マガジンのカバー画像

みじかいの

85
朗読とか短編小説とかポエムとか色々単発のものを。
運営しているクリエイター

#オリジナル

かっこいいタイトルは思いつかなかったよ。
英詞は無意味に当てただけなので大した文脈はないよ。
慣れないことしたから頭が痛いよ

I'm calling "get away" to far of to falling down
Two face is you and me. And Painful heart broken me
Too much hard for me. usually life

もっとみる

(詩)被膜の中

僕が居なくなったら、地球がちょっと軽くなる
能うなら、笑いながら死にたい
君にも感謝しながら死にたい
もう少し、もう少し
ちょっとだけでいいから僕と一緒に居て

誰かに優しくしたら、心がちょっと丸くなる
叶うなら、善人になりたい
凄く難しいことだけど
そして、そうなると僕は人間じゃなくなる
飲み込んだ月が、目から零れた
体は重いのに心はからっぽ

何だって食べれると思ってた

もっとみる

(詩)ヒペリカム

二の腕に知らない歯型が付いてた
身に覚えのない
ふと君を見たら首筋に歯型
身に覚えのあるような

夢で出会う君は、いつも何も言わない
優しく微笑んで僕に手を伸ばしてくる
その手を掴んだら汚してしまいそうで
いつも、地の果てまで逃げてしまう

目に見えるものじゃないと
確信できるものじゃないと
どうしても自信が持てなくて
いつもユラユラ揺れてる
よく地の底に倒れ込む
起き上

もっとみる

(詩)酔生夢死

人がいっぱい並んで歩いてる
皆前の人についていく
行列の先頭は見えないけど
最後尾は見つけられた

その列に並んで歩くのが安全だから
その列に並んでいるのが平和だから

僕も列に加わって歩いてる
ずっと前の人についていく
時々違う列も見かけたけど
いつの間にか一緒になった

一緒になったり離れたり
時々散らばったけど元通り

色んな景色があったよ
皆とそれを共有して、皆一

もっとみる

(詩)さよなら人生

この目が見える内に 海を見に行きたい
波の音と風の色を覚えておきたいの
夢を見ている内に 死んでしまいたい
私は愛されていたって言い聞かせたいの

手に触れるもの 目に見えるもの
舌の上で転がる味 冷たいお水
木漏れ日の中で寝転んだ昼下がり
間違いなく 自分が幸せだったと思えるから

足元は崩れない
ただ眠りに落ちるだけ
涙なんて零れない
ただ眠りに落ちるだけ

おやすみ ごく普通の人

もっとみる
おじいちゃんと夏

おじいちゃんと夏

八月。
夏休みの宿題は半分済ませた。ラジオ体操も毎日行ってる。お母さんのお手伝いもしてる。
いつもとは違う最近の僕に、お母さんは驚いてる。昨日、なにか悪いことをしたの?と心配そうにきかれた。僕は笑顔で首を横に振った。僕はいい子になるんだ。

「こんにちはー!」

いつもの隠し場所から鍵を取り出し、玄関のドアの施錠を開けた。そして中に向かって声をかけると、奥からおじいちゃんの声が返ってきた。

「和

もっとみる