門川良平(すなばコーポレーション代表)

すなばコーポレーションという会社の代表をしています。 「ゲット・ザ・ポイントSDGs」…

門川良平(すなばコーポレーション代表)

すなばコーポレーションという会社の代表をしています。 「ゲット・ザ・ポイントSDGs」 「ヴィレッジ・ライフSDGs」 といった、SDGsワークショップ。 計算カードゲーム「ミーデン」 など、自社開発コンテンツの展開をしています。

マガジン

  • こどものじかん

    小さな保育園で過ごす、小さなこども達の、小さな日常。 何かの準備のための時間でも、何かを学ぶための時間でもない。こどものじかん。 少し気を抜くと、「こどものじかん」が「大人になるための準備の時間」に埋め尽くされてしまうから。 こども達が、ただ純粋に「こどものじかん」を過ごすこと。 その豊さと愛おしさを、ある保育士の目線から見つめていきます。

  • 不登校からのキャリアデザイン

    ※この記事は2019年8月18日に京都市で開催した、イベント「不登校からのキャリアデザイン〜「行かない」の先を、生きやすく。〜」におけるパネルディスカッションの書き起こし原稿になります。

最近の記事

一人ひとりが持っている「特性」を活かしていける社会へ(不登校からのキャリアデザイン パネルディカッション編④【最終回】)

※この記事は2019年8月18日に京都市で開催した、イベント「不登校からのキャリアデザイン〜「行かない」の先を、生きやすく。〜」における講演・パネルディスカッションの書き起こし原稿になります。登壇者・主催者のプロフィールはこちら 言いたいことを伝えていく能力。それを顔を合わせなくてもできる能力っていうのは、ものすごく重要 中:例えば、小中高でね、通常の学校で楽しく友達づきあいをしている子って先ほど曽和さんがおっしゃったような「書くことで意思表示をする」時間って少ないんです。

    • リモートでコミュニケーションを取れるスキルの方が重要視されつつある(不登校からのキャリアデザイン パネルディカッション編③)

      ※この記事は2019年8月18日に京都市で開催した、イベント「不登校からのキャリアデザイン〜「行かない」の先を、生きやすく。〜」における講演・パネルディスカッションの書き起こし原稿になります。登壇者・主催者のプロフィールはこちら 不登校って企業でいうとリモートワークっていう呼び方中:不登校の定義っていうのが文科省にあって、30 日以上欠席だと不登校といっています が、企業側がいっそのこと不登校経験を優遇するくらいの勢いでやってくれたらね。 曽: (笑) そうですよね。不登

      • 雨水管カバーあそび こどものじかん(2)

        カバーにはさまった土を細い棒でとっている2人。 固まってどうしてもとれない土があり 様々な棒で試して遊んでいる。 棒が折れるとゲラゲラ笑い 楽しそう。 そのうち1人が、固まった土を取りのぞくため、ジャストフィットする棒を探す旅へ!! 「あっ! いいのみつけた!」 ああでもない こうでもないと いろいろためしていた2人。 その側を 通りかかった おねえちゃん。 「なにしてんの?」 「土がはさまってとれないの」 「ふーん・・・やらして やらして」 棒を受けとる

        • 面接という選考手法は全然ダメ。やめたら良いと思っている。(不登校からのキャリアデザイン パネルディカッション編②)

          ※この記事は2019年8月18日に京都市で開催した、イベント「不登校からのキャリアデザイン〜「行かない」の先を、生きやすく。〜」における講演・パネルディスカッションの書き起こし原稿になります。登壇者・主催者のプロフィールはこちら 僕は、ハッキリ言うと面接やめたらいいと思ってるんです。曽:いま、「面接という選考手法が全然ダメだから改善しましょう運動」みたいなのを、 企業人事に対してやってるんですね。何かというと、ちゃんと訓練されていない人が面接をすると、特定の項目しか測れない

        一人ひとりが持っている「特性」を活かしていける社会へ(不登校からのキャリアデザイン パネルディカッション編④【最終回】)

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        • こどものじかん
          2本
        • 不登校からのキャリアデザイン
          14本

        記事

          知ってた?影ってね・・・ こどものじかん(1)

          「なにしてるの?」 「知ってた? 影ってジャンプすると離れる!!」 【連載:こどものじかん】 小さな保育園で過ごす、小さなこども達の、小さな日常。 何かの準備のための時間でも、何かを学ぶための時間でもない。 こどものじかん。 少し気を抜くと、「こどものじかん」が「大人になるための準備の時間」に埋め尽くされてしまうから。 こども達が、ただ純粋に「こどものじかん」を過ごすこと。 その豊さと愛おしさを、ある保育士の目線から見つめていきます。 https://

