クログミ
先日「ぼくの好きな先生」という記事を書いた。
https://note.com/tabekake/n/n671d23cc0adb
この記事を何人もの友人が読んでくれて、いろんな視点から感想をもらった。
きっと当時の自分だったら話せなかったけど、その時よりずっと強くなった今のわたしには話すことができた。
なぜ、誰も信じられなくなっていたわたしが強くなることができたのか、大きくわたしを変えてくれて、支えになってくれた友人3人について今日は話そうと思う😌
1.ナトリ
入学式当日、中学が同じだった子と一緒に座って、入学式が始まるのを待っていると、顔も耳も真っ赤な子がモゴモゴと何かを言った。
隣にいた友人は「いいよ!」と返事したけど、わたしは友人を挟んで何かを言ったものだから、なんて言ったのか分からずキョトンとしていたと思う。
(前に座ってる子がずっと後ろを見て誰かを探していることの方がわたしは気になっていた。)
すると2人は名簿を見始め、「名前はなんていうの?」と会話をし始めた。
わたしにも、顔も耳も真っ赤になってる女の子は聞いてくれたので、「○番がわたしの名前だよ」「わたしは○番だよ」「あ、○○ちゃんっていうんだね。よろしくね。」と答えると、「え、わたしの漢字読めるの?!!」とびっくりされた。
たしかに読み方が色々ありそうな漢字だったけど、そんなに悩まずにスッと読んだのが彼女にとっては驚きだったらしい。
彼女は、少し時間を置いてから「なんて読むの?」とわたしの名前の漢字の読みかたを聞いてきた。
彼女と同じくわたしの名前も、読み方が色々ある漢字なので、読めなくても当たり前かなと「○○だよ」答えた。
「あ!○○ちゃんよろしくね!」と彼女が答えると、入学式が始まった。
わたしは頭の中でぐるぐるとこれからの学校生活を考えていた。
ちゃんとモノが言える人になろうと、卒業した時に決めていた。そうじゃないと自分がされたことを同じことをしてしまうと思っていたからだ。
そんなことをもやもや考えると、隣の隣からまた声が聞こえた「ねえ、名前もう一回教えて。」と。
もう一度「○○だよ」と答えると、「△△ちゃんだね!」と間違った名前が帰ってきた。
思わず笑ってしまって、「○○だよ!(笑)」というと、さらに彼女の顔は赤くなり、「あっ…ごめんね」と答えた。
その時何となく頭の片隅で、「彼女とはそんなに話すことがないかもなあ」と思っていた。
わたしと世界の違うところにいて、とても純粋な人だと思っていた。
でも、その予想は完全に外れ、3年間わたしのそばで何があってもいてくれたのは彼女だった。
そして、わたしが友人に思いっきり怒れたのは彼女が初めてだった。
3年間のこと話せば本当に本当に長くなる。
離れることもあったし、とある人がきっかけで謎の仲違い(?)をさせられたこともあったけど(これは本当に笑い話だし、この後出てくる友人に助けられた)、結局ずっとわたしのそばで大切に思ってくれた人だった。
わたしは、入学式当日に一生モノの友人を手にしたのだ。
〜
2.イケダ
第一印象は「へんな人」だった。
入学式前、わたしの目の前に座ってた彼女は、終始後ろを向いて誰かを探していた。
一生懸命探してて、なんか不思議だった。
「そんなに後ろ向いて探すなら、後ろ行ったらいいのになあ…」なんて心の中で思っていた(笑)😂
○
学校が本格的に始まって、関わりが増えれば増えるほど、わたしは彼女のことが大好きになった。
誰にでも優しくて、面白くて、嘘がない子だった。
部活も一緒になり、バンドも一緒だった。(でもなかなか集まれず、このバンドは一年生の末に解散した😂)
わたしは、誰にでも好かれる彼女のファンの1人になった。
差別をしない彼女の性格は誰にとってもクッションのような存在だった。
(人気者の彼女の心置きなく話せる場所の一つになれたのが実は今では少し優越感があったりする(笑)🤫)
彼女といるとだいたい笑ってる。いっつも楽しくて、時間が過ぎるのが本当に早くて、しょうもないことで永遠に笑い続けられる。
でもたまに、彼女に真剣に話をすると一生懸命一緒に考えてくれる。
そこが彼女のいいところだなあと思う。
誰にでも好かれる彼女だからこそ、あまり人に言えなくて悩むことがあると思う。
だからこそ、わたしたちがいつでもいるよ〜と伝えてあげたい。
一度わたしが学生のときぼろぼろに泣いた時に隣にいてくれたのも彼女だった。
わたしは入学式当日に2人目の一生モノの友人を手に入れていた。
〜
3.ナカガワ
わたしと彼女は出会った時から、そっくりだった。
初めてまともに話したのは二年生の頃に同じクラスになってからで、一年生の時は友人を介して教科書を貸したことがあるくらいだった。
空気感や話し方、言葉の選び方に考え方が自分そっくりだと仲良くなる前から思ってた。
彼女と本格的に仲良くなったのは文化祭の前日だった。
トイレから出て、ぽけーっと教室に戻ろうとすると、廊下の隅で座り込む彼女を見つけた。
咄嗟に具合が悪いのかと思い、「大丈夫?保健室行く?」というと「ちょっと疲れちゃって」と弱々しく彼女は笑って答えた。
その時何故か彼女の考えてることが伝わってきて、「そっか、じゃあわたしも休んじゃお〜」と隣に座り込んだ。
そこまで、言う程仲良くもなかったわたしたちだったけど、色々話してたら止まらなくなった。
彼女が溜め込むタイプなのは、なんとなくわかっていたからゆっくりと話を横で聞いていた。
たぶんわたしと似ていることが分かっていたからだと思う。
少しすると彼女の声がかすれ始め、涙がポロポロと溢れてきた。
ここで泣いてるとまずいなあと思い、屋上に行って、話を続けた。
その日から急速に仲良くなり、お互いにいろんなことを話すようになった。
彼女の過去を聞けば聞くほど、彼女がなぜわたしと似ているのかがわかるようになった。
高校二年生の夏、わたしは三人目の一生モノの友人を手に入れることができた。
〜
4.クログミ
この四人が集まるようになるとは、実は全然想像していなかった。
わたしとナトリを挟むように、それぞれ仲良くしていたけど、四人で遊ぶことなんてそうそうなかった。
何がきっかけだったか、卒業後にみんなでディズニーいこう!と決まり、四人で行くようになってから、わたしたちは四人で遊ぶことが増えた。
いつも楽しくて、しあわせで、真剣に話を聞いてくれる三人がわたしはだいすきだ。
わたしが辛い時いつもそばにいて支えてくれてありがとう。
感謝を込めて。
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