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Episode 048 「ダブリャ」

さて、Episode 027より開始した「オーストラリアにいた時(1996〜2010年)によく聴いたアーティストおよびバンドの曲」(併せて、「よく聴いた訳では無いが印象が強く残っているアーティスト及び曲」も含む)、という括りで当時を振り返る試み、今回はアルファベットの「W」から始まるアーティストおよびバンド。

大学(アデレードで)を卒業して20年弱が経過しようとしているが、今でも(なぜか)想い出す。とある講義にて教授が(脈略は全く憶えてないが)「Wの発音は、ダブリュではなく、ダブリャです」と言っていたことを。

WEEZER(アメリカ)
このバンドは、最高である。初めて聴いたのは、多分、2003年~2005年の間。初めて聴いた曲は憶えていないが、初めて(明らかに)衝撃を受けたのは「Island In The Sun」という曲だ。「The Green Album」(2001年)に発売されたアルバムに収録されている曲。当時、Going Steady(現:銀杏BOYZの前身バンド)のボーカルである峯田和伸のブログだかインタビュー記事をネットで読み、「高校時代はWeezerのWeezer(セルフタイトル、通称Blue Album(1994年))というアルバムばかり聴いていた」という内容を読み(Weezerというバンドが)気になったのだ。確かに、このBlue Albumは傑作である。世界中の多くのバンドが大きな影響を受けたに違いない。リアルタイムでは、確か「Make Believe」(2005年)から聴いており、このアルバムも素晴らしいアルバムとなっていた。2008年に発売された「Weezer(セルフタイトル、通称Red Album)では「The Greatest Man That Ever Lived」という曲が収録されており、この曲には驚きを隠せなかった。つまり、モダン音楽(つまり、現代のロック、ポップなどの曲)では通常とされていた、イントロから始まり、AメロがありBメロがあり、サビが来て…、という概念を取っ払い、Aメロ、Bメロ、Cメロ、Dメロ…と続いて行く(そして、一曲の中で、同じメロディーに戻る事がなされない)ような構成の曲だった。尚、この曲についてRivers Cuomo(Weezerのフロントマンであり作詞作曲担当の人)は「母親が教会で歌うゴスペルの曲などを聴いて、そこからインスパイアされた」と語っていた。尚、このRivers Cuomoはハーバード大学卒という勉強家である。奥さんは日本人であり、(故に彼は)親日家である。また、スコット・マーフィーというミュージシャンとのユニットで「スコッ&リバース」として2013年には「HOMELY GIRL」という曲を(両者とも日本語を母国語としない中)日本語で作詞し、リリースした。「Island In The Sun」に関しては、アデレード時代遊びで友達とやっていたバンド(Beanie Boys)のレパートリーに入っていた。このバンドには、沢山の思い出がある。「Make Believe」(2005年)というアルバムに収録されている「Perfect Situation」という曲は、車の中で(特に夜に)よく聴いた曲だ。このバンドは、出会ってから(2024年時点で)約20年経った今でもよく聴くバンドである。

Wheatus (アメリカ)
この曲を知るきっかけになったのは、恐らくテレビの音楽番組(PVがひたすら流れる番組)で見た事だった。2000年の事だった。尚、この曲は「Loser」(2000年)という映画の主題歌でもあった事から、主に英語圏の国々(きっと、それ以外の国でも同じく)でヒットしたと思われる。Weezerがライブでこの曲をカバーしているのをYouTubeの動画で見た事がある。兎に角、この曲は自分の青春時代を象徴するにあたり代表的な曲の一つである。

The White Stripes (アメリカ)
特に思い入れがあるバンドではない。しかしながら、この曲だけは憶えている。

The Who (イギリス)
2000年代半ば、両親および妹がオーストラリア国内で引越しをした。行き先はクイーンズランド州にあるブリスベンという街。私は一人アデレード(南オーストラリア州)(Episode003参照)に残ったのだが、ある時ブリスベンに遊びに行った。その時にブリスベンのゴールドコーストで購入したのがこのバンドのベストアルバムだった。確か、そうだったと記憶する。CDショップにてこのCDをレジに持っていくと、お店のおばちゃんがこのCDを手に取り(バーコードをスキャンしながら)ながら「渋い趣味だね」と言った。「やっぱりイギリスの音楽はカッコよくて好きです。アメリカの音楽よりも」と告げると、「アメリカの音楽もかっこいいわよ」と正論を言われた。尚、なぜ「アメリカよりイギリスの音楽の方が良い」なんて自分で言ったのかは全く不明である(もちろん、そんな事(つまり、アメリカの音楽よりイギリスの音楽の方が良い)全く思っていない)。また、世界にはアメリカまたはイギリス以外にも素晴らしいバンド、アーティスト、ミュージシャンは星の数だけ存在するはずである。

Wilco (アメリカ)
このバンドに出会ったのは、恐らく2000年代半ば。きっかけは憶えていないが、この曲の格好良さに惹かれた。ソフトなロック。尚、全くリアルタイムではないのだが、比較的最近(2020年の初め)、彼らの4枚目のアルバム「Yankee Hotel Foxtrot」(2002年)のアルバムを購入した。「Radio Cure」と「Jesus, Etc」が特にカッコよかった。

WIZO (ドイツ)
このバンドとの初めての出会いは、Fat Wreck Chordsのコンピレーションアルバムである「Survival of the fattest」(1996年)というCDで初めて聴いた時だった。恐らく、2000年頃だったと思う。特に思い入れがあるバンドではないものの、この曲は憶えている。

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