テクノロジー「未来都市の光と闇」
【近未来都市計画】
2022年7月26日サウジアラビアの
ムハンマド・ビン・サルマン皇太子は
紅海沿岸に建設する計画の未来都市
「ザ・ライン」を発表しました
ザ・ラインはネオムと言う大規模な
最先端未来都市計画の一部で今までの
都市の形を変える新しい取り組みで
ゴミを100%再利用できる街なのです
ザ・ラインは高さ500m幅200m
長さ170㎞の巨大な鏡の壁でできた
細長い都市で900万人が住める場所を
目指してます
通常の都市のように広がるのではなく
高密度で縦横に重なる層で成り立って
必要な場所が全て徒歩5分内にある為
車が不要でCO₂排出削減になります
都市の端から端までは高速鉄道があり
20分で移動できるように設計されて
更に自然換気で一年中過ごしやすく
適温に保たれてます
エネルギーや水は全て再利用可能で
外にも簡単に出られ内部は階層毎に
自然の公園があり緑と共存しながら
快適な暮らしが送れるのです
上に細長い形は物流が効率的になり
工事も簡単に出来オフィスや民家や
テーマパーク等の建設が容易で
時代に合う変化に即対応できます
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【暗黒未来都市計画】
サルマン皇太子は「現在の都市生活の
問題を解決し新しい生活も提案して
環境汚染を最小限する」と述べますが
一方でこの計画は批判の声もあります
これが現実的に実現できるか疑う声や
映画サイバーパンクの様な暗い未来の
感じがする人もいて現にこの国では
人権問題が問題視されてるのです
それは強力な政府体制や厳しい死刑制
外国人の劣悪な労働環境問題もあって
効率的な生活環境を目指していますが
実現に向けた課題も多いです
数百兆円もかけてやってるこの事業の
労働者は凄く過酷な環境でこき使われ
2017年~2022年で2万1000人以上死に
その中には外国人労働者も含まれます
更に10万人以上の労働者が行方不明で
原因不明で死んだ人も多く働く環境も
凄く厳しくて本来週60時間までなのに
1日16時間の週84時間以上働いてます
片道3時間のバスで通勤しこの時間は
給料出ずしかも10か月給料未払いの
人もいて一部の職場は人種差別的な
発言も日常的に言われてます
更に先住民が強制的に退去させられ
抵抗した人は逮捕され死刑判決を受け
新観光地や未来都市の構築の一方で
深刻な人権問題を抱えてます