「どのような権力も、処刑人に依存している」という言葉がある。これは言い換えれば、処刑人…
国籍概念は、近代国家における法的概念である。それは総べての国家の人民の属性を一元的に規…
徴兵制の対象が若年者でなければならないという分業原理的妄念。現代戦争は近代国家のこの兵…
デモクラシーの国家に、非デモクラシーの国家の国民が入り込んでくる。このような状況におい…
日本国憲法の究極形態、つまり、一人の天皇とそのほかの異民族の民草という形態。当然、この…
現代日本の民族・保守主義は天皇に忠実であればあるほど、日本人の衰滅に力を貸すことになる…
日本国憲法の第一条は、換言すると、天皇よりも日本国憲法のほうが国家的に上位の存在である…
現代の資本所有者たちにとって、国家は何の価値もないだろう。なぜなら、民族資本は戦争状態…
モンゴルは中国を征服したが、その権力を奪ったにすぎず、その文化を奪うことはなかった。一…
日本人には肉体そのものが欠如しているという謬説がある。これは、侍階級の精神世界にのみ日…
日本国憲法はあらゆる自由、すなわち他者の直接的な損害を齎さないような自由を容認する国憲…
民族主義は、拡大主義的戦略に利用されることよりも、防衛主義的なそれに用いられる方が、安…
国家世界を構成する、一つの権威とそれを取り巻く民という構図において、我々は二つの形態…
中国は、永遠の前近代国家である。なぜなら、中国は常に純粋な自然法が国家原理として運動し…
運命の日は実在する。映画や小説ほど華美ではないが、生活の中に確かに。
発狂の期間は終わり、完全な受容の時期が来た。過去は全て遠ざけられ、死だけに精神は観入し…