          知ってた?影ってね・・・ こどものじかん(1)

          人間には強み・弱みなんて無い。あるのは「特徴」だけ(不登校からのキャリアデザイン パネルディカッション編①)

          ※この記事は2019年8月18日に京都市で開催した、イベント「不登校からのキャリアデザイン〜「行かない」の先を、生きやすく。〜」における講演・パネルディスカッションの書き起こし原稿になります。登壇者・主催者のプロフィールはこちら 人間には強み・弱みというのは基本的にはなく、人間としての特徴があるだけ曽和(以下、曽):第 1 部(講演パート)で中島さんから「不登校児は劣っているんじゃない」という話がありました。休憩時間の間、そのことについてちょっと具体的に中島さん、門川さんと

          人間には強み・弱みなんて無い。あるのは「特徴」だけ(不登校からのキャリアデザイン パネルディカッション編①)

          環境さえあれば子ども達は自然と成長する。大人にできるのはその環境を用意すること(不登校からのキャリアデザイン⑩)

          ※この記事は2019年8月18日に京都市で開催した、イベント「不登校からのキャリアデザイン〜「行かない」の先を、生きやすく。〜」における講演・パネルディスカッションの書き起こし原稿になります。登壇者・主催者のプロフィールはこちら 先生が「頑張ってますね」と驚きととも言われます。そうすると、お父さんお母さんも嬉しいんです 中:学校嫌い、先生嫌いの子どももたくさんいます。ただ、学校の評価を得られることで、子どもが安心して自宅で学べるというケースもたくさん見てきました。クラスジャ

          環境さえあれば子ども達は自然と成長する。大人にできるのはその環境を用意すること(不登校からのキャリアデザイン⑩)

          学校に通っていても通っていなくても、多様な進路の選択肢を残せるか。(不登校からのキャリアデザイン⑨)

          ※この記事は2019年8月18日に京都市で開催した、イベント「不登校からのキャリアデザイン〜「行かない」の先を、生きやすく。〜」における講演・パネルディスカッションの書き起こし原稿になります。登壇者・主催者のプロフィールはこちら 教科自体の進度にグラデーションをつけることも可能。そういうことが向いている子もいる。 中:授業はN高校と同じように映像を使います。時間割がないので、中学 1 年生の子が小学生の内容に戻ったり、中 1 の子が得意な場合は中 2 の勉強をしたりする、そ

          学校に通っていても通っていなくても、多様な進路の選択肢を残せるか。(不登校からのキャリアデザイン⑨)

          「ネット担任」とのコミュニケーションで対人恐怖症の中学生に生じた変化(不登校からのキャリアデザイン⑧)

          ※この記事は2019年8月18日に京都市で開催した、イベント「不登校からのキャリアデザイン〜「行かない」の先を、生きやすく。〜」における講演・パネルディスカッションの書き起こし原稿になります。登壇者・主催者のプロフィールはこちら 通信制の認められていない義務教育(小中学校)段階の選択肢の少なさ 中:平成 28 年度で出されている小中学生の不登校の数は 14 万 4000 人と言われて います。5 年間連続で増えています。子どもたちの数は減っているのに。 統計上の不登校児童

          「ネット担任」とのコミュニケーションで対人恐怖症の中学生に生じた変化(不登校からのキャリアデザイン⑧)

          教員側が一つの物差しではなく、多面的な評価軸をもてるか。(不登校からのキャリアデザイン⑦)

          ※この記事は2019年8月18日に京都市で開催した、イベント「不登校からのキャリアデザイン〜「行かない」の先を、生きやすく。〜」における講演・パネルディスカッションの書き起こし原稿になります。登壇者・主催者のプロフィールはこちら パソコンを渡した瞬間に変わった子。これはその子の問題ではなく、評価する側の問題。 中:中学校で定期テストの成績が悪い子がいました。N高校に入ってくるとき内申書を見ますが、成績は非常に悪かったです。この子は、限局性学習障害でとにかく書くことが苦手だ

          教員側が一つの物差しではなく、多面的な評価軸をもてるか。(不登校からのキャリアデザイン⑦)

          N高を立ち上げてから今まで、N高教員に伝え続けてきたこと(不登校からのキャリアデザイン⑥)

