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金銭的な理由で学びを諦めさせない!

いつもお世話になっております。
この度、私が活動する任意団体bokuraで寄付のキャンペーンを行います。
就学の意欲があるのに制服や靴などが買えずに学校に通うことができない児童をサポートします。2500円につき1人の子どもに学校用品を1セットを寄付します。

https://syncable.biz/campaign/1584/

団体のこれまで

任意団体bokuraは、これまでに災害支援や貧困者炊き出しを続けてきました。
2021年1月からスーダンの公立学校へ食糧支援を開始し、家庭からお弁当持参できない子どもたちが学校に来られるように支援を入れてきました。
そのなかで、地域のなかに子どもを学校に通わせていない家庭があることに気が付きました。
学校にて聞き取りを行うと、そのような家庭は経済的に苦しい状況に置かれており、制服を買う余裕がないということがわかったのです。

↑学校指定の制服が買えずに相談に訪れた生徒

今回のように物品を提供することは、家庭の収入を向上させることには繋がらず、社会の貧困問題を根本から解決させるものではありません。しかし、現在のスーダンの困窮した状況を少しでも良くしていくための1歩を踏み出さなければなりません。

現在のスーダンの状況

2019年4月、スーダン国民の非暴力不服従を貫いた歴史的な民主化革命は、30年間の軍事独裁体制を終わらせました。そしてスーダンの民主的改革を主導するために民間主導の暫定政府を設立し、2022年の公正な選挙を目標としています。
暫定政府アブダッラー・ハムドゥク首相のリーダーシップの下、スーダンは2020年12月に米国のテロ支援国家リスト(SSTL)からの削除交渉に成功しました。これは、2017年のアメリカ経済制裁の解除とともに、これまで課せられていた軍事政権時代の負の遺産を清算させ、新たなスーダンの幕開けをもたらしました。

このような政治の大胆な改革とこれから来るであろう海外からの投資と開発とは裏腹にスーダン庶民の暮らしは悪化の一途を辿っています。

スーダンは、独立から40年に渡る内戦によって、国民のために使われる予算が軍事費として流れ、未来への投資がなされてきませんでした。
内戦が集結し、2011年の南スーダンの独立に伴い日産55万バレル算出されていたスーダンの石油は、日産11万バレル程度に減少しスーダンの歳入を大きく減らすこととなりました。
主要な輸出品が減少したスーダンは毎年の貿易赤字によって2011年からじわじわとインフレが進んできました。



2019年の革命時には社会混乱によって経済活動が停滞、その影響で過去最高の貿易赤字を記録しています。
革命の成功によって成立した暫定政府は経済的に問題を抱えたスーダン社会の課題を克服しようとし、米国の制裁を解除し、国際的なマーケットへの障壁をなくすのに成功しました。

しかし、2020年に発生したコロナウイルスによってスーダンはロックダウンを経験、経済活動は2019年に続いて停滞してしまいました。
2年続いた経済的な停滞によって、スーダン通貨の価値が下がり続け、たったの1年間で物価は4倍、月のインフレ率は300%を超えています。

このように激動するスーダンで、今庶民の暮らしは成り立たなくなっています。
そんな非常事態では、余力がある人が余力のない人へサポートが求められています。

任意団体bokuraは、社会で困窮した人に支援の手を差し伸べます。
ぜひみなさんのお力を貸してください。

2500円につき1人の児童に通学に必要なものを提供致します。

https://syncable.biz/campaign/1584/
寄付はこちらから受け付けています。

↑何度も縫い直しした制服を着る子

皆様からの温かいサポートは、日本に憧れを持ち、日本に留学する夢をもつスーダン人の若者が日本語を学ぶ活動に使わせていただきます。