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「小さな挑戦」

私は今、自分のセクシュアリティを模索中。
模索中ながらも、自分がより心地いい方を選んでみたり、新たな挑戦をしている。

今日はその中の一つ、髪型の小さな挑戦についてお話ししよう。

初めて髪を肩より上にバッサリ切ってから早四年。
私の戸籍上の性別や、身体の性別は女性であるが、最近、女の子ぽい髪型であることに違和感を感じている。
ジェンダーレスな髪型にしたいと思いつつも、美容院で「ジェンダーレスな」というのは勇気がいるし、もし似合わなかったらどうしょうという気持ちでいっぱいだった。

でも、今回、挑戦してみることにした。
あるジェンダーレスのYouTuberが、美容院でジェンダーレスの髪型にしてもらっている動画を出していた。それをみていた時に、
「そうか、LGBTQIA+に理解ある美容師さんに切ってもらったら伝わりやすいかもしれない。」そう思ってLGBTQIA+に理解ある美容師を探し始めた。
その動画内でも美容師の紹介はあったものの、行きたい日に空いていなかったので、他の美容師も探してみることにした。

すると、トランスジェンダーの美容師に出会った。
その人は、トランスジェンダーの中でも、女性の体で生まれたけど、今は男性として過ごしている人。早速行ってみることにした。

その後もハードルは続く。

現地につくと、アンケートを書くことになり、「髪型や髪質などについて悩みがあるか」という項目があり、チェックしてみると、席に案内された時にさりげなく
「悩んでいることはありますか?」
と聞いてくれた。でも、怖くてなかなか最初の一文字が言えなかった。
込み上げてきた言葉を声に出してみた。

「ジェンダーレスな髪型にしてみたくて」
言えた、やっと言えたぞ、すごいぞ、自分!!
と心の中でガッツポーズした。

その後、そのトランスジェンダーの美容師さんは、
「僕のこと調べてきてくれたんだね。ありがとう」
と言ってくれて、心が温かくなった。

それから、それ以外何も髪型が決まってない私に対して、全然いいよって言いながら、一緒に髪型を考えてくれた。
彼は強制するとか一切なく、候補をあげて選択肢をくれた。
そして、彼は、私の髪を切る時こう言ってくれた。

「一気にジェンダーレスを目指さなくてもいいと思う。ちょっとずつ自分の理想に近づけていこう。」

髪型が決まった後も、
「めっちゃワクワクする!」
って言ってくれた。
それが嬉しかった。

切っている間もいろいろな話をした。
最後には、自分のセクシュアリティで悩んでいる話までしてしまった。

メガネをしていたため、最後までどんな髪型になっているのかみることができない。
だから、切り終わるまでワクワクしながら待った。

髪が切り終わった。
恐る恐る見てみると…

後ろがスッキリした。
はじめての後ろの刈り上げ。ドキドキしながら触ってみると、刈り上げたところがふさふさで気に入った。

美容師さんも自信持って、「似合う!」って言ってくれて、とても嬉しかった。

その後、実は友達と会う予定があった。
オンラインやオフラインでよく話している友達。どんな反応をするのか、不安半分と、ワクワク半分。

実際に会ってみると、髪切ったことにすぐ気づいてくれた。
その時にあった友達も、その後の日に会った友達も、みんな気づいてくれて、似合うって言ってくれてめっちゃ嬉しかった。

挑戦してみてよかった。心から思う。

次はどんな髪型にしようかな。
今からワクワクしている。


《あなたへのバトン》

LGBTQIA+に理解ある美容師だからといって、自分の希望の髪型になるとは限らないけれど、でも、伝えやすいと思う。
それは、ジェンダーレスの髪型にしたいと言った時に、否定されるという心配が少し減ると思うから。

髪型を変えたら周りの人がなんて言うんだろうとか悩んでしまう人もいると思うけど、できるところから少しずつ挑戦していったらいいと思う。
私も、40センチくらいあった髪をボブにして、襟足ちょっと剃るくらいのショートにして、今回後ろを少し刈り上げてみて…と少しずつ挑戦してみているから、できるギリギリのラインを攻めてみて。

新しく挑戦したあなたに心から、
「似合ってる!」
って言ってくれる人がきっとどこかにいると思うから。


あなたにはどんなストーリーが眠っていますか?
ぜひとも、あなたのストーリーをお待ちしております。

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