リヤード齊木

スーダンに住んでいます🇸🇩🇯🇵日本語教師←青年海外協力隊でスーダン自閉症児の学校←日本の特…

リヤード齊木

スーダンに住んでいます🇸🇩🇯🇵日本語教師←青年海外協力隊でスーダン自閉症児の学校←日本の特別支援学校←歴史学部🐪スーダンの文化は中東とアフリカのハーフで独特で面白さを広めたい。現地NGOと協働してストリートチルドレンや災害復興活動を行っています。

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スーダンで日本語を学ぶ若者の学舎を守りたい

アフリカ・スーダンの日本語教育スーダンの日本語教育は、危機に直面しています。 いま手を差し伸べる人がいないと学習の機会が奪われてしまいます。 この想いを最後まで読んでいただければ幸いです。 スーダンの首都ハルツームにあるハルツーム大学アフリカ・アジア研究所に2012年からJICAの青年海外協力隊日本語教師が派遣されてきました。学習意欲のある人ならだれでも受講できるオープン講座として日本語のクラスが開講され、日本に興味を持つスーダン人が日本語を学んできました。 日系企業の進

    • 活動終了のお知らせ

      猛暑の毎日でございますが、いかがお過ごしでしょうか。 平素は大変お世話になっております。スーダンの齊木隆太朗です。 長きに渡るスーダンでの活動サポートありがとうございました。今年度の日本語能力試験(JLPT)の中止が決まり、スーダンでの活動を一時中断して日本に帰国する決断を下しました。以下に経緯を書かせていただきます。 2019年にスーダンは30年に及ぶ軍事独裁政権が民衆の手により打倒され、政治の民政移管が行われてきました。米国による経済制裁とテロ支援国家指定が解除され

      • スーダンでのJLPT開催に向けて

        ご無沙汰しておりますスーダンのたろうです。 現状をお知らせさせていただきます。現在、2022年12月スーダンでの日本語能力試験JLPT開催手続きを進めています。在スーダン日本大使館及びハルツーム大学は試験開催を望んでいますが、10月25日軍による権力掌握事件が発生するなど、2018年の民主化革命以降のスーダンの政情は不安定なままとなっています。 先日には、ハムドゥーク首相が辞任の意向を示し、大規模な抗議活動が行われています。これまで以上に軍と民衆との間の亀裂が大きくなって

        • 路上のお茶屋開店からみえたもの

          あわれなり 人去りて知る 身の不徳父が旅立った。病気の父を日本に残し、スーダンに戻った1年半に、どのぐらいの意味があったのだろうか。 スーダンで日本語の先生をやろうと意気込んで来たもののコロナの影響で教壇に立つことも未だ叶わず、じりじりと手元の資金だけが減っていくジリ貧状態。 それでもみなさんの力を借りて、インフレ率が400%を超えるスーダンの困難な状況で苦しむ人の助けになりたいと任意団体を作って形だけは何かを成し遂げているような気持ちになってきた。でもこの活動に一体、父と過

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        スーダンで日本語を学ぶ若者の学舎を守りたい

          スーダンの若者の現実

          スーダンの若者に成功とはなにかを尋ねると口を揃えてスーダンを脱出することだと答えが返ってくる。サウジやドバイなどの中東エリアではスーダンの公用語であるアラビア語が通じるし、従順な性格のスーダン人はワーカーとして人気がある。人口約4000万人のうち100万人ほどが海外で生活をしているとされる。 スーダンの若者が自国で夢を描けないのは、雇用の受け皿のなさに起因する。スーダンのトップ大学を卒業したのにフラフラしている友人もその一人である。毎年排出されるエリート層を受け入れるだけの

          スーダンの若者の現実

          スーダンのコーヒー

          暮らしに彩りをもたしてくれるものは数多かれど、コーヒーほど世界中の人に幸せを与えているものはないと思う。 一日の始まりや終わりにも、頑張りたい仕事の合間にも、読書のお供にも、コーヒーの味と香りは僕らを優しく包み込んでくれる。人類のコーヒーに対する愛は、1日に世界では25億杯のコーヒーが消費されていることからもはっきりしている。 コーヒー伝説そんな、コーヒーと人間との出会いをあなたは知っているだろうか。コーヒーは5000年前にエチオピアで食用が始まったとされている。しかし、こ

          スーダンのコーヒー

          気がつけば1年以上の月日が

          All about Africaさんに6話の連載を書いてから1年以上が過ぎていた。時間の経過は、恐ろしく早いものだ。 当時、連載を読んだ方からの反響がそこそこあり、仕事の話もいくつか頂いた。近頃、あれからスーダンがどうなっていったのか知りたいとの連絡が読者さんから入り、スーダンのことを書きたいという意欲が再び湧いてきた。 止まらぬインフレーションスーダンポンドの下落が止まらない。AAA第一章を書いた2020年3月は1ドルが100SDGと2017年2月から約6倍通貨の価値が落

          気がつけば1年以上の月日が

          スーダンの子どもたちを学校にプロジェクト報告

          こんにちは。スーダン在住のたろうです。 私は、2021年1月から首都ハルツームにあるファルドゥース南小学校で、様々な活動を行ってきました。 コロナ禍以降、スーダンは物価が前年より4倍も跳ね上がっているため、家庭で充分な食事が出来ず栄養が偏っている子どもが多くいます。WFPの報告によると現在スーダンでは人口の21%が栄養失調状態にあるとされ、深刻な状態が続いています。 子どもたちが安心して学校に通うことができるように栄養価の高い小豆の炊き出しを行ってきました。 学校には、制

          スーダンの子どもたちを学校にプロジェクト報告

          金銭的な理由で学びを諦めさせない!

