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近況報告

最近更新頻度が落ちてしまっていますが、まだスーダンで元気にやっています。

1月10日に長女が誕生し、娘の育児や産後の嫁さんのサポート、予防接種などなど忙しい毎日を過ごしていました。

さらに暑い日中は、電気の消費量が増え、停電の日が続いています。停電すると電波がなくなり、夜に仕事を回していますが、子どもの夜泣きに思うように動けない日々が続いています。

2月の活動

2月の最終日曜日に、ファルドゥース南小学校に支援物資を提供させていただきました。

袋即席麺を4ケース
ピーナッツペースト 3kg

そして給食の食材と調理の手伝いを行いました。

スーダンの現状

スーダンではコロナ以前に比べて物価が3~4倍に跳ね上がっており、余力のない人達から生活が破綻していっています。

スーダンの通貨は、今まで政府が決めた公定レートと闇市場のレートという二重のレートが存在していました。
銀行を通した取引では公定レートを用いていたため、国内産業がある程度保護されてきました。

しかし政府は、2020年12月のアメリカの経済制裁が完全に解除された後に、外国からの資本流入を見込み、スーダンポンドの公定レート引き上げを行いました。

これにより公的な銀行を通して外国からの資本がスーダンに流入することになります。

外貨の流入は、スーダンポンド紙幣の供給量を増やし、さらなるインフレの加速を予感させています。

そこで政府は貧困者一人につき月に5ドルを給付する貧困救済制度を開始しました。

しかし、この制度も運用がうまくいくかは未知数であり、更なるインフレの進行は困窮者の生活を破壊していきます。

今は、余力がある人が余力のない人を手を差し伸べることが必要です。

皆様からの温かいサポートは、日本に憧れを持ち、日本に留学する夢をもつスーダン人の若者が日本語を学ぶ活動に使わせていただきます。