華村@中国
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20元のワセリンを買おうとしたのに、なぜか35元払った件
この前、中国では大手にあたるドラッグストアチェーンのWatsons(屈臣氏)に行ったんですね。目的は手荒れ対策のワセリンを買うため。普段はネットで買うのですが、うっかり家の在庫を切らしてしまったので、すぐに手に入れるために久しぶりに実店舗で買うことにしたのです。
で、店に行ってワセリンを見つけたのですが、値札を見ると普通は30元だが会員価格は20元だとあります。ネットで買うよりちょっと安いし、何
ハイハイを練習する息子から、前に進む勇気をもらった話
4ヶ月半くらいになるうちの息子は、少し前に寝返りを覚えました。
ちょっと前まで寝返ろうとしてもなかなかできずに、ウンウンと唸るだけだったのが、いまはヒマとスペースさえあればそこらじゅうを転がっています。うっかり大人用のベッドになんか置いておくと、気がつけば落ちる間際のところまで来ていてヒヤヒヤします。
そんな彼が次に練習しているのは、ハイハイのようです。両手を使ってグッと体を持ち上げたり、足を
「中国を好きでも、嫌いでもない」が過去イチ揺らいでいます
僕、中国にだいたい9年半くらい住んでるんですね。その中でnoteを始めたのが2020年の3月なので、だいたい4年半くらい続けていることになります。
その間ずっと、僕は中国を「好きでも嫌いでもない」というスタンスで過ごしてきました。日本に比べていろいろ理不尽なことも起こるけれど、かわりに日本では体験できないようなエキサイティングなことも起こる国。
さまざまなイライラに見舞われながらも、時にこの国
ずっと子どもを抱いて過ごした日
昨日は、ずっと子どもを抱いて過ごしていました。
朝、流れ続ける事件のディテールと、そこに渦巻く人々の感情の奔流に耐えきれずに、そっとSNSを閉じました。そして、ついさっきお昼寝から覚めたばかりの息子を抱きかかえました。
息子はつぶらだけど大きな目を見開いて、僕をじっと見つめた後、にっこりと微笑んでくれました。僕は抱える手に力を込め、泣きそうになるのを堪えながら、微笑みを返しました。
その後も
【お知らせ】マガジンの更新をお休みします
現在、子どもの病院対応に追われておりマガジンの更新ができない状態です。そのため本日はお休みとさせてください。楽しみにしていただいていた方、申し訳ございません。
よろしければ、過去の記事をお読みになってください。過去記事でも面白いと思ったものにはスキや高評価を押していただけるとうれしいです。
落としたスマホは戻ってきたが、中国で生きていく自信は少しなくなった話
先日、ライドシェアの車内にスマホを忘れてしまいました。で、30時間ほどを経て手元に戻ってきました。
ここで一発「失くしものが戻ってくるなんて、中国の治安もずいぶん向上したものだ」という話でも書いて中国のイメージ向上に貢献し、日中友好的な文脈の人々から小銭でももらおうかとも考えたのですが……ただ、戻ってくるまでの過程を顧みると、とてもじゃないけどそういう気分になれません。今日はそのことを書いてみま
「話せばわかる」は幻想だが、それでも話すことには意味があると思う話
くまてつさんのnote。読みながらうなずきまくりました。
「話せばわかる」なんていうのは、本当に幻想です。
話してもわからないどころか、話の通じなさに絶望したり、話すことによって嫌なところがより鮮明に見えてしまって、余計に相手を嫌いになってしまうことさえあります。
「話せばわかる」を臆面もなく口にする人というのは、よほどコミュニケーションというものに真剣に取り組んでこなかったか、普段押し付け
中国でモノを作って日本で売るコツ
最近、日本にいながらにして上手に中国のECサイトなどを活用してお小遣い稼ぎに繋げている友達の話を聞きました。
それがとても面白く参考になったので、内容をみなさんにシェアしてみたいと思います。
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その人が扱っているのは、自作のキーホルダーやストラップ、アクリルスタンドのような雑貨だそうです。自分でデザインしたものを中国で生産してもらい、日本に発送して自分で売ったり、友達の店に卸したり
ココナッツジュースと、中国に来たばかりのあの頃に戻りたくなった話
少し前ですが、こんなバズったツイート(ポスト)が流れてきまして。
これ、たしかに中国で古くから売られている定番のココナッツジュースです。
僕はココナッツジュース自体が得意ではないので買うことはほぼありませんが、どこのコンビニやスーパーであろうと必ず置いてあります。メジャー感でいえばコカコーラとかそのレベルです。
つまり中国では文字通りどこにでもあるものなのですが、この奇抜なデザインが初めて見
ガッカリする中国の「そういうとこ」
紀実作家・安田峰俊さんによるこんな記事を読みました。
先ごろ日本で行われたサッカーワールドカップ予選の日本対中国戦を、「中国側のサポーターとして」観戦しようという試みです。よくこんな有意義かつ面白い企画を思いつくものだと唸らされます。
サッカーに毛ほども興味がないままの実況や、日本が点を取るたびにごっそりと帰ってしまう中国サポーターなど笑いどころたっぷりなのと同時に、そこに駆けつけた中国人がど