          いつもお世話になっております。 この度、私が活動する任意団体bokuraで寄付のキャンペーンを行います。 就学の意欲があるのに制服や靴などが買えずに学校に通うことができない児童をサポートします。2500円につき1人の子どもに学校用品を1セットを寄付します。 https://syncable.biz/campaign/1584/ 団体のこれまで任意団体bokuraは、これまでに災害支援や貧困者炊き出しを続けてきました。 2021年1月からスーダンの公立学校へ食糧支援を開始し

          金銭的な理由で学びを諦めさせない!

          近況報告

          最近更新頻度が落ちてしまっていますが、まだスーダンで元気にやっています。 1月10日に長女が誕生し、娘の育児や産後の嫁さんのサポート、予防接種などなど忙しい毎日を過ごしていました。 さらに暑い日中は、電気の消費量が増え、停電の日が続いています。停電すると電波がなくなり、夜に仕事を回していますが、子どもの夜泣きに思うように動けない日々が続いています。 2月の活動2月の最終日曜日に、ファルドゥース南小学校に支援物資を提供させていただきました。 袋即席麺を4ケース ピーナッ

          2021年1月の活動報告

          みなさん、こんにちは。 スーダンで活動する、たろうです。 10月に作った任意団体「bokura」は、これまで寄付をいただいていた方に活動報告書を送付してきました。 2021年度より活動報告書をNoteにて公開することにしました。 そして、ずっとひとりで活動したきた団体にメンバーがひとり加わり、日本での会計を担当してくれます。 2021年は、活動の幅を広げられるように精進していきます。

          2021年1月の活動報告

          最大のピンチとは

          先日ツイッターでピンチ とつぶやいたら色々な人から心配していただき、ありがたいです。 現状のピンチを未来の自分のためにも、心配してくれる人のためにもまとめておきます。 味方が敵に回るとき味方だと思っていた人が急に敵になるということは歴史をみていくと数多くあります。 愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ とドイツのビスマルクは言っています。 歴史上で味方が敵に回った有名な例は ・イエス・キリストを告発したユダ ・『ブルータスお前もか』のセリフで有名なブルータス ・三国志

          最大のピンチとは

          2021年はLIVE配信に挑戦してます

          みなさんこんにちは。 スーダンで日本語教師をしようと思ったけど、コロナで果たせぬままの『たろう』です。 昨年は色々なご縁に恵まれて、多くのオンラインイベントに登壇させていただきました。 私の話はどちらかというと、真面目。 いや、クソ真面目な話しかできませんでした。 もっと魅力的なスーダンをお伝えし、たくさんの人にスーダンの良い所を知っていただきたいと悩んでいました。 そこで、気づいたんです。 ああ、誰でも聞ける場所で、自分から配信したらいいんだと。 2021年は、

          2021年はLIVE配信に挑戦してます

          1年間スーダンで過ごした2020年を振り返って

          スーダンで活動する任意団体『bokura』を設立してから4か月となり、新たな年を迎えられそうです。支援してくださった皆様のおかげです。心より御礼申し上げます。 2020年は予期せぬことが世界中で起きた1年で、いまも現在進行形で人類は脅威対峙しています。世界中の人々が手を取り合って乗り越えていけば、コロナ後の世界は今よりも良くなると信じています。 コロナウィルスで亡くなられた方のご冥福をお祈りし、闘病中の方の回復と、医療従事者の方の安全を祈っています。 当初、私がスーダンで

          1年間スーダンで過ごした2020年を振り返って

          3日連続スーダントークリレーの振り返り2020年12月①

          みなさん、こんにちは。スーダン在住のリヤード齊木です。 いかがお過ごしでしょうか。 2020年12月オールアバウトアフリカさんと3日間連続のトークリレーをさせていただきました。 3日間の合計スライド枚数が120枚、リサーチと制作に1ヵ月を費やし今の自分の知識をフル動員した力作。 そんな力作が多くの人の目に触れずに埋もれていくのは悔しいということで備忘録として3回に分けて残しておきます。 トークリレー1日目の要点トークリレー1日目は、スーダンの産業・産品を紹介しました。

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          3日連続スーダントークリレーの振り返り2020年12月①

          11月活動報告

          みなさんお元気にお過ごしでしょうか。 日本は冬が近づき気温も下がってきていることかと思います。 スーダンも冬が近づき日に日に空気が寒くなってきています。それに伴いコロナウイルスの第二波が来ており、医療がパンクしているとの報道も出ています。 日本でもコロナの流行が予測されていますので、健康第一でいきましょう。 11月の活動11月は14日と28日に路上生活者への炊き出しを実施しました。それと気温が低下するなかで冬服の提供も行いました。 12月も月2回の定例炊き出しを予定して

          11月活動報告