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休日の茨城散策はここで決まり? 僧侶が訪ねる“カレーなる”ご旧跡めぐり①

おじさん僧侶がぶらぶら楽しむ築地本願寺新報の人気コーナー「ご旧跡 歩いて記た」。親鸞聖人にちなむ「ご旧跡」を巡りつつ、ご当地のカレーもちらりとご紹介。本誌では取り上げられなかった写真や取材の裏話をお届けします! 休日の散策やご旧跡めぐりのヒントにしてもらえたらうれしいです♪

「ご旧跡 歩いて記た」 取材帳 1
【筑波山・大覚寺・護摩壇跡(2022.4~6月号)】

<実際の取材行程 2022.2.17>
 9:30 JR常磐線土浦駅
10:00 筑波山着
14:15 大覚寺着
15:30 護摩壇跡着
17:00 JR常磐線JR友部駅 

今回の経路はリンク先のGoogleマップからもご確認いただけます。

<筑波山> 2022.4月号

駐車場からしばしの観光。こちらは筑波山中腹にある「筑波山大御堂」。
同じく「筑波山神社」。雪の気配は感じられませんね。
山頂左側「立身石」をめざします。
ケーブルカーで山頂へ向かう途中で雪が現れました。
ケーブルカー山頂駅
登って知った雪景色。周りは重装備の方ばかりでした・・・
目的の「立身石」はすぐそこ。
しかし、東日本大震災以降、滞っていた工事中とのこと。雪は凍っており、やむなく断念。
展望台レストランで昼食。「筑波山カレー」はごはんとコロッケで筑波山の形を表すそうです。
見た目ほど辛くはなくまろやかな味わい。形の楽しさがおいしさを一層引き立てます。
が、この日の私たちには雪山にしか見えませんでした。
筑波山は梅林も有名です。

<大覚寺>2022.5月号

親鸞聖人ご誕生850年・立教開宗800年を記念して建てられたそうです。
大覚寺といえばこの構図。以前は青い屋根が特徴的でしたが、
東日本大震災で傷みが激しくなり、やむなく葺き替えたそうです。
周辺には「蛇塚」「人喰橋」などの史跡が点在。
これが「弁円懺悔の像」。住職さんのご厚意で、間近に見ることができました。
山の日暮れは早いもの。視線の先にある次の目的地に急がねば。
次の目的地は歩いて30分ほどの「護摩壇跡」

<護摩壇跡>2022.6月号

護摩壇跡
県道140号線から林道へ入る交差点にある石碑。
林道を進むともう一つの石碑が。石碑の左を登っていきます。
山道ですが、大覚寺さんが整備してくださっているそうです。ありがたいですね。
杖は撮影用に拾いました。
護摩壇跡から林道まで降り、さらに下りへ。
それにしても本当に静か。日暮れは近く、足取りは重く。
「弁円懺悔の碑」。布教に出たまま帰りが遅い親鸞聖人を心配して弁円が詠んだ歌「山も山 道も昔にかわらねど かわりはてたる我こゝろかな」。 今回の取材の最後にふさわしい場所でした。

【取材/文】藤本真教・星 顕雄


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