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みじかいの

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朗読とか短編小説とかポエムとか色々単発のものを。
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記事一覧

(詩)とりあえず息はしてる

走り抜けて来てクタクタ
どうして生きてるのかも分からない
そういう気持ちの日もあるよね
多分わかる。想像しか出来ないけど

時々脱力して二度と立ち上がれないような気がしてくる
見えないふりをしていたひび割れに
たまに指を差し込んで、ほんの少し
広げてしまうけど、それをまた
見えないように、隠すように椅子を置いた
いつかまた、自分か他の誰かがそこを
少し広げてしまうまで、忘れようとした

あの人も同

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(詩)ほぼ寝てる状態で書いたから自分でもよく分からないと思う詩

なんか書いてる夢を見たなと思ってスマホみたら、見覚えのない詩がありましたよっと。
つまり、夢じゃなかったようだ。

僕の身の回りで起る現象は
一ツ一ツの偶然が重なり合い
歯車の様に噛み合って起る
僕と云う生き物も同様に
毎時数多の偶然を
撒き散らし乍ら生きている

一ツ歩き二ツ、二ツ歩き三ツ
増えて行く軌道の上で無数に
選ぶとも無く選び
進む意志も無く進む

厭になろうとも変わらず
随分と遠く迄来

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(詩)Eustoma

人が沢山居るのに孤独を感じるのは
きっと愛されたいからだ
かと言って欲した瞬間に手に入りはしない
それ処か、誰でも好い訳でもない

世界は厳しいもので
強く望む物は簡単には手に入らない
剰え空手のままで死ぬ事も
空っぽの心を満たす物は少ない

僕は生まれてからずっと
己が未完成のままグラついている
そんな気がしてる状態でここに居る
君の欠片を見付けただけで
この体が完成に近

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(詩)褒められなくても私は凄い

今日は何をした?明日はどうなる?
今迄何が出来た?何を達成できた?
ただ必死に生きてる
それだけじゃ駄目みたいだ

終われと願って目を閉じて
薄い絶望と目を覚ます

将来の夢があって、多数派の理想があって
お金をたくさん稼げばすごい
人より有名に成ればすごい
見た目が綺麗だとすごい

私は毎日ただ生きてる
一日一歩、踏み出すだけでも精一杯
大きな事は出来ない
欲しい物も手

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(詩)自制心

爪先で蹴った小石が水たまりに入った
波紋が幾重にも産まれて消える

急に怖くなる
私もそうなったらどうしよう
直ぐに消える波紋のように
直ぐに忘れられる

今日は笑っていても
明日はどうか分からない
薄氷の上を歩いてる気分だ
何時落ちるかわからない

そうなったら手を掴んでくれるだろうか
心配してくれるだろうか
私がそうしたいと思ってるように
君もそうしてくれるだろうか
今の私はそう思われるような

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(詩)平仮名で言ったら「む」

僕が死んだら、少しは泣くだろうか
僕の気持ちが、迷惑になるだろうか
言葉は沢山有るのに、出口が狭い
只々平和で、幸せならそれで好い
結論はシンプルなのに

口元だけは笑顔の形にして
「大丈夫」を伝えようとする
歪む目付きだけが、顕著に全てを表す
何も言わない方が良かったのかも
後で思い詰める位なら

信じられた事がないから
自分を信じろなんて言えない
本音が確実に分かるのは

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【小説】夏休み

【小説】夏休み

さて、なんのアイスでしょうか。

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 青天井のど真ん中で、堂々と光を放つ太陽の光が、ジリジリと地上の生き物たちを照らす。何とも生きづらい、それなのに形容しがたい高揚感を与える季節だ。
 汗が染み込んだTシャツの生地が肌に張り付き、それを木陰の少し涼しい空気が冷やしていく。

「暑い..

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(詩)梯子を外された

転がった命と、揉み砕かれる心
何度も足を取られた
尖った石に素足を裂かれて
止まることが出来なかった

欲しいものは見えている
星として瞬いてる
触れたら壊れる
この瞬間も、命を転がしてる
足で蹴って投げやりに
それでも生きるしか無かった

手が埋まることは無かった
孤独が平気であれと求められたし
そうである振りが出来た

言う通りに生きることを求められた
反抗しながら

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(詩)無理すんな、大丈夫

毎朝目が覚める 瞼を開く
その瞬間にも心が捻れる
世界を見ることすら怖い
それを押さえ付けて、外に出るだけでも大仕事

君の痛みは、君だけが知ってる
君が思い切れないのも、きっと理由がある
守るべきなのは君の心
戦わない選択もある
立ち止まる決心もある

ずっと逃げてたわけじゃない
立ち向かう事もあったんだ
そして沢山泣いてきた

想定してたよりも大きな打撃があった
次は

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(詩)言うのは簡単だよね

笑いかけてくれてる けど
私を見てるようで見てない目
優しい口調で話してくれる けど
彼女の大事な物は私じゃなかった

生きてきた道でどんなことがあったのか
尖った小石で足の裏を何度怪我したのか
仕方ないと受け入れたかった
努力では どうにもならない事もある
努力では 本質を変えるのは難しい

些細な事で不機嫌になって
思いもよらない事で怒鳴られて
殴られるだけなら全然平気だ

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(詩)遊蝶花

時に人は絶望する
悲しみに打ち拉がれる
目の前に幕が降りて、一時の人生終了
身体中が干上がった様に、涙も出ない
人形の如く動けなくなる

感情に蓋をするのは、これ以上
傷付かない様に自分を守るため
動かなければ見られることも減る
人の視線から自分を守るため

そこまでは良いんだけど、心と頭が暴走する
動けない分、笑えない分
頭が沢山働いて、立ち上がる理由を探す
心は己を抑え

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(詩)布団の中

踏み出した足は、頼りない爪先を先頭に
地面に触れた瞬間、砂の様に崩れ落ちた
人生は、どうせそんなもんだって思った

鈍色に光る窓の外で、未来が僕を見ている
でも僕は外に出ないから、その声を知らない

慣れ親しんだ地獄で
ずっと生きていくんだ
僕は一人だから、すぐ倒れちゃうから
自分の人生について考えようとすると
頭の中が真っ暗になっちゃうんだ
誰も助けてくれない
僕も助けてや

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【詩】罪業

掌を額に当てる刻、俄に緊張が走る
内心でつい謝りながら触れた
僕の汚い手形が君の肌に付かないだろうか
後ろめたいのは自分が嫌いなせい

出口の無い迷路の真ん中で蹲る
君が居ないと分からない

忘れようとした
何度も忘れようとした
何にも感じない振りもした
辛くない、悲しくないって
笑ってる振りも沢山した

僕には君が居ない
僕が望んでも君は存在しない
僕のゴールは君だから
ずっと迷路から出られない

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