          ※この記事は2019年8月18日に京都市で開催した、イベント「不登校からのキャリアデザイン〜「行かない」の先を、生きやすく。〜」における講演・パネルディスカッションの書き起こし原稿になります。登壇者・主催者のプロフィールはこちら 弱者救済ではなく、そこに才能が埋もれている。 中:私は N 高校という通信制の高校の立ち上げを手伝ったんですけども、現状成功しているんです。4 年目を迎えて 1 万 1000 人を超えています(2019年8月時点)。実は N 高校立ち上げで、通信制

          N高を立ち上げてから今まで、N高教員に伝え続けてきたこと(不登校からのキャリアデザイン⑥)

          ベーシックトラストが失われること。これだけは避けたい。(不登校からのキャリアデザイン⑤)

          ※この記事は2019年8月18日に京都市で開催した、イベント「不登校からのキャリアデザイン〜「行かない」の先を、生きやすく。〜」における講演・パネルディスカッションの書き起こし原稿になります。登壇者・主催者のプロフィールはこちら 「ベーシックトラスト」が失われることが一番避けたいこと 曽:そうですね。不登校の家庭って、「学校サバイバー」って言えると思うんです。まさに、 親子で学校に行かなくてはいけないという同調圧力の高い年代をサバイブしていくという 感じ。結局、途中で不登校

          ベーシックトラストが失われること。これだけは避けたい。(不登校からのキャリアデザイン⑤)

          デコボコでも、「この部分は負けない」というのがある人がいる組織は強い(不登校からのキャリアデザイン④)

          ※この記事は2019年8月18日に京都市で開催した、イベント「不登校からのキャリアデザイン〜「行かない」の先を、生きやすく。〜」における講演・パネルディスカッションの書き起こし原稿になります。登壇者・主催者のプロフィールはこちら 足りないところなんてあっていい。組織でやるんだから、それを埋めてくれる人は誰かいる。 曽:ある大手マスコミでは、スパーク人材がほしいという言い方をしています。スパーク(爆発)しているものを持っている人。他のこと全然できなくても、あるところだけずば抜

          デコボコでも、「この部分は負けない」というのがある人がいる組織は強い(不登校からのキャリアデザイン④)

          「主体性」ってどういう意味で使っていますか?(不登校からのキャリアデザイン③)

          ※この記事は2019年8月18日に京都市で開催した、イベント「不登校からのキャリアデザイン〜「行かない」の先を、生きやすく。〜」における講演・パネルディスカッションの書き起こし原稿になります。登壇者・主催者のプロフィールはこちら 「うちは主体性のある奴がほしい」って言うので、 僕はそういう人たちに必ず聞くんです。「どういう意味ですか?」と。 曽和:そして重視する要素の 2 位。これは「主体性」なんです。そして、これもまた、日本の企業における「主体性」というのはひどい使われ方

          「主体性」ってどういう意味で使っていますか?(不登校からのキャリアデザイン③)

          「コミュニケーション能力」って何?「空気を読む力」?(不登校からのキャリアデザイン②)

          ※この記事は2019年8月18日に京都市で開催した、イベント「不登校からのキャリアデザイン〜「行かない」の先を、生きやすく。〜」における講演・パネルディスカッションの書き起こし原稿になります。登壇者・主催者のプロフィールはこちら 多様な環境の子どもたちと向き合い、2万人を超える面接経験をもつ人事・キャリアのプロ 門川(以下、門):曽和さんは、最初リクルートに入社されて、ゼネラルマネージャーという人事の採用責任者まで務められてから退社され、各企業の人事を歴任された後に独立され

          「コミュニケーション能力」って何?「空気を読む力」?(不登校からのキャリアデザイン②)

          日常から離れ、目線を少し先へ(不登校からのキャリアデザイン①)

          ※この記事は2019年8月18日に京都市で開催した、イベント「不登校からのキャリアデザイン〜「行かない」の先を、生きやすく。〜」における講演・パネルディスカッションの書き起こし原稿になります。 【登壇者】 中島武(なかじま たけし) N高等学校設立メンバー/一般財団法人クラスジャパン教育機構 理事長  広告代理店勤務を経て、プランニング会社を設立。その後、通信制高校をもつ学校法人のマーケティングや、別の通信制高校の立ち上げに携わる。N高等学校にも設立準備段階から参画。

          日常から離れ、目線を少し先へ(不登校からのキャリアデザイン①)