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【社労士試験】合格発表までの過ごし方

前回のコラムで、社労士試験の自己採点を終えて一応「合格」したことを書きましたが、実はこの結果に疑問を持っていました。

理由は単純で、うまくいきすぎていると思ったからです。

ここまで自分なりに努力はしてきました。しかし、以前もお伝えしたとおり、択一式の基準点を超えることがなかったのに、本番試験ではなぜ超えたのか。しかも50点というかつて出したことのない点数です。

自己採点は何かの間違いで、本当は落ちているのではないか。ぬか喜びしているだけじゃないのか。マークミスをしているのではないか...等々、本番試験直前期のようなナーバスな気持ちになっていました。

ということで今回は、合格発表までの過ごし方を私なりに分析してみました。

前回までのコラムはこちら
1-2. 社労士資格を取得しようとしたきっかけ(前半) (後半)
3. 社労士試験とはどんなものなのか(体験談)
4. 社労士試験の勉強法。独学、通学、通信どれ選ぶべきか
5. 社労士資格に向けて。勉強の習慣について
6. 通信講座で合格した社労士試験。講義受講後の勉強法について
7. 社労士試験の勉強法。過去問は何周したのか?
8. 社労士試験に合格するには。模試の心得について
9. 【社労士試験】選択式問題で点を取る方法
10.【社労士試験】択一式問題攻略法
11.【メンタルケア】社労士試験、1カ月前からの過ごし方
12.【社労士試験】試験当日の過ごし方。そして、運を習慣化する方法
13.【社労士試験】試験後の自己採点はお早めに

◆自己採点別過ごし方

自己採点結果を4つに分け、合格発表までの過ごし方を掘り下げてみました。

  1. 過去のどの結果からも各科目・全体基準点を2点以上超えている方

  2. 過去のどの結果からも各科目・全体基準点を1点以上超えている方、又はギリギリの方

  3. 過去のどの結果からも各科目・全体基準点を救済頼みにしている方

  4. 過去のどの結果からも各科目・全体基準点が3点以上満たしていない方

まず1と4は迷う必要はないと考えています。

1.合格している確率ががかなり高い
マークミスがあったとしても合格している確率がかなり高いため、次のステップを考えるべきだと思います。社労士として仕事を始める準備をする、違う資格にもチャレンジする等、合格が確定した段階ですぐ次に動けるようにすることが大切だと思います。

4.合格できないだろう
不合格を前提に、次年度も社労士試験を受けるのか、それとも諦めて別の資格や道を探すのかを考えた方がいいと思います。社労士試験を受け続けるのであれば、本番試験の復習後、すぐに次年度に向けた勉強を進めた方がいいです。
私も経験がありますが、もしかしたらワンチャンスあるのではと奇跡を信じたとしても、この場合の奇跡は100%起きません。奇跡を信じるくらいなら次のことに力を注ぎましょう。

一方、2と3は悩ましいと思います。

2は受かるかもしれないですが、マークミスがあったら不合格ですし、3は救済がなければ不合格です。2の方が確率的には合格に近いのですが、最後までわからないのは3と同じです。

私の場合は2でした。しかし冒頭の通りあまりにもうまくいきすぎているので、何かトラップがあるのではと思い、気が気ではありませんでした。

次年度に向けた調査をするために予備校に資料をもらいに行ったり、気を紛らわせるために勉強もしてました。そのため、合格後のビジョンは考えていませんでした。

ただ結論として2と3の方は、どちらに転んでもいいように両方準備をしておくことがいいです。私は何もしなかった(できなかった)ので合格がわかった瞬間、慌てて行動することになってしまいました...。

◆自分を振り返る

その一方で、合格であることを少しでも確信に近づけたく、これまでの自分の試験癖、勉強方法等の振り返りをしていました。

まずマークミスについてです。

実は社労士の模試でマークミスを2回していました。自分が問題用紙に書いた答えと発表された結果に2点差あったのです。この経験からマークミスもあり得るという恐怖に陥ってしまいました。
ただ、過去ふり返ってもそれ以外の試験でマークミスをした経験はないので、今回もマークミスはないと自分に言い聞かせていました。

次に自分が出した点数についてです。

実は私の勉強方法は結構雑で、受かるための勉強しかしてません。そのため大抵の資格試験は合格点より1〜2点上、もしくは同じ点数というのがほとんどです。一度ぐらい余裕で合格したいと思っても、このような結果になることが多いです。

今回も自己採点結果を振り返ると、選択式で基準点3点が3つ、択一式で基準点4点が1つ。もしこの中のどれかがマークミス等で誤ってたら不合格です。
ただ、いつものパターンを考えるとやはりギリギリではありますが、合格ではないかと思いました。

最後に自分の勉強方法です。

私が受験勉強にかけた時間は約6ヶ月。1年以上前から勉強している方と比べれば知識等に差があるのは否定できません。模試で上位に入っている人を見る度に、しっかり勉強して、結果を出している方はすごいなと尊敬の念を抱きました。

ただ、その中で自分が勝てるものは何だろうと振り返った時に、経営実務と多種多様な雇用形態の経験、運の良さだと思います。合格者の職業で圧倒的に多いのは会社員です。自分で会社をやってみると従業員の数に関係なく、本当に色々な人事労務の問題にぶつかります。

また、経営者が適用になる事項等も考えます。実務での経験値であれば、おそらく大多数の人には負けないですし、何より運の良さは受験生の中で上位に入ると思えました。

このように自分が合格しているのではないか。してなかったとしても自分はこんなことできるんだなという振り返りはこの期間にしておくと、後々何かしらの形で役立つと思いますので、是非皆さんも振り返り試してみてください。

◆SNS、ネット情報を見る

資格試験系の話題は、SNSや5ちゃんねる等が活発に使われています。過去、公務員試験では大変お世話になったものです。お互いを励まし合い、そこで恋愛に発展することもありました。

ただ今回の社労士試験ではこの手のツールは試験終了まで見ることはありませんでした。理由は、公務員試験の時に人の面倒ばかり見て、失敗したと思っているからです。

試験までの励まし合い等は時に自分のやる気を高めてくれますが、逆にネガティブなものにも引っ張られるからです。そのため、試験終了までは見ないと決めていました。

SNSやネットの情報を見ると、合格発表までのモヤモヤした気持ちになっているのは自分だけではないことがわかります。一人ひとりにストーリーがあり、様々な想いで試験を受けているんだなと感じます。

本当に合格発表まで不安で、何もする気が起きない時は、このようなツールを見て、皆同じ気持ちなんだなと思うのもアリだと思います。
何より合格をした時に同期になる方もいらっしゃると思うので、交流したいと思いました。

最終回は、合格、この先の目標です。

合格後、私は当初の予定通り開業を選びました。そこで、開業までのプロセス、そして開業後の目標を書いていきます。




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