は家で軽く筋トレをしていました。

帰宅後、シャワーを浴びて、その後録画しておいた「モーニングサテライト」を見ながら朝食。

在宅勤務は、私の会社の場合、始業・終業のチェックなどは特になく、かなり緩い勤務でした。
また、その頃には業務量もだいぶ減っていて、1日の業務は正味2~3時間くらいあれば片づけられたのですが、いつでもメールや電話の問い合わせに対応出来るように、一応自宅のPCの前に貼りついていました。

今だから告白しますが、在宅勤務中に業務が無い時は、別のモニターでネットサーフィンや動画の視聴なども出来たので、FIREに関する情報収集や、株価のチェックなどもしていました。

そういったゆるゆるの勤務環境でしたが、自堕落な生活にならないように、1日1万歩以上歩くことを目標にし、昼休みにも極力ウォーキングをするようにしていました。

そして、終業後は近所のスーパーに買い物ついでにウォーキング。
夕方になると、食料品が値下げされるので一挙両得です。
ただ、私は既製品のお惣菜はほとんど食べないので、値下げされた食材は刺身や野菜などしか買いません。

買い物から帰宅後は、夕食の支度をし、その後晩酌をしながらネットやテレビを見て自由に過ごし、眠くなったら眠るという生活でした。

FIRE後(2023年から)

時間割

 6:00  起床
       近所をウォーキング、またはサイクリング
 8:00  シャワー
 8:20  朝食、録画しておいたモーニングサテライトを飛ばし見
       WEBで米国株市場などの情報収集
 9:00  東証株の始値チェック
 9:10  自由時間     
11:30  昼食
12:00  外出(図書館や、ショッピングセンター、趣味の美術館、
       博物館巡りなど)
       その間、スマホで東証株価チェック
15:00頃 帰宅、昼寝
16:30頃 昼寝から起床 
17:00  買い物ついでに近所をウォーキング
19:00  夕食の支度
19:30  夕食、晩酌をしながらネットやテレビ
22:00  米国株などの状況チェック
23:00過ぎ眠くなったら就寝

時間の使い方

FIREによってストレスから解放されたのと、ピロリ菌を除去して胃痛が無くなったため、夜中に途中覚醒することが少なくなり、ぐっすり眠れるようになりました。
目覚ましをかけないため起床時間は毎日一定しませんが、大体5時から6時の間に起きます。

その後、習慣となっているウォーキングまたはサイクリングに出かけますが、9時の東京株式市場のオープンに合わせ、8時頃には家に戻りシャワーを浴びて朝食を食べます。

株式の取引については、デイトレーダーのようにモニターの前に貼りついて取引することは無く、値動きの方向性とニュースをチェックする程度です。
また、特段大きな動きが無い限り取引もせず、たまにポートフォリオの見直しのために売買する程度です。

その後は自由時間で、大体午前中は動画やネット配信を見たりして家で過ごします。
昼食を食べた後は、図書館や博物館、美術館、ショッピングモール、書店などに出かけます。
その間、株価はスマホなどでチェックして、必要に応じて取引をします。

夕方眠くなることが多いので、大体15時過ぎから1時間ほどベッドで昼寝をします。
昼寝をするのとしないのとでは、夜の頭の働きが違ってくるので、静かな寝室のベッドで短時間しっかりと眠るようにしています。

昼寝から起きた後は、お茶などを飲み、その後買い物ついでにウォーキングに出かけます。
帰宅後は、夕食の支度をし、軽く晩酌をしながら自由に時間を過ごします。

23時30分(夏時間は22時30分)から米国株の取引が始まるので、大体そのころまでは起きていて、値動きや経済指標のニュースなどをチェックします。
ただ、取引をすることはほとんどありません。

その後だらだらと過ごし、眠くなったら眠るという感じですが、夜更かしをして0時過ぎまで起きているということはほとんどありません。

生活時間の変化まとめ

FIRE前後でどのように生活時間が変化したかまとめると、以下のようになります。
 
 ・起床時間はほぼ変わらないか、若干遅くなったくらい
 ・ほぼ毎日、1時間程度の昼寝をするようになった
 ・昼寝をする分、夜遅くまで起きていられるようになった

FIRE前は、ぐっすりと昼寝をするのは不可能でしたが、現在は誰はばかることなく寝室で熟睡することが出来ます。
昼寝のし過ぎは、夜の熟睡を妨げ、死亡率が高まるなど良くない面もあるそうなので、私は長くても1時間半にとどめています。

昼寝をした後にお茶を飲むと頭がすっきりと冴えわたり、とてもリフレッシュ出来ます。
FIRE前、オフィスに通っていたころは、帰りの電車で眠気に襲われ、家に帰ってからすぐ寝落ちしてしまうことが多かったですが、今では全くなくなりました。

私は起床後が一番頭が冴えているような気がするので、午後に昼寝をすると、夕方からまた新たな1日が始まり、1日が2回に増えて得したような気分になります。
もちろん、昼寝だけでなく自炊をして食事に気をつけたり、軽い運動をして体調を良好に保っていることも、心身の充実感につながっていると思います。

以上、FIRE後の時間の使い方は人それぞれだと思いますが、私の場合、FIRE後時間的にゆとりが増え、精神面と体調面も良好になりました。
会社生活を続けていたのでは困難な時間の使い方が出来るので、今のところリタイア生活飽きることもなく、再び働こうという気にもなっていません。
これからも、出来るだけ規則正しい生活に気を付けて、心身ともに健康で充実したFIREライフを送っていきたいと思います。

ディモルフォセカ。花言葉は、元気、すこやかな人、豊富、無邪気

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?