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さようなら黒島〜【世界は優しかったんだ】ゆれる木の葉、緑の波、笑と会話。幸せのかたち

【前回の記事はこちら👇】
あぁ、全て足りていたんだ。やわらかい波に心がぎゅっとなる
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そこにいる人を認めるーさようならとありがとうを自然と言い合える環境をー

朝ごはんを食べに集まる宿泊者の、ドタバタと響く足音の振動で意識が戻る

そんな朝

(私は体的にも胃的にも、朝に劇的に弱いので朝ごはんは食べません)

ちょっぴりそわそわしながら再び眠りに落ちると、起きる頃にはすっかり静寂な宿でした

夏が近づくたび、私の頭の中にもくもくと浮かぶ日本のとある夏の風景

みたこともいったこともない場所だけれど、
浮かび上がるあの光景からストーリーが連想されて、いつもその場面に浸ることがとても好きなのですが、

まさに私が泊まった宿と黒島は、そんな夏の光景がぎゅっとつまった島でした

宿主の方と他愛のない短い会話をして、次はお酒でも一緒に飲みましょう、なんていう言葉までいただき、こんな交流があることが心から嬉しいことだなと。

東京ー日本の主に都市部は、
便利で素敵なところもありつつ、

他者との距離感が不自然な様に思います

相手がいるのに、いない

そんな扱いを、お互いして、
されてしまうことが多く、
緊張感と寂しさが募ります

声をかけることが自然な距離、場面
または
お互いの存在を認識することが自然な距離、場面で、
見て見ぬふりをしてしまうかなしさ

国や地域によっては、
知らない人同士でも存在を見ないふりはせず、けれど声をかけることもなく、

ただ、【あなたがそこにいることを受け入れているよ自然だよ】という捉え方をしている気がしています

つたわりますか?笑

もちろん、声をかけてくる方もいらっしゃいますし場合によってはジロジロと見定められるように見られることもあるかと思いますが。

そんな【わたし】でいられる環境って、あるのだなぁと思うと同時に

【わたし】の在り方で、どの環境にいてもそうなることは可能だなぁとも思うのですよね

もちろん環境の向き不向きはありますけれど

さて、そんなリラックスした静かな島の朝、昨日訪れた西の浜へまた自転車をガタガタ言わせながら森の中を進みました。

いまも、こころのなかにこの海が波打っています

物理的に訪れることが難しくとも、

目を閉じれば何時でも好きな所へ行けたあの頃を思い出し、この海に何度でも帰ってきたいなと想いました

波の音、
とぷんとゆれる海の水、
カラスの鳴き声、
虫の羽の音、
たまにきこえる船のおと

ここにいるとき、聞こえる音はこれだけ。

あたたかくてやわらかい風の中、まるで羊水の中にいるような、そんな豊かな時間のなかへ何度でも入り込みました

ありがとう、またくるからね

そう言い残し、1人自転車でまた木漏れ日ロードを後にしました
(お昼のあと結局また来たのですが😂)

