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毒親から抜け出したいアダルトチルドレンすい⑦〜"家族"ってなんだろう〜

機能不全家族に生まれた
アダルトチルドレンの私

①はこちらから↓

まみ(母)とおと(父)
そして私の幼少期
考えるとしんどくなる

何のために生きてるんだろうとか
早く死にたいとか
捻くれた考えも悲しさも苦しさも
全部まみとおとのせいにして
私は自分から解放されて自由になりたいと
時々思う

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幼少期を振り返った時に
ふと思うこと
私は両親と"家族"ではない
という感覚
拭えないこの違和感は一体何だろう

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私とまみとおと
3人家族
ひとつ屋根の下暮らした

まみもおとも仕事は忙しいけれど
いつも私を大切にしてくれた
甘やかしてくれた
休みの日は遊んで
たくさん話も聞いてくれた

だけどいつも私は疎外感があった
まみとおとは
なんていうか
共同体みたいなもので
私から見るととても異質だった
家族の中で私だけが"浮いている"

まみはおとが好きで
おとがいないと何もできなくて
おとの人生に深入りし過ぎて
おとを心から大事に思っている。
おとの機嫌に振り回されては
それはまるである種の親子のような
それかまだ若い恋人のような
私の"親"という前に
死ぬまでおとの"恋人"なんだろう

おとはまみに比べて
私のことを"親"として愛していたし
育てることに長けていた
多少過保護ではあるが
夏休みになれば宿題の計画表を作って
最終日までの見通しを立ててくれたし
分からないことがあれば辞書を引くこと
芸術は本物を見ること
小さい頃から躾をしてくれた
だから色んな経験をしたし
他の子よりも秀でているんだ、と
自己肯定感を私は持てた

ただ、その2人のもとに生まれ
いつも私は孤独を感じていた
(なんでだろう)

まみもおとも
私が小さい時から
私をからかいの対象にした
それは容姿から始まり
捻くれた私の考えや
友人関係
多岐に渡った

それはまるでいじめっ子が
弱い者をいじめる時のような
醜いからかいで
いつも2人の目や馬鹿にするような口調が
私を不安な気持ちにさせた

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私は生まれつき地黒で
周りと比べて小さく生まれた
そんな私をまみは
「ちびくろさんぼ」と
黒人を題材にした絵本の主人公の名前から
名前をひっぱり私を呼んだ
(ここでは差別表現ではなく一例として)
純粋にちびくろさんぼが好きだったんだと思う

一重で吊り目の私は
小さい頃から中国人に間違われ
アグネス・チャンに似てると言われれば
「ひなげしの花」を親戚の誰かが歌い出す
(今ならすごく光栄
アグネス・チャンさん好き)

同じ時期に生まれた従姉妹は
ぱっちり二重で色白で
お人形さんのように可愛らしく
赤ちゃん特有のもちぷにっとした触り心地で
よく親同士に比べられていたのを覚えてる

家でのあだ名は「ぶー」
決してモンスターズインクでも
愛称でも何でもない
おとが勝手につけて呼んでいた
時に太った私に対して
デブという意味で使われたし
私の体をボンレスハムや丸太みたいだと
まみはからかった

私は夕食の時に
家族と話すことを楽しみにしていた
毎日の学校での出来事や
友人のこと先生のこと部活のこと
何でも話した
何でも話したが故に
友達に対して
まみとおとがからかう嫌な場面にも遭遇した

私の大事な家族が
同じく私の大事な友人を貶している
私はいつも混乱した
友人が好き
友人とこれからも友人でいたい
だけどまみとおとが言ってることが正しいなら
友人の考えや趣味嗜好はおかしいのかな?
もう関わらない方がいいのかな?

まみとおとは私をチラチラ見ながら
2人の世界で
2人にしか分からない空気の中で
2人だけが分かる言葉で
勝手に推測して
勝手に分析して
ニヤニヤとしている

そうなると私は
その友達と仲良くするのが怖くなった
当時の私はまみとおとの意見が全てだった
2人が認めてくれない友達なら
きっと変なんだろう、と
完全に間違っていたと思う。

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私はただ2人の世界の中に入れて欲しかった
血の繋がりを感じたかった
親子として察してほしかった
愛情を感じたかった
甘えたかった
たくさん話を聞いて欲しかった
本音で語り合いたかった
ただ抱きしめて大丈夫と安心させて欲しかった
頭を撫でて欲しかった
褒められたかった
認められたかった
手を握って温もりを感じたかった。
お金や時間では解決しない
愛を受け取りたかった


振り返るとしんどくて
現実と向き合うのが怖くて
休憩しながら少しずつ

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