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八百屋のちょっとまじめな話

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「野菜で笑顔を結ぶ」をモットーに、ほれた農家さんのおいしい野菜や果物を販売している八百屋(@函館)のちょっとまじめな話。3児の父ならではの視点で書いた「主夫な八百屋の子育て日記」…
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2019年10月の記事一覧

店の名前を悩んでいたら、自分の名前に答えがありました。

店の名前を悩んでいたら、自分の名前に答えがありました。

「#名前の由来」とあったので、少し名前のことを。

こんにちは、函館で八百屋をやっている鈴木辰徳といいます。

鈴木はありきたりですので、「辰徳」の方の由来はといいますと。

「父親が巨人ファンだから?」とよく訊かれます。

確かに父は巨人ファンなのですが、「原(辰徳)監督」からいただいた名ではなく(生まれた時にはまだ原さんが注目される前だったはず)、生まれが辰年なので「辰」。そして、母方の実家が

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小学生からブレてない?!

小学生からブレてない?!

先日、小学校時代の友人Mくんから、野菜セットの注文を受けました。

彼とは山口県下関市にいた小1の2学期から小5の1学期以来会ったことはなく、フェイスブックというネット上のコミュニティサイトを通じて26年ぶりに連絡を取るようになった間柄です。

注文を受けた時の彼の言葉にちょっとびっくりしまして。
「あのターボが選ぶ野菜ってか食材ってか、ずっと食べてみたいと思ってるんよね〜あの勉強熱心なターボのこ

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野菜たちの食事は?

野菜たちの食事は?

野菜たちの「食事(肥料)」について。

有機質の材料をもとにした肥料から栄養分を取っています。

化学肥料は、人間でいうと、加工食品やサプリメント。栄養学に基づき、もし加工食品やサプリメントだけで栄養を補っている人がいたら、「健康」そうでしょうか。

やはり、ある程度自然の食材をバランスよく取り入れている、そんな手料理を日々食べている方が健康そうですね。

ただし、サプリメントが必ず悪いわけでなく

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京とうふを売る八百屋。

京とうふを売る八百屋。



おいしい豆腐を探して京都まで。
食べてみました京とうふ。
主な銘柄は5つ。

比較対象として、当時販売していた、地元のだるま食品本舗さんのたまふくら絹豆腐。

これもなかなかおいしいのですが、京豆腐、やはり上を行っておりました。全体として、豆の甘みと風味が全然違いますし、食感もなめらか。長い歴史があるだけあります。

とようけ屋山本さんは北野天満宮前のとようけ茶屋で有名なお店で、明治30年創業

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賞味期限が3ヶ月しかなく、一度は販売をあきらめた、ねぎドレッシングが店で一番売れるまで。

賞味期限が3ヶ月しかなく、一度は販売をあきらめた、ねぎドレッシングが店で一番売れるまで。

すず辰の加工品で一番人気のねぎドレッシング。

しかし、当初はなかなか売れませんでした。普通に陳列してたま~に質問を受けた時だけ売り込みしていたら、賞味期限まであと1週間というところで、仕入れた30本(1箱分)の半分が残っているではありませんか!! 

もう泣く泣く値下げ。

ところが味を知った方が、「おいしかった!、まだないのと」とトントン拍子に売れ完売。

その後、「あのねぎのドレッシングまた

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ありがとう、きみがいたから。

ありがとう、きみがいたから。

「#私のパートナー」というハッシュタグを見て、すぐに浮かんだのはやはり女房のこと。

3年前の前厄の年に、突如持病が見つかりました(詳しくはこっちを)。
でいろいろあり、最終的に手術することに。3週ほど入院して、その退院前日のベッドで打ち込んだ文章です。長文ののろけですがご容赦を。

☆病気がわかった直後、「東京や大阪でいい先生探した方が…」、と珍しくあたふたと心配する女房。

数日後、主治医の先

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愛だろ、愛っ!

愛だろ、愛っ!

店主が学生時代にふと抱いた疑問。
「世界中に、飢餓や貧困で苦しんでいる人らがいるのに。自分は日本に生まれ、何不自由なく暮らし、そして今(大学生になって)なんとなく生きている。こんなんでいいのかな?」、と。

ISIS(いわゆる「イスラム国」)のことや、ウクライナの紛争、エボラ出血熱や、いろんな国のスラム街での貧困、そして飢餓。日本においては、震災での被害者の方々や、報道される家庭内殺人や自殺のこと

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