世界は優しかったんだ

お昼ご飯は、お爺さんがおひとりでやられているお食事処へ。

ラジオの声と、
空いた木製のドアから揺れる木々の葉っぱ、
そしてゆるやかに揺れるのれん

募金を願う中学校の部活のチラシに無防備に書かれた電話番号

その全てに愛を感じて、
あぁわたしたちって、こうだったよなぁと
感じました

その空気とひとを信頼している感じ。田舎の良さってこんなところにもありますね

オムライスがいい!という子供の声に
(メニューにはない)、
ケチャップごはんにしようか?と聞くおじいさま

オムライスあるって。どうする?と娘に聞くパパ

急にしり込みする娘さん。

あぁ見覚えあるな、この光景。

そうだったなぁ、世界は優しかったんだよなぁ。

いつから社会を敵のように感じてしまっていたのだろうか

あるんだな、

見れば
意識すれば
気付けば


見ようとする世界によって、
映し出される世界は変わる

同じ世界でも、どう受け取れるようになりたいだろうか

くるくると優しくまわる風車を横目で見ながら
優しい味の食事を頂いたあと、

最後にもう一度西の浜にお邪魔して、黒島を後にしました

カフェ(?)での出会いーヒュッゲは沖縄にもー

石垣島についてからは、
なんだか成田空港に着いたように
力が抜けた感じ。

お店や人がいる市街地にほっとしつつも、
やはりあの濃いグリーンの海が恋しいのでした。

ゲストハウスに荷物を置いたあとは、
いろいろと貝殻や塩の探索🧂をして、夜ご飯を兼ねてカフェに入りました。(時刻は4時頃🕓)

Googleマップが指す入りやすそうな(重要😂)カフェを目指すも、あれ?不動産屋さん?

窓ガラスに書かれた文字はどう見ても不動産関連。

外には三線を引くおじさま。

おじ様の足元には小さなメニュー看板

行ったり来たりをして、えいっと入ろうとすると、三線おじ様とばっちり目が合って、店内へ案内してくれました

観光?どこからきたの?から入る会話は、やはり何だか照れくさく、けれど楽しい感じがありますね

奥は事務所になっているようで大きな声で電話をしたり話をするスタッフさんたちが。

隣の4人がけテーブルには荷物が沢山置いてあって誰も座れなさそうなのですが、笑

それも面白いよねとおもいました

途中、西洋系のご夫婦がカフェに入られるも、
店員さん(お一人でお食事を作っている)は私のメニューを作るので手一杯

テラスにいたご夫婦は何度も店内を見ては、とうとう中へ入ってきて、母国語で何かを話していました

わたしは店の者でもないので、ここで出るのもよろしくないかとじっとしていたのですが、

何か手伝えることはありますか?と一言声をかけると、

いいえ、ただ外の席がちょっと、と仰るので

寒いですか?と私。(ちょっと風が吹いていた)

すると、
「寒くないよ!!笑
寒かったけれど(母国の話)、ここに着いたらもう寒くないわ」

旦那さんはご自身の半袖を見せてこられました笑

私にとっては寒かったんです〜笑、
とちょっぴり焦って言いつつも、

そのあともご夫婦は
座る席に困っていらっしゃったので

テーブルを交換しましょうか?と私。

(私は4人かけテーブルに座っていて、横のテーブルは荷物が沢山置いてあり、残るはカウンター3席)

それを店員さんに伝えると、となりのテーブルの荷物を片付けてくれました笑

その後も店員さんとのやりとりに困ったら
私の方をみてくれるご夫婦とのやりとりはとても楽しいものでした

(旦那さん:breadは日本語でなんて言うの?(焦)
私:パン!
奥さま:パン!(分厚い日本語辞典を指さしながら)
旦那さん:(笑)いろんなところで言葉が飛び交っている
ご夫婦:パンは私たちイタリア人にとってとても簡単に発音できる。イタリア語ではpaneというの。日本には元々パンはないでしょ?ある?
私:ないですね〜
奥さま:そうよね〜)

帰り際、店員さんと黒島のおはなしをして、ご夫婦に手を振ってお店を出ましたが、

日本にもヒュッゲはあるよね〜と。

(※ヒュッゲとは
ヒュッゲ とは、ウエルネスかつ満足な感情がもたらされ、居心地がよく快適で陽気な気分であることを表現するデンマーク語およびノルウェー語である。)

デンマークという国と対話することが魅力だったりもしますが、
日本にもこーんなにゆるやかで会話とリラックスタイムが生まれる場所ってあるよね、と思ったのでした

だからやはり、どう過ごすのか/どう生きたいのか、、そんな自己対話が大切になってくるなぁと思いました

さて、明日はいよいよ成田へ戻りますが

偶然にも来月また石垣島にくるので
その際の記事もお楽しみにしてくださいね

ご希望があればギリシャ編も書こうかな(何ヶ月経ってるんだ笑)

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