(詩)無理すんな、大丈夫


毎朝目が覚める 瞼を開く
その瞬間にも心が捻れる
世界を見ることすら怖い
それを押さえ付けて、外に出るだけでも大仕事

君の痛みは、君だけが知ってる
君が思い切れないのも、きっと理由がある
守るべきなのは君の心
戦わない選択もある
立ち止まる決心もある

ずっと逃げてたわけじゃない
立ち向かう事もあったんだ
そして沢山泣いてきた

想定してたよりも大きな打撃があった
次は大丈夫だと思った
自分は強くなったと思っていた
なのに、前と同じかそれ以上に傷付いた

外から見れば、何もしてない様に見える
ただ嘆いてるだけ
心の中では、いつも血が流れてるのに
ここまで傷付いたのは誰?
動けと、立ち向かえと言うのは簡単
だって自分の事じゃない
そして君は、他人の駒じゃない
ただ生きてるだけでも苦痛
それでも毎分毎秒、君は生きる事を選んでる

少ない一瞬で精一杯考えて
気を付けて言った筈の言葉で
怒らせてしまうこともあった
相手の側に立って考えろと言われた
でも、そう言ってきた人達の中で
君の側に立ってくれた人は居るの?

大丈夫って言われたかっただけ
自分のペースで生きていいって
許されたかっただけ
毎日動く、己の鼓動にすら怯えるような
私の存在を許して欲しかっただけ
ありがとう
ここに居なくても、貴方は私のそばに居る

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?