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私の仕事〜不登校児童支援員〜


今日は、私の春休みの最終日
何をするわけでもなく
のんびりと新年度へ向けて
気持ちを整えている

春休み中は、
何も考えず、何も頑張らず
のんびりと過ごした
充電もできたので
また、明日から頑張れそうだ


明日は、新しい校長先生へご挨拶に伺う
私は公立小学校2校担当しているが
2校とも新しい校長先生となるらしい
1校は昨年度より継続の学校
1校は異動で新しい学校となる

新しい学校がどのような学校なのかと思っていたが
昨年度ご一緒した、教育相談の先生が
担当していたもう1校の学校だった
その教育相談の先生は、今年度その学校を異動となるので
教育相談の先生の思いを引き継いだ

図書の先生が、偶然同じ新しい学校への異動と聞き嬉しかった

異動となって新しい学校へ行くが
知っている図書の先生がいて
教育相談をされていた先生から
情報を引き継ぐことができ

初めて異動というものを経験するが
なかなか楽しいと感じた
緊張よりも少しワクワクした気持ちだ



私の仕事は、不登校児童支援員という仕事

支援員には種類がいろいろあるが
私が支援する内容は
・不登校や登校しぶりがちな児童の支援のため、学習支援や教育相談、家庭訪問などを行う。
・自治体の青少年相談室に所属し、必要とされる各学校へ配置されている

相談室は、学校や家庭での悩みの相談活動が行われており、
電話相談・来室相談・訪問相談・心理検査の対応、
教育支援教室が設置されている。
・スクールソーシャルワーカー(社会福祉士、精神保健福祉士)
・青少年心理カウンセラー(臨床心理士)
・教育相談員(社会福祉士、精神保健福祉士、臨床心理士)
学校と連携を図りながら、支援活動を行なっている。
私は、そこから派遣され配置された学校へ配属される。

不登校児童支援員は、配属された学校の中で支援を行う。
学校ごとの求める支援内容に合わせ、
相談室から配置されている教育相談の先生と
学校のコーディネーターの先生と情報を共有しながら、
学校生活の中で必要とされる児童の支援をサポートする。
普通級の登校しぶりが主な支援となる。

支援の方法は学校によって異なるため、柔軟に対応を行なっている。

昨年度は、
1校は、不登校児童一人一人へのサポートと全体の児童の行動観察
1校は、別室登校している児童を同時支援(学年や特性、背景が一人一人異なる)


私の仕事で、一番大切な支援は

子どもたちの心に寄り添うこと


子どもは自分のことを伝える時
親や担任など大人が相手だ
子どもは大人と対等には話せない
言語化が難しい子どもの視点に立ち、
子どもの気持ちを代弁してあげられるような
そんな気持ちで、子どもの心に耳を傾けている

それは、私が子どもの頃に
子ども扱いされ
ろくにこちらの話を取り合ってくれていないと
そんな感じを抱いていた
その、私の幼少期の悲しかった記憶が
そうさせているのかもしれない


直接の相談は、相談分野の専門がいる
私は、子供たちが学校生活を過ごす中で、
何気ない会話や呟きに耳を傾けている
相談では語られないものや、
生活を過ごす中での僅かな変化や気づき
そんな情報を拾っている


週に2回ずつ
交互にそれぞれの学校へ勤務する

交互に?と思っていたけど
計算されている勤務なのだと思った

交互にすることで
思考も感情も一度リセットされるのだ
1回1回リセットされるということは
必要以上に入れ込みすぎない
注意が向きすぎたり
感情が入りすぎたり
視野が狭くならないような
線引き(枠)が作られる
また同じ学校で勤務する日は
冷静に物事を見れるので
いつも落ち着いた気持ちで
子どもたちと接することができる

自分にとっても子どもたちにとっても
とてもいい環境だと感じた


一時は、臨床心理士を目標に
スクールカウンセラーを夢見たが

自分のしたいことは本当にそこなのか?
と自分について深く考えてみたことがる

確かに、相談というものを
今後も自分の資源として活かしたい部分である

しかし、カウンセリングとなると
プロによる洗練された技術のなせる技
本当に優れた技術なだけに
自分の技量の範囲を理解できる

だから、私のやりたいこととは、
その手前の段階、日常の中での
ふんわりとした支えやアシスト
そのようなことがしたいのだろうなと思った

そうだ!
私はいつでも先頭ではない
2番手が好きだった!

部長ではなく、副部長
班長ではなく、副班長
リーダーではなく、サブリーダー

縁の下の力持ち的な
陰で支える役回り
サポートする役回り
自分が前に出るのではなく
下やサイドでバックアップする感じ

そんな影にいる力が
とても好きだった

その人が動きやすいように働きかける
やった!できた!やれてる!できてる!
と思ってもらえることが好き
心の中で
私はその手伝いができてよかったなと
自分の中の小さな喜びにする

前に出てみんなを引っ張るタイプではない
教示や指導をするタイプではない
だから発信力のある人を
すごいな〜と尊敬する

私は、お問い合わせ窓口でいいのだ
何気ない会話や質問
耳を傾け
種を蒔けたら種を蒔く

芽が出てくるのを眺め待つ

動植物を育てることは苦手なのだけれど
観察や分析はとても得意
そんな自分を分析していた

この仕事は
自分の適職なのではないか
そう感じている


自分の今までの経験と
教育と心理の知識とともに
目の前の子どもたちと
向き合うことが

私の今の仕事です


今までさまざまな事情もあってお金のためにしか
働くということをしてこなかった

自分を活かして
自分が好きと思える仕事をする
自分のスキルを高めていく
そんな働き方をできたのは

この歳になって初めての経験だ

このような仕事に出会えて
幸せと思った✨


明日から、また

子どもたちと会えるのが

楽しみです💕


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