「豪雨の中」

 目を覚ました。窓の向こうから凄まじい雨音が聞こえる。雨だ。間違いなく雨だ。カーテンを開けると予想通り、凄まじい雨が降っていた。数分後、仕事だ。

 気分はかなり最悪だ。しかし、それでも仕事に行かねばならない。出陣だ。

 準備を終えて、僕は職場に向かった。雨は凄まじい勢いで降っている。それだけではない暴風もセットでついてきたのだ。

 暴風のせいでいくら傘で雨を防いでも濡れてしまう。服も足元も雨を吸って重くなっている。

 それでも行かねばならない。それが社会人だ。しばらくすると会社が見えてきた。そして、やっとの思いで会社に辿り着いた。疲れた。しかし、ここからが本番だ。僕は両頬を叩いて、入り口に足を踏み入れた。

 数時間後、仕事を終えた。業務量はそこまで多くなかった。会社を出ると眩しいくらいの夕日が空を染めていた。
 

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