記事一覧
役割の逸脱―『シュガー・ラッシュ:オンライン』感想
こんにちは、ダマシと申します。
私がディズニー作品の中で特に好きなのが『シュガー・ラッシュ』という作品です。
30年間ゲームの悪役を続けてきた大男、ラルフがヒーローを目指す中で不具合を抱えるせいでゲームに出られない少女、ヴァネロペと出会い自らの役割を受け入れていくという話です。
ゲームの世界という誰もが知る世界を舞台に悪役の悲哀やラルフとヴァネロペの友情を見事に描ききっている名作で、まだ見て
疑問点が多すぎてスカスカ―『竜とそばかすの姫』感想
こんにちは、ダマシと申します。
突然ですがみなさんの好きな映画はなんですか?
私は一つ挙げるのならば、『サマーウォーズ』を選びたいと思います。
ヒロイン夏希の親戚がみんなキャラが立っていて印象的ですし、OZという視覚的にわかりやすく見ていてわくわくするネットワーク空間や、なによりネットというデジタルの要素と親戚といった人との繋がりというアナログの要素をうまく混ぜ合わせた物語が大好きです。
トイ・ストーリーとしては合格でトイ・ストーリー4としては不合格――『トイ・ストーリー4』感想
こんにちは、ダマシと申します。
先月トイ・ストーリー5などピクサーでいくつかの新作が制作されていると発表があり、世間を騒がせました。
この記事を見るとどうやら制作陣は観客のため驚くような新たなストーリーの制作を企画しているようですが、前作にあたる『トイ・ストーリー4』のことを考えると手放しに喜べないのが私の現状です。
というわけで今回はその衝撃的なラストから物議を醸したある意味問題作、『トイ
子供だましに本気にならない大人たち―『大怪獣のあとしまつ』感想
こんにちは、ダマシと申します。
前回の『デビルマン』のレビューにて、私はクソ映画に2種類存在すると言いました。
まずは「笑えるクソ映画」。これは笑いながら見ることができるのでクソ映画の中ではまだマシな部類です。
映像作品としては落第ですが。
そして今回紹介する『大怪獣のあとしまつ』はもう1種類である「笑えないクソ映画」に該当する作品だと私は思っています。
よくこの映画を「令和のデビルマン」
違和感を除けば完璧だよね―『リトル・マーメイド』感想
こんにちは、ダマシと申します。
今更ながら人種問題等で結構話題となっている、実写版『リトル・マーメイド』を見てきたので自分なりの感想を述べていきます。
具体的には、
①作品の感想
②黒人アリエルは実際どうだったの?
という2点をお話していこうと思います。
作品としての感想まず初めに映像作品としての感想ですが…
すごく面白かった…。
確かに『美女と野獣』などで実写化の凄さは見てきましたけど、